花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

穏やかな朝 桜島から薄煙 2020/10/31(鹿児島)

2020-10-31 18:31:04 | 桜島
10月31日(土)雲のない朝、鹿児島市郊外から桜島を写しました。

6時17分 かごしま健康の森公園で撮影 以下の画像は10月31日に撮影


殆ど雲のない空模様で単調な夜明けでした。まだ街灯の灯りが見える時間帯です。噴煙は出ていますが、日常生活にあまり影響のないごく少量です。

天気図は穏やかな秋 台風も見える 気象庁ホームページから


桜島上空の風向き予想 鹿児島地方気象台ページから


桜島は昨日朝、10月3日以来27日ぶりに噴火しました。桜島では火山活動が常態化しているため、噴煙高度が1000m以上の場合に噴火としてカウントされます。

爆発音(空気振動)や噴石飛散を伴う場合は、噴煙高度が1000m未満でも爆発としてカウントされます。

この夏は噴火が殆んどなく、火山灰に悩まされることはありませんでした。昭和火口の活動が盛んなころは毎日の風向きが気がかりでした。

桜島上空の風向き予想は珍しいものですが、鹿児島県民にとっては大事な情報。洗濯物や車、農作物への火山灰こびりつきは厄介です。大量の降灰では道路通行、交通機関にも影響が出ることがあります。

6時35分 左上にわずかな筋雲 見た目よりも色濃く画像補正


6時43分 あっさり出てきた朝日


鹿児島の日の出は6時33分、方位は106.1度(およそ東南東)でした。単調な夜明けのため撮影を切り上げて、都市農業センターに向かいました。

まだ夏の雰囲気が残るコスモス園


空気が乾燥して水滴は少なめ


見頃が続くコスモス園


野菜園に気になる足跡


野生動物の足跡のようです。猫よりも大きく、イノシシよりは小さい感じ。市民農園に被害が及ばないように夜間は周囲が柵で囲われています。

9時過ぎには訪れる人が増える


コスモスの花殻も少し目につきますが、全体としてはきれいです。所々にヒマワリも咲いていて、もうしばらくは美しい花景色が楽しめそうです。
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カメラ散歩 山形屋の周辺 2020/10/30(鹿児島)

2020-10-30 16:44:27 | 日記
10月30日(金)散髪に出かけ、時間待ちの間に周辺を歩きました。

焼酎の広告看板が新しくなっていた 以下の画像は10月30日に撮影


鹿児島焼酎の有名銘柄の一つ、さつま白波です。鹿児島語(鹿児島の方言)で呼びかけています。

だいやめで きばいもんそ。 晩酌をして(一日の疲れを休めて、明日も)頑張りましょう・・・という意味です。

焼酎の燗を付ける容器である黒千代香(くろじょか)を桜島になぞらえ、右側からは煙が出ています。豪快な薩摩らしい表現です。

いづろ(石灯籠)交差点 まだ夏色が残るような街角の花壇


おはら祭の提灯 アマビエ様 今年は規模を縮小して11月3日に開催される


山形屋前交差点のアーケード工事が進む 左は山形屋 右は鹿児島銀行


山形屋側から見たアーケード(左上)


鉄骨の梁が道路をまたいで設置されていました。天井ボード、鳥除けネット、照明器具工事などを進めて来年1月中旬に完成予定です。

美しい外観の南日本銀行 昭和12年築 国の登録文化財


鹿児島市役所本館 昭和12年築 こちらも国の登録文化財


鹿児島県歴史・美術センター黎明館の御楼門と石垣


ドコモショップ朝日通店 ハロウィン


老舗和菓子店 明石屋本店


一時間ほどの間に黎明館まで往復し、日本風景写真協会の鹿児島支部写真展を鑑賞することができました。

四季折々の美しい風景写真を見ると、自分自身に撮影への熱意がまだ足りないことを感じました。何度も足を運んだであろう力作も拝見できて感謝、感謝です。
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浜は穏やか 汗ばむ秋日和 2020/10/28(鹿児島)

