花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

天候回復 雪化粧の霧島遠景 2025/01/30(鹿児島) 

2025-01-31 18:05:38 | 自然観察
1月30日(木)前日までの時雨模様が回復、朝から青空が広がりました。

14時9分 鴨池港からの桜島 以下の画像は1月30日に撮影


28~29日は時雨模様となり、桜島は雪化粧しました。今日は朝から陽射しが力強く、雪が残っていたのは北側の一部だけでした。

桜島全体が雪化粧した姿を写そうとすれば、まだ天候が回復しない段階からチャンスを待ち続けないと、雲が去り日差しが出るとたちまち溶けてしまいます。

海岸道路の工事が進む 


南側のマリンポートから海岸沿いに高架橋方式での臨港道路新設工事が進んでいます。ここには坂道ができて鴨池港前の路線につながるようです。

橋の土台部分になるらしい


橋脚の土台部分になるのでしょうか、南側部分の大半はまだ通常護岸のままで、この先も長期間工事が続きそうです。

鹿児島新港から見る霧島連山


奄美沖縄航路の港からは霧島連山が良く見えました。左側フェリーの上に見えるのが韓国岳(1700m)、中ほどは新燃岳(1421m)と中岳(1350m)、そして右側は高千穂峰(1574m)です。

高千穂峰と手前は桜島フェリー 


桜島フェリーは災害時の緊急避難に対応するため24時間体制で運航していますが、近年は利用率が低下して累積赤字が大きくなっています。

今年10月から、夜中の0時から3時までの時間帯(8便)は運航休止予定とのこと。昭和火口の噴火が多かった2010年頃からは、車両回数券を購入して夜間撮影に通いました。

16時4分 城山に立ち寄る 城山ドン広場奥


展望台に通じる道を右へ曲がらず、まっすぐに進み階段を上がるとドン広場があります。明治30年代以来、正午を知らせるため時報代わりに大きな空砲が撃たれました。

その音が「ドン」です。楠が並び立ち遊具も置かれた広場で、その奥に明治十年戦役薩軍本営跡の石碑があります。

山下小学校 登山競走大会の応援幕


城山は市街地から直線距離で700~800m、城山展望台は標高107m、高からず低からず、程よい高さで手頃な運動になります。

毎日の運動に登る人が多く、山下小学校では伝統行事となっているようです。

16時17分 城山展望台 この時間帯は団体客の混雑はなかった


簡単なスタンドにスマホを固定して、誰かと会話を続ける人がいました。スマホを利用したライブ配信のようにも見えました。

家族連れのような観光客が目に付き、中国語らしきものも聞こえました。かつては中国からの団体客で一杯なこともありました。

珍しいスタイルでの撮影


桜島にカメラを向けていたのは、関西から車中泊を続けて九州各地を巡っている方でした。

13ミリの広角レンズを使い、桜島と鹿児島市街地のタイムラプス動画を撮影中でした。特徴的なのは、右側に置かれた手作りのオブジェでした。

ロウソクが脇に灯されていて、木の枝の先には数羽の鳥形、枝に付けてある細い糸が風になびいていました。

ロウソクの炎、鳥の動き、糸の揺らぎと、その土地の風景を組み合わせて写すスタイルだとのこと。

鹿児島では伊佐市曽木の滝を写し、明日は知覧特攻基地、その後は長崎方面へ向かうと聞いたので、出水平野の1万羽を越えるツル撮影をおススメしました。

16時53分 見晴らしが良くて開聞岳も少し見えた


カメラ談義など長引きあまり風景撮影ができませんでしたが、南側には指宿市の開聞岳(924m)山頂部がかすかに見えていました。

県庁の建物は高さ約93m、1996年(平成8年)に完成し鹿児島で一番の高さでした。当時は飛びぬけて高く見えるものでしたが、その後は周辺にも大きなマンションなどが建ち始めて、あまり目立たなくなりました。

2021年には高さ約100mのLi-Ka1920(ライカ1920/鹿児島中央タワー)が完成しています。鹿児島の百貨店、山形屋の東側に鹿児島銀行の大きな建物ができて、大食堂からの桜島景観が失われたのは2020年でした。

