9月10日(火)久しぶりの雨、宮崎県南部山沿いの地震が気になります。
今日は宮崎県南部山沿いで地震が2回発生し、テレビ画面に表示されました。先月の日向灘地震を契機に霧島連山の火山活動が高まるのではないかと懸念されています。
宮崎県南部山沿いの地震 都城市、小林市、えびの市、北諸県郡、南諸県郡
ヤフーの地震データをもとに、今日まで99回の地震回数をグラフにしました。
有感地震のデータなので思ったよりも少ない感じがします。1回も発生していない年もあります。
震源地が宮崎県南部山沿いのため、先月の日向灘の大きな地震は入っていません。
地震のマグニチュード
マグニチュードは、地震そのものの大きさ(エネルギー)を 表します。
マグニチュードは1大きくなると約32倍大きくなり、2大きくな ると、1000倍になります。 マグニチュード8クラスの地震は、6 クラスの1000個分のエネルギーがあることになります。
8月8日16時43分の日向灘地震はマグニチュード7.1、震源は宮崎の東南東30km付近で深さ30km。
震度6弱が宮崎県日南市、5強は宮崎市、都城市、鹿児島県大崎町、5弱が小林市、鹿児島市で、えびの市は震度4でした。
霧島連山の新燃岳 以下3枚は2014/01/10撮影
2011年1月の新燃岳大噴火から3年が過ぎています。西側山麓にあった美しいツツジのトンネルなどはすべて焼失しました。
韓国岳 北側からの風景
かつてはえびの市営の露天風呂が近くにあり、ツツジがきれいに咲きシカを見かける場所でした。
えびの高原から生駒高原に向かう県道沿いは花が多く咲き、桜やツツジの季節は度々撮影に通いました。
えびの高原 硫黄山
硫黄山では道路沿いに噴気が立ち込めることもあり、観光地の通常風景として気にもせず、まさか噴火するとは思いもしませんでした。
2024年現在も硫黄山の火山活動が継続し、えびの高原から生駒高原に向かう県道は人も車も通行が規制されています。
土・日曜日昼間の暫定開放時に屋根付き自動車は通行できますが、自転車、バイクでの通行は禁止されています。
霧島山の火山活動解説資料(令和6年8月) 気象庁
解説資料を見て、霧島連山は鹿児島と宮崎にまたがっていることに改めて気づかされました。
宮崎県南部山沿いを震源とする地震に気を取られていましたが、鹿児島県側が震源の地震もあり霧島連山に関するデータとしては一部にすぎませんでした。
気象庁ではすでに今月6日に霧島山の火山の状況に関する除法を出して注意を呼び掛けています。長くなりますが以下に引用します。
火山名 霧島山 火山の状況に関する解説情報 第4号
令和6年9月6日16時10分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台
**(見出し)**
<噴火予報(活火山であることに留意)が継続>
霧島山では、本日(6日)、韓国岳北東側の浅いところを震源とする最大震度2の地震が発生しました。
**(本 文)**
1.火山活動の状況
霧島山では、本日(6日)15時02分頃、韓国岳北東側の浅いところを震源とする地震が発生し、宮崎県小林市及び高原町で最大震度2を観測しました。
この地震以降は、韓国岳周辺で震度1以上を観測した地震は発生していません。
主に韓国岳付近、韓国岳北東側及び大浪池付近では、8月8日17時以降地震が増加していましたが、その後は増減を繰り返しながらも徐々に減少しています。
新燃岳、御鉢、えびの高原(硫黄山)周辺、大幡池では、この地震による火山活動の変化は認められません。また、GNSS等の地殻変動観測には特段の変化はみられません。
2.防災上の警戒事項等
活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がありますので、留意してください。 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。(引用終わり)
時間軸の長い火山活動を考えると、10年程度の時間はほんの短いものにすぎないでしょう。
2011年の新燃岳大噴火を超えるような激しい活動や、新たな場所での火山活動、現在の活動が継続することも考えられます。
鹿児島・宮崎両県民にとって大切な自然である霧島連山が穏やかさを取り戻し、失われた花が再び咲き誇ることを願っています。