2020-10-29 11:52:12 | 野菜作り
10月28日(水)吹上浜は風が弱く穏やか、畑作業で少し汗を流しました。

吹上浜日置海岸 9時27分 釣り人数名 以下の画像は10月28日に撮影


PM日和で見通しが少し悪く、薩摩半島南西部の山が霞んでいます。先月の台風の影響でしょうか、大川川口の波除護岸が一部崩れています。

帆の港にはキス網の小船が見えます。ジギングの人もいましたが、小魚が湧いていたのはかなり遠い位置でした。

砂洲の水溜まりに写り込む空 13時45分


空にはうろこ雲が広がり、わずかに太陽が顔を出しました。面白い光景ですが、変化が早くうまく写せませんでした。

吹上浜沿岸部に自生するコクテンギ 緑葉と色付いた葉


9月の台風後に出た新しい葉と、例年通り色付いた葉が共存していました。

大根は順調に生育 土の湿りも十分


アナグマに荒らされた唐芋(さつまいも)


糖度が上がり食べ頃になったのか、あちこち掘って食い荒らしていました。鹿児島県内では一昨年から唐芋が腐れる病害が発生拡大し、農家に大きな被害が出ています。

イノシシの食害ならば大変ですが、猫より少し大きい程度のアナグマに食われても殆ど影響はありません。

えんどう豆栽培予定地を耕す


苦土石灰を散布して耕しました。来月上旬に種蒔き予定です。山芋の蔓はまだまだ元気、収穫は12月頃の予定。

彼岸花の球根を植える


庭先花壇の植替えで余った小さな球根を野菜園横に植え込みました。この辺りは草藪になっていて、周辺の草取りなどで汗が流れ出しました。

水仙の球根は数が多く、西側の小菊横に軽く畝を作って植え込みました。

ツルウメモドキ 実がはじけ始めた


数が少なくなったショウガの花


金木犀の花が一杯


日置に近いアメダス観測点、東市来の最高気温は24.4度。風が弱くまだ夏が居残る感じでした。

暖冬続きですが、長期予報によるとこの冬は平年並み。鹿児島市の初霜平年値は12月10日です。
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庭先花壇 木の柵を取り換え 2020/10/27(鹿児島)

2020-10-27 19:03:04 | 日記
10月26日から2日がかりで花壇の木柵を取り換えました。

10月26日午後 腐った木の柵 花壇を囲っている


長年使い続けて木が腐ったので取り替えることにしました。同様の柵を探しましたが見つからず。

体裁は良くないが波板状の畦板に取り換え


地表上に土を入れてある花壇のため、一般的なフェンスのような柵が使えません。土を留めるために、幅40センチ、長さ1m、厚さ5ミリ程度のプラスティック製の畦板に取り換えることにしました。

この花壇の土は養分が少なく保水力も弱い、鹿児島特有の火山由来のシラス土です。ここ数年彼岸花が殆ど咲かなくなり、マーガレットコスモスも半分以上枯れました。

ユリは年々数が減り残りわずかに一本。水仙も勢いが弱く花が少ないので肥料を入れることにしました。

これまでよりも少し高めにしたい


花壇の土の量を増やすために地上部の高さを4センチ程度高い22cmとし、18cmを地中に埋め込みました。

花壇の土を掘ってビックリ


最初に花壇に残る弱ったマーガレットコスモス2本と、彼岸花、水仙、ユリの球根を取り除きました。

スコップで少し掘り込むと太さ2センチほどの木の根が出てきました。しかもきれいなひげ根が一杯生え、すべての養分を吸い取るような勢いで横に2m以上も伸びていました。

最近花付が悪かったのはこの根が養分を吸い取っていたせいでしょう。境界の低いブロック列の下をかいくぐり、山茶花の根が伸びていたのです。

50センチ程度掘っただけで土が一杯


掘り進めるにつれて土は固く軽石交じりで、汗が流れ出し作業は手間取りました。日が暮れたので掘り出した土を元に戻し、通路を確保して今日の作業を切り上げました。

10月27日午後 肥料を混ぜて球根や花苗を植付ける


元の位置にそれぞれ植付けましたが、球根が増えすぎていたので小さいものは日置の野菜園へ移植することにしました。春に挿木で殖やしたマーガレットコスモスの苗6本も植付けました。