いつも同じように思える市街地の風景も少しずつ変化を続けています。今日の一枚も大切な記録になるのかもしれません。
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トゲに苦戦 ナニワノイバラ剪定 2025/01/26(鹿児島) 

2025-01-27 14:21:45 | 野菜作り
1月26日(日)天気が良いうちにと、7時過ぎに日置へ向かいました。

7時36分 桜島から昇る朝日 ダイヤモンド桜島


かごしま健康の森公園に立ち寄り、ぎりぎりのタイミングで日の出を写すことができました。

朝日は桜島の中岳付近に上がり、8時前には噴火があり噴煙は火口上1100mに達しましたが、朝日を隠すことはありませんでした。

日置のお寺参り


祖父の命日が近づきお寺参りをしました。曲がりくねったものは植物の蔓でしょうか、面白い形の生け花が飾られていました。

保育園時代からお世話になっているお寺に参ると、我が家に戻ったように心が安らぎありがたいものです。

9時20分 波静かな吹上浜日置海岸


日曜日で釣人が少し多めのようでしたが、今季は釣果が悪く釣り人の動きは殆どありませんでした。

シーズン初めに少しブリが上がった程度で、その後はサゴシも殆ど釣れず、今日はSさんの姿はありませんでした。

生い茂ったバラ


昨年は猛暑のため野菜園管理が追い付かず、バラが伸び放題で野菜園横の通路に枝が突き出すほどでした。

品種はナニワノイバラ(難波野茨)、名前のとおり原種に近いもので白い一重の花がきれいですが、成長が早くて手に負えません。

ナニワノイバラ 自宅の庭先 2021年4月


自宅のものを挿し木して、野菜園に植付けて数年間はほとんど伸びず、開花まで数年かかった気がします。高さが2m程度に伸びると急激に成長が進み、今では野菜棚や他の木にも覆いかぶさるほど生い茂っています。

ついには南側の通路にまで枝先が伸びてしまい、通行する人がケガをしそうでいつも伸びた枝を切ってきました。

見た目以上に枝が絡んで手ごわい


枝の太いものは直径が3センチほどもあり、細い枝から太い枝までトゲが一杯付いています。表面だけでなく内部も枝が絡み合い、切った枝を引き抜くこともできません。

下手に触るとたちまちトゲが指先に刺さります。鎌だけでなく鉈も準備しましたが、一番使ったのは小さな剪定鋏でした。

絡んだ枝をほぐしながら少しずつ切って、絡まりをほぐすように枝を切り詰めますが、厄介なのは単純な直線枝だけでなく枝分かれをしていること。

分かれて伸びた枝が他の木の枝とも絡んでいて、ちょっとやそっとの力では引き抜けず、作業は難航しました。一番安全対策に役立ったのは、つばの広い大きな麦わら帽子でした。

手袋は付けていましたがトゲが何度も刺さりました。帰宅後指先3か所に折れたトゲ先端部が残っているのに気付き、安全ピンの先で慎重に取り除きました。

見た目はあまり変わらないが少しは安心


切った枝を捨てる作業も手間取りました。トゲがあるため枝が絡み合い、枝分かれした部分が突き出して一輪車に積める量はわずか。

ゴミ捨て場まで10回ほども往復して、ようやく剪定枝が片付きました。作業開始から5時間ほども過ぎていました。

通路から1m程度までの枝を取り除くことができて一安心です。今後は伸びてくる枝を小まめに切り安全を確保したいものです。

枝先から新芽が伸びたか?


足元を見ると地面から50センチほどの新芽が伸びていました。おそらく長く伸びた枝が地面に着いて、上から押されるうちに地面に刺さりそこから根が出たようです。

タネからの発芽であれば近くに何本もあるはずですが、気付いたのはこの2本だけでした。手の届かない奥の方では同様に何本もの新芽が伸びて茎が成長しているのかもしれません。