今日は宮崎県南部山沿いで地震が2回発生し、テレビ画面に表示されました。先月の日向灘地震を契機に霧島連山の火山活動が高まるのではないかと懸念されています。
宮崎県南部山沿いの地震 都城市、小林市、えびの市、北諸県郡、南諸県郡
ヤフーの地震データをもとに、今日まで99回の地震回数をグラフにしました。
有感地震のデータなので思ったよりも少ない感じがします。1回も発生していない年もあります。
震源地が宮崎県南部山沿いのため、先月の日向灘の大きな地震は入っていません。
地震のマグニチュード
マグニチュードは、地震そのものの大きさ(エネルギー)を 表します。
マグニチュードは1大きくなると約32倍大きくなり、2大きくな ると、1000倍になります。 マグニチュード8クラスの地震は、6 クラスの1000個分のエネルギーがあることになります。
8月8日16時43分の日向灘地震はマグニチュード7.1、震源は宮崎の東南東30km付近で深さ30km。
震度6弱が宮崎県日南市、5強は宮崎市、都城市、鹿児島県大崎町、5弱が小林市、鹿児島市で、えびの市は震度4でした。
霧島連山の新燃岳 以下3枚は2014/01/10撮影
2011年1月の新燃岳大噴火から3年が過ぎています。西側山麓にあった美しいツツジのトンネルなどはすべて焼失しました。
韓国岳 北側からの風景
かつてはえびの市営の露天風呂が近くにあり、ツツジがきれいに咲きシカを見かける場所でした。
えびの高原から生駒高原に向かう県道沿いは花が多く咲き、桜やツツジの季節は度々撮影に通いました。
えびの高原 硫黄山
硫黄山では道路沿いに噴気が立ち込めることもあり、観光地の通常風景として気にもせず、まさか噴火するとは思いもしませんでした。
2024年現在も硫黄山の火山活動が継続し、えびの高原から生駒高原に向かう県道は人も車も通行が規制されています。
土・日曜日昼間の暫定開放時に屋根付き自動車は通行できますが、自転車、バイクでの通行は禁止されています。
霧島山の火山活動解説資料(令和6年8月) 気象庁
解説資料を見て、霧島連山は鹿児島と宮崎にまたがっていることに改めて気づかされました。
宮崎県南部山沿いを震源とする地震に気を取られていましたが、鹿児島県側が震源の地震もあり霧島連山に関するデータとしては一部にすぎませんでした。
気象庁ではすでに今月6日に霧島山の火山の状況に関する除法を出して注意を呼び掛けています。長くなりますが以下に引用します。
火山名 霧島山 火山の状況に関する解説情報 第4号
令和6年9月6日16時10分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台
**(見出し)**
<噴火予報(活火山であることに留意)が継続>
霧島山では、本日(6日)、韓国岳北東側の浅いところを震源とする最大震度2の地震が発生しました。
**(本 文)**
1.火山活動の状況
霧島山では、本日(6日)15時02分頃、韓国岳北東側の浅いところを震源とする地震が発生し、宮崎県小林市及び高原町で最大震度2を観測しました。
この地震以降は、韓国岳周辺で震度1以上を観測した地震は発生していません。
主に韓国岳付近、韓国岳北東側及び大浪池付近では、8月8日17時以降地震が増加していましたが、その後は増減を繰り返しながらも徐々に減少しています。
新燃岳、御鉢、えびの高原(硫黄山)周辺、大幡池では、この地震による火山活動の変化は認められません。また、GNSS等の地殻変動観測には特段の変化はみられません。
2.防災上の警戒事項等
活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がありますので、留意してください。 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。(引用終わり)
時間軸の長い火山活動を考えると、10年程度の時間はほんの短いものにすぎないでしょう。
2011年の新燃岳大噴火を超えるような激しい活動や、新たな場所での火山活動、現在の活動が継続することも考えられます。
鹿児島・宮崎両県民にとって大切な自然である霧島連山が穏やかさを取り戻し、失われた花が再び咲き誇ることを願っています。