猫除けを被せる


ふかふかの土は猫の遊び場になりやすいので、猫除けを被せました。肥料もだいぶ入れ込みましたので、これまで以上にしっかり花咲くことでしょう。

夏が居残ったような南方系朝顔 オーシャンブルー


ツツジの枝先にまで蔓を伸ばして今も毎朝花を咲かせています。出回り始めはあちこちの庭先で見かけましたが、茂り過ぎて管理しにくいため最近は少なくなりました。

一部では野生化して生い茂っています。蔓が地面を這いまわり、何箇所もの節から根を伸ばし急速に繁殖するので手に負えません。冬場には地上部が枯れますが、春には蔓のあちこちから茎を伸ばし竹や木の枝を上って行きます。

金木犀 今年も良い香り


例年わが家では2回咲きます。2週間ほど前に少し咲き、今年は少ないなと思っていたら2回目の今度は花が多く咲いています。

赤い花はパイナップルセージ


庭先には今年もトレニアが紫の花を咲かせています。一度植えた時のこぼれ種から毎年花を咲かせています。

パイナップルセージは名前のとおり、葉をこするとパイナップルのような甘い香りが漂います。これも長年植えっぱなしですが、寒さには比較的強く地上部が枯れることはありません。

わずかな場所に咲く季節の花たちですが、朝夕眺めています。時にはカメラに美しい表情を収め、楽しめることは幸いです。
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カメラ散歩 八重山の夕暮れ 2020/10/25(鹿児島)

2020-10-27 17:16:21 | 自然観察
10月25日(日)秋晴れの午後、夕焼け期待で入来の八重山に出かけました。

16時56分 八重山から望む霧島連山 以下の画像は10月25日に撮影


八重山の南側は鹿児島市郡山町、北側は薩摩川内市入来町に属しています。鹿児島から国道328号をさつま町方向に進み、入来峠から160mほど北に進んだ地点を左折して入来城山ゴルフ倶楽部方向に向かいました。

ゴルフ場近くの撮影地点から高千穂峰までおよそ47km、韓国岳までは45km。この辺りは標高500m程度で北から西にかけて見晴らしの良い場所です。

17時6分 夕暮れが近づき半月が見えてきた 月齢8.3


この辺りでは野生の鹿をよく見かけます。この日も、いきなり林から飛び出し道路を横切って山の斜面を駆け上がって行きました。

17時7分 ゴルフ場北側にあるVERA入来観測局


鹿児島大学の入来牧場内にVERA入来観測局が設置されています。VERAについてネット検索すると、銀河系の3次元立体地図を作るプロジェクトです。

VLBIという電波干渉計の手法を用いて、銀河系内の電波天体の距離と運動をこれまでにない高い精度で計測し、銀河系の真の姿を明らかにします。

「VLBI Exploration of Radio Astrometry」を略したもので、「VERA」はラテン語で「真実」を意味するとありました。

道路北側にある放牧開始記念碑横に立つ石仏 間もなく夕日は山陰に入る


17時19分 北側には紫尾山が見える 直線距離でおよそ27km


17時20分 日没まで15分 夕焼けが近づく


17時29分 鹿児島大学入来牧場 馬が放牧されていた


ここからは夕日が林に隠れて見えにくく、再びゴルフ場側に戻ると夕焼けが広がっていました。

17時30分 夕暮れの西空 遠くに見えるのは川内川河口


河口付近を拡大 港と河口大橋631.2m 直線距離でおよそ24km


17時46分 色濃い夕焼けが出た


10月25日の日没は17:35 分、方位は256.1度(西南西)でした。夕暮れには雲が消えてしまうことも多いのですが、幸いにも広い範囲で夕焼けが出ました。

毎年同じような風景画像ですが、高原の風に吹かれると気持ちが安らぎます。満足感を胸におよそ40分の帰途に就きました。
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風が冷たい朝 桜島・コスモス 2020/10/24(鹿児島)