鉢植えで管理すれば持て余すこともないので、小さな鉢に植えこんで野菜園の隅に置きました。

えんどう豆の栽培棚を点検


これまで穴の開いたネットに気付かず、野鳥に新芽を食われて成長が止まっていました。

一部で支柱が長すぎて被せたネットを持ち上げていたので、切り詰めて栽培棚の天井高を調整しました。

どんどん太る大根


寒い日が続き、雨は殆ど降らない中で野鳥が葉を一部啄んでいますが、大根は太くなり片手で持ちにくいほど重くなっていました。

ツバキの花が目立ち始めた


自生のヤブツバキが花を咲かせ始めました。今日はヒヨドリが多かったようで、メジロの鳴き声は聞かれませんでした。

汗ばむほどの暖かい陽射しは夕方には雲に隠れ、予報通り天気は下り坂になってきました。

2月までは寒い日もありますが、季節は順調に春へ進んでいます。梅が開花し、河津桜も咲き始めると花巡りが楽しみです。
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桜島 大正噴火から111年 2025/01/25(鹿児島)

2025-01-25 18:53:39 | 桜島
早いもので来週は2月、今年の桜島は噴火回数が多いように感じます。

1月25日6時44分 小さくなった月 かごしま健康の森公園


今朝も近場のかごしま健康の森公園へ出かけました。月はずいぶん小さくなり近くに見えた明るい星は金星のようです。

空全体では雲は少なめですが、桜島周辺だけは雲が多く朝日撮影はやや期待ハズレでした。

1月25日7時48分 朝日を隠すような桜島の薄煙


大阪万博キャラで気味の悪いミャクミャクを思わせる噴煙は勢いがなく、朝日を完全に隠すことはありませんでした。

1月24日 8時ちょうど ようやく日射しが一部見えた


風景写真は期待通りに行かないのが半ば当たり前、早起きして朝の公園でウォーキングができるので良しとしましょう。

昨年の桜島の噴火回数 気象庁データを基に表やグラフを作成


活動が穏やかで2024年の噴火回数は99回でした。大正噴火から111年となりましたが、ここ数年の活動は比較的穏やかな状態が続いています。

2021年以降の噴火回数


全般に活動は穏やかで、2023年は一時的に昭和火口からの噴火がありました。

昭和火口の位置関係


昭和火口は南岳火口の東側斜面にあります。南岳火口よりも小さなものですが、東側からは目に付きやすく小さな噴火でも大きく感じられます。

1982年以降の噴火回数と昭和火口の活動比率


噴火回数の多かった年は殆どが昭和火口からの噴火でした。夜には大きな花火が上がるような景色が撮影できるため、天候を見ながら何度も夜間撮影に通いました。

昭和火口と南岳火口 2015/01/23 18時10分


桜島東部の黒神地区から撮影したものです。昭和火口は斜面に開いていますが、南岳火口に比べるとはるかに小さいものでした。南岳火口をすり鉢とすれば、湯飲み茶碗ほどに感じました。

昭和火口からの噴火 2015/01/23 20時38分


車の中から火口の様子を見て、火口が明るくなると同時にシャッターを押します。露出時間は30秒なので派手目に写っていますが、噴火規模としてはごく小さなものです。

シャッターが遅れると空から火の粉が降るだけのさえない画像になってしまいますので、車内暖房を高くせずひたすら火口の変化を注視するものでした、

桜島の観測体制


最近では木曽の御岳山の活動が活発化し、富士山の噴火に備える重要性も話題になっています。

桜島と周辺には観測体制が整備され、ごく細かな変動も捉えられるようになっています。

桜島と鹿児島湾北部


鹿児島湾北部は陥没した大規模カルデラであり、その南側に誕生した新しい火山が桜島です。

薩摩半島と大隅半島を結ぶ交通路線として鹿児島市が運営する桜島フェリーは住民避難に備え、24時間体制で運航されています。

海底や海上に交通路整備の構想もありますが、巨額な費用を要するもので、桜島の活動が続く中での整備は極めて困難でしょう。

経営が厳しい桜島フェリーですが、住民の生命を守る重要インフラとして頑張ってほしいものです。

桜島の火山灰が降る垂水市海潟漁港 2013/11/21


桜島の活動が激しい頃は風向き次第で鹿児島市街地でも灰神楽に見舞われるのが日常風景でした。

今年は噴火回数が例年より多めに感じられ、東風の多い夏場は火山灰の影響をかなり受けそうな気がします。

たまに噴煙を上げて観光客を歓迎する程度の活動でいてくれると良いのですが、どうなるでしょうか。
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待ち遠しい 吉野公園の春 2025/01/23(鹿児島)

2025-01-24 15:03:13 | 自然観察
1月23日(木)久しぶりに吉野公園へ向かいました。

9時32分 桜島の薄煙は北側へ 以下の画像は1月23日に撮影


今朝は雲が多く、健康の森公園での朝日撮影は取り止めました。

鹿児島市北部の吉野地区は主要道を除くと道路整備が遅れていて、道が狭くカーブが多いためいつもながら慎重に走りました。

サザンカが目立つ


1月下旬でもあり花の少ない中で目に付くのはサザンカでした。ツバキも咲き始めていますが数は少なめでした。

今日は野鳥を主に撮影 シロハラ


普段使っているレンズは18-140ミリのズームレンズで、カメラがフルサイズではないため画角では27-210ミリ相当です。

今日は80-400ミリレンズを付けて、公園内の野鳥を写したものの結果は今一つでした。

ヒヨドリ


ヤブツバキの枝の間を動き回っていましたが、レンズを向けるとすぐに飛び去ってしまいました。

河津桜 なごみの庭 休憩所東側


水仙が咲き始めて一部では良い香りが漂っていましたが、まだ数は少なめです。

河津桜は蕾が固く、開花はまだかなり先のように感じました。

白梅 一輪だけ咲いていた


つぼみが少し膨らんで一輪だけ開花していました。なごみの庭全体で梅が見頃になるのは来月中旬以降でしょうか。

ムクドリ 駅前広場の樹木などに大群で集まることも


ソテツの周辺を5~8羽ほどで歩き回り餌をさがしていて、時折小競り合いをする様子もありました。

ハクセキレイ


健康の森公園でも朝方よく見かけるハクセキレイです。あまり人を恐れる様子もなく写しやすいものでした。

ビンズイ


セキレイの仲間で腹部に少し黄色味がありました。もう一羽と歩き回り餌探しをしていました。

鳥の名前はいずれも撮影画像をグーグルにアップして画像検索したものです。

今日はメジロの鳴き声は聞こえましたが数は少なく、木の内側を動き回っていて、はっきりした画像は撮影できませんでした。

今日も遠景がボンヤリ


展望台(標高234m)から見た南側の風景ですが、ぼんやりとかすんでいます。北側の姶良市方向も同様で、霧島市や霧島連山は輪郭も見えませんでした。

大寒の時期ですが寒さが緩んで、22日には出水平野で冬を越すツルの北帰行が始まりました。23日の鹿児島は最低気温が6.6度、最高気温は17.2度でした。

このまま暖かくなるとも思えませんが、風邪などひかないよう気を付けて梅や河津桜の開花を待ちたいものです。
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穏やかな大寒 えんどう豆に支柱 2025/01/20(鹿児島)