2020-10-24 17:20:27 | 
10月24日(土)今朝は少し早めに出かけ、最初に桜島を写しました。

かごしま健康の森公園で撮影 桜島 以下の画像は10月24日に撮影


10月24日、アメダス観測で鹿児島の最低気温は12.4度。県北部の伊佐市大口では5.6度まで下がりました。

雲が全天に広がる6時32分、桜島の北側山麓から朝日が顔をのぞかせました。この公園から桜島山頂までは直線距離で16kmほどです。

6時52分 雲の隙間から光芒が見られた


7時丁度 最近はおとなしい桜島


今年6月には南岳火口から3kmほども噴石が飛び緊張しましたが、その後大きな活動がなく火山灰が殆ど降らない夏でした。

鹿児島市都市農業センター 四季の花園 切り株腰掛


健康の森公園から車で5分程度走ると都市農業センターです。土曜市の準備でテント設営作業が始まっていました。

四季の花園の中ほどにあるシンボルツリーの一つが枯れてしまい、大きな切株が残されています。小さな子供たちには遊び場として大人気。新しい枝も出ていますが成長がまだゆっくりなようです。

左側にヒマワリ 花がなくなっていた


コスモス園の東側で目立っていましたが、今朝は花がありませんでした。多くの人が近づき撮影するうちに折れてしまったのでしょうか。

土曜マルシェ 農産品など販売 開店準備中


昨日よりも風が少し強め





雲が多く風もあり、コスモス鑑賞には今ひとつでしたが、明るい日差しが差し込むとコスモスが輝きました。今日は土曜日で物産販売もあったので9時前から多くの人が訪れていました。

コスモスは風に揺れ、花も咲き始めから終わりまでさまざま。どこを写すか、どのように写すか面白くもあり、どれも類似して単調ですが・・・・・早起きして爽やかな朝風に当たり、美しい花を楽しむことができて幸せです。
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霜降 風にそよぐコスモス 2020/10/23(鹿児島)

2020-10-23 18:50:19 | 
10月23日(金)きょうは二十四節気の第十八、「霜降」(そうこう)です。

10月23日 NHKニュース アメリカ大統領選 2回目の討論会


「霜降」は、露が冷気によって霜となって降り始めるころとされています。アメリカでは大統領選が大詰め、日本のマスコミもどちらが勝つかはともかくも、選挙戦の熱狂を面白可笑しく伝えています。

同じく NHK朝の連続ドラマ エールの一場面 長崎の鐘復活


昨日は曇り一時雨。今朝も5時半頃は小雨が降り少し風が強めでした。コスモス撮影には条件が良くないと判断。テレビに引き付けられ、出かけたのは8時前。

鹿児島市都市農業センター四季の花園 案内板 以下の画像は10月23日に撮影


日差しが出て風が強め あちこちに伸びているヒマワリ


光が強すぎて減光フィルターがないと低速シャッターは使いにくい状態でした。寒気が雨雲を吹き払ったのか、思ったよりも天気の回復が早かったようです。

強い風に吹かれて水滴が落ち、日差しでコスモスがきらめくことはありませんでした。案外とまだ暗い日の出前から撮影したら、面白いものが写せたかも?

茎は倒れていないが花びらは少し散っていた


8時41分 センター本館横から撮影


9時25分 すでに日差しが高くて単調な光


風雨の影響が少なかったコスモス


10時39分 仲良く手をつないでコスモス園巡りの園児たち


9時頃から観覧の人が増え始め、幼稚園児や福祉施設の団体も次々とマイクロバスで到着。花は雨と風で少し傷みも目立ち、風もあるのでマクロレンズで写すには悪条件でした。

コスモスが風にそよぐ様子は動画向き


望遠レンズのズーミングで撮影したものです。時々強めの風が吹きコスモスが揺れてきれいでしたが、静止画ではなかなか様子が伝わりません。

全体的に見ると今が見頃、これから開花するところもありますので11月初旬までは楽しめそうです。

人物が写り込むことなく、コスモスをじっくり写したい人には日の出前からの早朝撮影をおススメします。
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大根間引き 帰りにコスモス 2020/10/21(鹿児島)