2025-01-21 16:32:30 | 野菜作り
1月20日(月)大寒、今年2回目の日置へ向かいました。

10時19分 穏やかな吹上浜日置海岸 以下の画像は1月20日に撮影


普段よりも北側に250mほどの「浜の丸」地区の小高い砂山から南側を写しています。Sさんが釣りにやってきました。

今日はブリやサゴシ狙いのルアー釣りではなく、大きな針にゴカイを付けての大物狙いでしたがダメだったそうです。

昨日は重機を使った海岸清掃が行われたようで、砂浜に半年ほども留まっていた大きな流木が砂山に引き上げられていました。

北へ戻る小さな船 大寒とは思えない穏やかな海


浜の丸の砂山からは見通しが良く、北側へ2.6kmほどの神之川から、南側は2kmほど先の大川付近まで一望できます。昭和30年代には地引網の網小屋がありました。

レジャーボート程度の小さな船が2隻見えましたが、漁船は見当たりませんでした。沖に見える島は南西方向へ11kmほどにある久多島(ふたしま)です。

海の様子見に来た人の話では、今季のブリ釣りはさっぱりダメで、サゴシも殆ど釣れないそうです。海は穏やかですが小魚が湧く様子はなく、カツオドリも見かけませんでした。

猛暑の影響が残り海水温が高く、ブリは北に行ってしまったのだろうと話していました。

大根を動かしたような 土を擦り付けたような跡


唐芋(サツマイモ)を食い荒らすイノシシの子供でしょうか、大根に興味を持って鼻を押し付けてみたが、うまそうなものではないとあきらめた感じです。

今年は唐芋作りは難しそうですが、ある程度の広さは植え付けたいものです。電気柵を設置すれば良さそうな気もしますが、設置費用の問題だけでなく、小まめな雑草管理などは困難です。

えんどう豆 支柱にうまく絡んでいない


今日はえんどう豆に支柱追加作業です。えんどう豆が支柱に絡まず倒れ込んでいます。遠目にも成長が進んでいなかったのですが、近づくと原因が判明。

鳥除けネット(漁網)に穴が開いていた


生育不良の原因は野鳥が新芽を啄んだことのようです。握りこぶし程度の大きさの穴が開いていて、メジロ程度ならば出入りが簡単なのかも知れません。

先端部の柔らかい新芽が食われていて、上に伸びようとする茎を地面に引きずり落としたのでしょう。

落葉と雑草 


北側は竹林で風の影響は少ないものの、海岸から150mほどで冬場は落葉が一杯です。その一方で日当たりの良いところでは雑草が伸び始めています。

支柱を増やして囲いを作る


長めの支柱を追加して、支柱にえんどう豆を誘引したので新たな野鳥の食害がなければ順調に伸びてくれると思います。

この時期に伸びが良すぎると、強い冷え込みや積雪があると被害が大きくなり回復が遅れてしまいます。

ジャックと豆の木の童話のように、3月には急速に成長しネットから飛び出すほど茂りますので、これまでの鳥の被害はあまり心配していません。

ネットを高くし過ぎると収穫が大変なので、身の丈に合わせて側面から天井部を囲っています。

落葉も片付いた


大き目の雑草はレーキや鍬を使って地面から剥がしとり、落葉とともに掃除しました。

この先も落葉は続きますので、取り残した落葉はやがて土になると考えて、適当なところで掃除を切り上げました。

20日の鹿児島は最低気温は4.7度で平年並みでしたが、最高気温は17.5度、麦わら帽子を被って作業していると少し汗ばむほどでした。

咲き始めた水仙


空き家となって久しいNさんの庭先で水仙が咲き始めました。花好きの家人が植えた彼岸花は、今もきれいな花を咲かせています。

マユミの実


マユミは吹上浜海岸近くに自生し、白い実をつけるものもあります。ツバキも少し咲き始めていました。

気温の上昇とともに野菜園の雑草も急速に伸びてきます。早目に茅など取り除きたいものです。
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桜島薄煙と朝日 健康の森公園 2025/01/18(鹿児島)

2025-01-19 15:55:16 | 自然観察
1月18日(土)夜明け前、かごしま健康の森公園へ向かいました。

6時42分 日の出は7時17分 以下の画像は1月18日に撮影


桜島の薄煙がゆっくりと北に流れています。日の出まで35分、この時間帯は地平線付近が茜色に染まりきれいです。

6時46分 日の出まで31分 少し明るくなってきた


鹿児島市の郊外団地の灯りが少しずつ目立たなくなってきました。

月明りも少し残る 月齢18.2


冬に耐える木の枝がぎっしりと空に伸びて力強さを感じます。

6時59分 モノクロモードで写す


今朝は冷え込みが強く、日の出前に公園で見かけた人は数人だけでした。

7時2分 今朝は雲がなく単調な空模様


見えるのは桜島の薄煙だけで、空に変化がなく面白みのない朝でした。

薄く広がった朝靄


鹿児島湾には少し霧が出ているようですが、郊外は薄い朝靄に包まれていました。

広場は霜で真っ白


18日鹿児島の最低気温は2.3度でしたが、ここは郊外でありマイナスに感じました。日中は穏やかな晴天で最高気温は13.8度でした。

朝日が顔を出すまで 時間待ちの間にカラス撮影


月を探していると近くの電柱にカラスが止まっていました。猛暑が影響したのか今季はカラスの数が少なく、多かった頃の5分の一ほどに感じます。

驚かさないようにゆっくり近づき、数カット撮影できました。

7時36分 朝日を隠す噴煙


量は少ないものの噴煙が出続けて、朝日が顔を出すのを邪魔しているような感じでした。

朝日の位置は少しずつ北側に戻り始めていて、山頂部の南岳火口付近でしょうか。

7時41分 日の出時刻から24分経過 眩しく輝く朝日


1月の鹿児島は日の出が遅い時期です。元日~2日は7時17分、3~15日は年間で最も遅く7時18分、18日の日の出は7時17分、31日は7時11分です。

日の入りは元日では17時25分、18日は17時40分、31日は17時51分です。日の入りが最も早かったのは昨年11月28日~12月8日で17時14分でした。

日の出の時刻は冬至の後も遅くなりますが、日の入りの時刻が遅くなるペースが少し早いため、昼間の時間帯が着実に伸びています。
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さつま町宮之城 田の神様巡り 2025/01/16(鹿児島)

2025-01-18 17:01:19 | 史跡巡り
1月16日(木)入来町の次はさつま町の宮之城地区に向かいました。

角郷(すみごう)の田の神様(たのかんさあ) 以下の画像は1月16日に撮影


さつま町は2005年(平成17年) 宮之城町・鶴田町・薩摩町が対等合併して発足。南側の祁答院町、入来町、東郷町、樋脇町は2004年に薩摩川内市と新設合併しています。

ここは旧宮之城町久富木地区の田園地帯です。宮之城線跡地が道路になっていて入来方面へは便利な近道です。

ここには松飾があった


平成21年にこの場所に移転した風化の進んだ田の神様ですが、きれいな松飾がありました。

半ば放置された田の神様が多い中、大事にされていて心が和みました。

宮之城線跡に残る腕木式信号機 左奥に薩摩山崎駅跡が残る


のどかな昔懐かしい風景ですが、よく見かけていた政党看板が壊れて土手の下に落ちていました。

木から落ちても猿は猿などと言われますが・・・選挙に落ちた人は早々に忘れ去られるのか・・・虚しさを感じました。

山崎麓の田の神様 山崎小学校近く 


田圃道と昔ながらの道とのT字路横にあります。グーグルマップのストリートビュー(2013年)には写っていないサザンカがきれいに咲いていました。

小さいが損傷の少ない田の神様


寛政5年(1793年)の造立で、麓(武家屋敷跡)の風景と調和しています。背後には空地や空き家が目に付きました。

表情が端正 イケメン


各地の花巡りなどの間に田の神様を見かけますが、特に表情が端正に感じられました。

宮之城島津家の墓地 さつま町虎居 宗功寺公園


大きな墓石が整然と並んでいて、墓石に彫り込まれた花模様などが力強くて見事です。

初めて訪れたのは50年ほど前で、その後一度訪れたような気もします。当時は古い墓地だとしか感じられなかったのですが、改めて一つずつ墓石を見ていくと存在感に圧倒されました。

単にカメラを向けて写し回ることなど恐れ多くて早々に引き上げました。いずれ機会を見て再訪したいものです。

かぐや姫の里 北薩広域公園


インスタグラムの投稿で時々目にした程度で、初めて訪れました。川内川右岸を広範囲で整備した公園で、今も工事継続中のようでした。

オートキャンプ場側にも通じているとのこと、広大過ぎて将来的な管理が大変だろうと心配してしまいます。

一ツ木の田の神様 道路横から田圃を見守る 


紫尾山に向かう途中で目に入り、近くに行ってみました。おそらく耕地整理が進んでこの地に移転されたものでしょう。

彩色(化粧)された田の神様で、遠目にも目立っていました。藁ツトが架けられ、両側に竹が立ててありました。

紫尾山 頂上付近は雲隠れ


陽射しのない寒い日で、紫尾山頂には雪景色が残っていると期待したものの、堀切峠から山頂部への道が工事中で通行止めでした。

今日の主目的は、宮之城歴史資料センターで2月2日まで開催中の田の神パネル展でした。さつま町内には想像したよりもはるかに多い110体の田の神様が残っていることが判りました。