2020-10-22 15:56:04 | 野菜作り
10月21日(水)明日は雨予報、野菜園管理に日置へ出かけました。

10月21日 NHK朝の気象情報


気圧の谷が接近し明日は雨予報。雨が降る前に大根の間引きを終えると追肥効果もあり生育が進むと期待しました。

北東風が強めの吹上浜 釣人は数人 以下の画像は10月21日に撮影


沖に向かう風向きのため、投げた仕掛けが普段よりも良く飛びます。この時期は日差しも和らぎ真夏の過酷さはありません。場所を変えながら釣り歩いても汗が出ません。

ここ最近はキスが良く釣れています。稲刈農繁期でもあり平日なら釣り人はわずか。自由気ままに楽しめて適度なおかずが釣れれば、さらに良し。

台風後も咲き続ける百日草


台風で倒れた状態から新たな茎が伸び出し、花が咲き続けています。放置状態で見栄えは悪いですが、元の勢いを取り戻しています。

大根の間引き 9月27日に種蒔き(昨年は10月10日に種蒔き)


1か所に1本だけ残して他を間引き、今回は追肥、土寄せも行いました。本葉は6枚程度ですが、大根はまだつまようじサイズ。

追肥効果でさらに葉が茂り、例年並みに年末には収穫を始められそうです。昨年は台風で種蒔きが例年よりも2週間程度遅れ、年末に間に合いませんでした。

花オクラ 残り種から発芽したらしい


大根の北側に薄黄色の花が咲いていました。かなり前に一度だけ植えた花オクラです。実ではなく花そのものを食べるものです。こぼれ種が生き残っていたのでしょう。

唐芋(サツマイモ)を一部収穫


えんどう豆栽培予定地 手前はコガネタヌキマメ


唐芋は収穫後2週間以上室内保管すると糖度が上がり、焼芋の甘さが増します。いっぺんに収穫すると保管場所も困るので少しずつの収穫です。

鹿児島市都市農業センター 帰りに立ち寄る コスモスが見頃


全体には8分咲き程度でしょうか。一部はまだ生育が遅れていて来月初めころまでは楽しめそうです。明日の雨予報もあってか、平日ですが多くの人が訪れていました。

園内を駆ける子供


日が傾くと雲が増え日差しが弱くなった


小さな子供連れ、シニア世代、園内をゆっくり回る車窓からコスモスを眺める人たちもいました。

昭和時代にコスモスと言えば宮崎の生駒高原でした。当時の10月21日は、国際反戦デー。学生運動で社会が混乱したのも遠い思い出。鹿児島市郊外の身近な場所で季節の花が楽しめるのはありがたいことです。
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カメラ散歩 鹿児島市の寺山公園 2020/10/19(鹿児島)

2020-10-20 18:45:24 | 桜島
10月19日(月)関吉の疎水溝の次は吉野の寺山公園に向かいました。

寺山公園への途中 上之原から見た桜島 以下の画像は10月19日に撮影


吉野で最近広がった初めての道を進んだところ、やがて離合困難な狭い生活道路に入り込みました。少し広い道も曲がりくねって車は多め。うろうろ迷って、結局は北側から吉野公園前に出てしまいました。急がば回れでした。

道を引き返してたどり着いた上之原公民館横です。コスモスを写している人の話では毎年こぼれ種から発芽して、8月には咲いていたそうです。

近所の人が種蒔きして花壇にしているのかと想像していました。殆どの花が終わっていました。

再び小雨が降り出した


少し南側のバス停近くに桜島が見える場所があります。近所の方がこまめに掃除されているようで、林の入口に落葉や枯枝が積み重なっていました。

小雨は止まず、他の所に移動するよりも近くの寺山公園に行くことにしました。

早くもツワブキに蕾が


ジオパーク案内板 姶良カルデラ


寺山公園は姶良カルデラの北西縁にあり、標高424m。姶良市、霧島市への展望が開けています。南側には鹿児島市街地の一部と、遠くには開聞岳も見えます。

雨は止んだ 姶良市の山手には低い雲がかかる


遠くに見える開聞岳(標高924m) 手前左から伸びるのは桜島の大正溶岩原


中ほどの溶岩原のすぐ上側、小さく見えているのは「よりみちクルーズ」の桜島フェリーです。

桜島フェリーのページから一部を引用して紹介します。
ふだんの定期航路とは異なるコースで、海に浮かぶ神瀬(かんぜ)灯標・沖小島(おこがしま)や大正溶岩原のほか、条件が整えば、鹿児島県本土の3大火山である桜島、霧島、開聞岳を眺望でき、また錦江湾に生息するイルカ(ミナミバンドウイルカ、ハセイルカ)に出会える可能性もあります。(引用終わり)