詳しい案内図を買ったので、花巡りに合わせて田の神様を訪ねたいものです。
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入来町副田 田の神様など巡る 2025/01/16(鹿児島)

2025-01-18 14:48:24 | 史跡巡り
1月16日(水)曇り空の寒い日、薩摩川内市入来町副田地区を歩きました。

入来町副田 中組の田の神様 1711年造立 以下の画像は1月16日に撮影


一般的な田の神様とは少し違った雰囲気の、地蔵菩薩型です。1926年(大正15年)宮之城線工事でこの地に移転と案内板にありました。

鹿児島県指定文化財 詳しい説明板


道路脇にあり後ろは林 両側にイチョウ


下手の十三仏塔


良い機会なので史跡案内板に従って300mほど歩き、廃屋横を少し進むと左手にありました。個人で管理されているようできれいな花が供えられていました。

石に彫り込まれた十三仏 1575年造立


かなり風化が進んでいて説明板がないと判りにくい感じでした。

薩摩川内市指定文化財 説明板


周辺には農家がありますが、あちこちで廃屋も目に付きました。やがてはこの史跡も草木に埋もれそうな感じです。

早馬段(はやまだん)の田の神様 


国道328号と335号交差点の西側100mほどの道路横にあり、自然石のように見えます。

道路脇にある


昔からこの位置にあったような感じで、案内板がないと気付かないほどです。

70mほど南側にも 下手の田の神様


グーグルマップには表示されていません。早馬段の田の神様に近い場所です。

珍しい女人像


男女双体型の田の神様もありますが女人像は珍しく、1926年(大正15年)に造られた比較的新しい田の神様です。

後ろの藪が茂り、造花の取替もなかったようで表情が寂しそうに見えました。

この後は宮之城線跡の道路を走り、さつま町に向かいました。
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通行止め 紫尾山頂は雲隠れ 2025/01/16(鹿児島) 

2025-01-17 17:09:16 | 自然観察
1月16日(木)宮之城歴史資料センターからの帰り道、紫尾山へ向かいました。

12時3分 さつま町一ツ木からの紫尾山 以下の画像は1月16日に撮影


16日は陽射しのない冷たい曇り空が続きました。

最低気温は鹿児島で3.4度、紫尾山に近いさつま柏原でマイナス1.8度。最高気温は鹿児島で8.3度、さつま柏原では6.3度でした。

雲隠れしている紫尾山の山頂部(1,067m)までは道が通じており、道路状況が良ければ車で行けます。

国道504号 さつま町から高尾野町に通じる堀切峠 右折で紫尾山頂方向


国道504号は、鹿児島県鹿屋市から霧島市、薩摩郡さつま町を経由して、出水市に至る一般国道です。この区間は北薩横断道路の開通により、今では旧道のようになっています。

殆どの車が利用している北薩横断道路の北薩トンネル(2018年供用開始)4,850mは、昨年7月25日から通行止めが続いています。大雨によりトンネル内部に土砂が流入し、路面が浮き上がり、覆工コンクリートが剥落するなど大きな被害を受けています。

紫尾山頂まで道路工事中の看板 令和7年1月6日まで


車を置いている人は山頂への登山者でしょう。歩いても山頂まで1時間半程度と聞いたことがあります。

霧島連山に比べると登山者は少ないようです。大きな滝のある東側登山道利用が多いようですが、夏場は山ヒルが多くて厄介なコースだと聞いています。

全面通行止めの看板


1月16日・・・今日まで通行止め・・・個人的な風景撮影のために無理をお願いするわけにもいかず今日は断念しました。

山頂まで車で行くとした場合、真冬はリスクが大きいので注意が必要です。

1 通行車両が極端に少なく(1日に数台かも?)、通りがかりに助けてくれる人や車はいません。JAFも救急車もすぐには来れないような山中です。

2 カーブが多く道幅が狭く離合注意個所があり、殆どの区間でガードレールが設置されていない。

3 路面に傾斜があり特にカーブでは、スリップすると斜面に転落の恐れがある。

霧島の一般的な道路をイメージしているとひどい目に遭いそうなので、無理をしてはいけません。途中の安全な場所に車を置いて道路を歩けば、山頂までそれほど時間はかかりません。

宮之城泊野方向へ下る途中 路側に残る雪の塊


北薩横断道のトンネルが開通するまでは通行車両も時々見かけましたが、今日は峠までの往復ですれ違ったのは1台だけでした。

多くの人が便利なトンネル区間に慣れてしまい、わざわざ時間をかけて不便な狭い道を通ることなく、別ルートで大回りしているようです。

それでも道沿いには所々に融雪剤が置かれていました。道路管理の方々にはご苦労様です。

泊野川の小さな砂防ダム


久しぶりですが、泊野川の様子は特段変化はありませんでした。川に架かる大岩橋のガードレール銘板には昭和44年3月完成とありました。

北薩横断道路 泊野の「きららIC] 入口は閉鎖


昨年夏から通行止めが継続しており、薩摩半島北部の交通に大きな影響が続いています。早期復旧を願っています。

この先に田の神様 帰宅後気付いた


グーグルマップを見ると北東に400mほどの位置に「楠八重の田の神」の表示がありました。

遠からず大量の風力発電機が建ち並びそうな紫尾山系ですが、元気なうちに足を運んで素晴らしい景観を楽しみたいものです。

2018年1月に山頂まで行った時のブログ記事はこちらからご覧ください。
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西に満月 東に朝日を待つ 2025/01/14(鹿児島)

2025-01-15 17:58:11 | 自然観察
1月14日(火)かごしま健康の森公園へ朝日撮影に出かけました。

6時42分 西の空には満月 月齢は14.2


最近よく耳にする、アメリカの先住民が満月に付けた名前では、ウルフムーン(Wolf Moon 狼が空腹で遠吠えをする頃)です。

2月はスノームーン(Snow Moon 大地が雪に覆われ、狩猟が困難になる頃)です。

6時41分 桜島の薄煙は北へ


天気はゆっくりと下り坂で、桜島のわずかな煙は北側へ流れていました。

今年の桜島は1日に2回ほど噴火する日が多く、15日朝までの爆発回数は10回です。

月と火星


月に負けず左上で光っているのは火星のようです。

月の撮影は難しい


月の入りは7時38分、やがて林に隠れそうな位置になりました。倍率の高い望遠レンズでないと、月の表面の表情までしっかり写すのは難しいようです。

星空や天体写真は殆ど経験がなく、とても苦手です。長時間かけて流星や天の川などを撮影する方には敬服しています。

7時15分 まもなく日の出の時間帯 奥は大隅半島の高隈山系


今は一年で日の出が最も遅い時期です。日の出は7時18分、方位は114.7度で冬至の頃よりも2.5度北に移っています。

日の入りは12月よりも20分ほど遅くなり、昼間の時間が少しずつ伸びています。

7時40分 桜島の南側斜面に昇った朝日


南岳の端よりもわずかに右側(下側)から朝日が昇りました。この時間帯にウォーキングやランニングの人は、少数の常連さんだけです。

今朝も寒かった ベンチに霜


14日の鹿児島の最低気温は2.7度でしたが、公園内は0度に近い感じでした。日中は陽射しに恵まれて最高気温は15.9度まで上がりました。

8時7分 時間待ちの間にサザンカを写す


朝日が眩しすぎて桜島がうまく写せないので、しばらく時間待ちをしました。9日夜から翌朝にかけてわずかに雪が降ったこともあり、サザンカの花が少し傷んでいました。

朝靄が少し出た


郊外団地にうっすらと朝靄が出て雰囲気は良いのですが、朝日が強烈すぎてうまく写せませんでした。

8時19分 薄雲が広がる


この雲が1時間ほど前にあれば、きれいな朝焼けが現れたのでしょうか。もう少し雲が厚ければ、雲の間から光が地上に差し込む「天使の梯子」が見られたかもしれません。

風景写真は似たような天候のなかでもわずかな条件の違いで、印象的な光景に出会うこともあります。期待ハズレが多いのですが、たまには幸運に巡り会えるので楽しみです。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。