鹿児島湾岸を走る国道10号、JR日豊本線


急斜面の林の下に国道10号とJR日豊本線が通じています。時折駆け抜ける列車音が心地良く耳に届きます。

地元出身の方と話すうちに、昭和時代にはこの辺りから竜ヶ水の海岸まで往来していたこと、太い木などを並べた手作り階段道で、登りはものすごく大変だっと聞きました。

展望台までの道を掃除する人


送風機を使って通路の落葉が吹き飛ばされ、片付けられていました。人里離れた場所での掃除ご苦労様です。

2時間ほど粘ったが天候はスッキリ回復せず


帰りに見晴らしの良い場所があった


蒲生、吉田方面への狭い道をたどりました。風力発電機側に向かう山道があり、林が開けると右後ろに桜島が姿を現しました。

この時期は寺山側から桜島を見ると太陽の向きが反逆光気味になります。桜島がきれいに写せるのは15時半から16時頃と教えてもらいました。寺山公園は吉野公園から北側へ奥まった場所ですが、また機会を見て訪れてみましょう。
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カメラ散歩 関吉の疎水溝 2020/10/19(鹿児島)

2020-10-20 16:59:53 | 史跡巡り
10月19日(月)小雨が降る中、関吉(せきよし)の疎水溝に立ち寄りました。

史跡への道 鹿児島市下田町(しもたちょう) 以下の画像は10月19日に撮影


案内所 多客期の休日等には観光ガイドも


2015年に世界遺産に登録され、一躍脚光を浴びるようになりました。自宅から近いため、そのうちにと思いながら訪れることはありませんでした。

せきよしの物産館ホームページには、春~秋は、土日祝に観光ボランティアガイドが常駐(10時~16時/3~11月)と書かれています。

史跡の案内板


鹿児島県観光サイトから引用して紹介します。
集成館事業の動力! 水の取水施設
関吉の疎水溝は、江戸初期に農業用水のために建設。そして1722年、島津吉貴が仙巖園へ水を供給するために磯地区まで延長します。集成館では高炉や鑽開台の動力源として水車を使用していましたが、磯地区には大きな川がないため、島津斉彬は関吉の疎水溝の改修や整備を実施。

取水口では川幅の狭い場所を利用し、江戸の土木技術により水位をかさ上げして水路に水を引き込みました。現地には今も当時の職人が岩盤を加工した痕跡などが残っています。現在の取水口は、幕末の取水口が大正時代の大洪水で流されたため上流部に移設したものです。(引用終わり)

対岸の小滝


江戸末期の取水口付近(右側)


関吉(せきよし)は地名でした。関白秀吉の関連だろうか、ずいぶんと古いものだと思っていて、自分でも可笑しいことでした。

この辺りが堰の跡らしい


加工された石積み


現在のような工事技術、資材のなかった江戸時代末期にこのような水路が設置管理されていたことは驚きです。一般的な観光地とは少し異なり、のどかな田園風景の中に残る産業史跡です。

上流側 現在の取水口は画面右奥らしい


下流側の風景


小雨が降る月曜日の9時過ぎ、他に訪れる人もなく取水口などの説明は案内板を見て推定したものです。

史跡側から見る田園風景 鹿児島市下田町


農業振興地域に指定されているため、昔ながらの田園風景が残っています。稲刈作業の人もいましたが、収穫を終えたところ、掛け干しのところが大半でした。

農作業中の方に話を伺うと昔は子供たちの水遊び場で、岩の上から滝つぼに飛び込んで遊んだとのこと。水路は左岸だけでなく右岸側にもあり、山太郎カニを獲ったものだと聞きました。

県道横の「せきよし物産館」、「ニッセイギャラリー稲音館(とうおんかん)」に駐車場があり、地元農産品、手作り雑貨などが販売され、食事もできます。

疎水溝史跡までは歩いて5分程度。左岸水路は現在も農業用水路として利用され、桜並木が美しい春もおススメです。
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花浄土/鹿児島

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