1月27日(日)は久しぶりに桜島に渡りました。
鹿屋へ友人を案内する途中で数か所に立ち寄り冬晴れの眺望を楽しみました。
9時37分 桜島フェリーからの霧島連山遠望
雲一つない快晴に恵まれましたが朝は冷え込み、海から冷たい風が吹き付けてきました。背後の霧島連山に雪は見られません。暖冬傾向が続き今季はまだ桜島の冠雪が観測されていません。
湯之平展望台は南岳山頂火口から3km
10時過ぎの湯之平展望所はまだ反逆光状態で山頂部は日陰状態ではっきり見えませんでした。展望所の標高は373m、南岳山頂火口からは3㎞離れていますが、大きな噴火があると恐怖感を覚える近さです。案内板には英語、中国語、ハングルの表記もありました。
10時22分 湯之平展望台から西側の鹿児島市街地を望む
西側の鹿児島市街地は順光で視界も明瞭です。前日の強い季節風が大気汚染物質を吹き払ってくれたのでしょう。高台からの風景のため市街地背後に緑地も目立ちますが、近場にある城山の緑が貴重なものに感じられました。
11時22分 黒神から見る桜島山頂
桜島の東側、黒神地区からは鹿児島市街地側から見るのとは逆に左側に南岳が見えます。昭和火口は鹿児島市街地からは見えず、活動が盛んな頃はフェリーに乗って度々撮影に訪れた場所です。
山頂からわずかにジェット音が聞こえました。昭和火口から立ち上る湯気はごくわずかで注意しないと見えない程度でした。
2006年7月30日 活動再開した昭和火口 小さなハートマークのような火口
2013年12月23日 夜の昭和火口 火口東斜面に火山礫が堆積し始める
2019年1月27日 浸食が進む昭和火口斜面
桜島では2006年に昭和火口が活動を再開し、2011年の爆発回数は996回に達しました。2016年ごろから噴火活動が低下し、2018年には活動の中心が昭和火口から南岳山頂火口に移行しています。
最近では昭和火口周辺に火山噴出物が堆積しなくなり雨水による斜面の浸食が進んでいます。小規模な放射状の浸食溝が多数見られ、南岳山頂火口の活動も穏やかなため今後は浸食活動がさらに進むものと思われます。
11時35分 黒神川からの風景
島内周回道路沿いにある黒神川は土石流が発生していましたが、噴火活動の低下と大規模な防災対策が功を奏し最近では交通への影響はありません。この日も観光客が車を止めてカメラを向けていました。
黒神防災新聞
黒神埋没鳥居の向かい側駐車場にある案内板に表示されています。地元の黒神中学校生徒会によるもので、避難への心がけが書かれています。
1 想定にとらわれるな 2 最善を尽くせ 3 率先避難者たれ
桜島の大規模噴火は山頂火口ではなく山腹での火山活動によるものです。大正噴火では西側の引ノ平(ひきのひら)、東側では鍋山が火口となり大量の溶岩が流出しました。山頂噴火にだけ気を取られることなく、身近なところでの異変を察知することも大切です。
12時9分 垂水市海潟からの桜島
桜島から鹿屋方向へ進んだ海潟トンネル手前で撮影しました。煙は緩やかで春を思わせる海の表情でした。
鹿屋へ友人を案内する途中で数か所に立ち寄り冬晴れの眺望を楽しみました。
9時37分 桜島フェリーからの霧島連山遠望
雲一つない快晴に恵まれましたが朝は冷え込み、海から冷たい風が吹き付けてきました。背後の霧島連山に雪は見られません。暖冬傾向が続き今季はまだ桜島の冠雪が観測されていません。
湯之平展望台は南岳山頂火口から3km
10時過ぎの湯之平展望所はまだ反逆光状態で山頂部は日陰状態ではっきり見えませんでした。展望所の標高は373m、南岳山頂火口からは3㎞離れていますが、大きな噴火があると恐怖感を覚える近さです。案内板には英語、中国語、ハングルの表記もありました。
10時22分 湯之平展望台から西側の鹿児島市街地を望む
西側の鹿児島市街地は順光で視界も明瞭です。前日の強い季節風が大気汚染物質を吹き払ってくれたのでしょう。高台からの風景のため市街地背後に緑地も目立ちますが、近場にある城山の緑が貴重なものに感じられました。
11時22分 黒神から見る桜島山頂
桜島の東側、黒神地区からは鹿児島市街地側から見るのとは逆に左側に南岳が見えます。昭和火口は鹿児島市街地からは見えず、活動が盛んな頃はフェリーに乗って度々撮影に訪れた場所です。
山頂からわずかにジェット音が聞こえました。昭和火口から立ち上る湯気はごくわずかで注意しないと見えない程度でした。
2006年7月30日 活動再開した昭和火口 小さなハートマークのような火口
2013年12月23日 夜の昭和火口 火口東斜面に火山礫が堆積し始める
2019年1月27日 浸食が進む昭和火口斜面
桜島では2006年に昭和火口が活動を再開し、2011年の爆発回数は996回に達しました。2016年ごろから噴火活動が低下し、2018年には活動の中心が昭和火口から南岳山頂火口に移行しています。
最近では昭和火口周辺に火山噴出物が堆積しなくなり雨水による斜面の浸食が進んでいます。小規模な放射状の浸食溝が多数見られ、南岳山頂火口の活動も穏やかなため今後は浸食活動がさらに進むものと思われます。
11時35分 黒神川からの風景
島内周回道路沿いにある黒神川は土石流が発生していましたが、噴火活動の低下と大規模な防災対策が功を奏し最近では交通への影響はありません。この日も観光客が車を止めてカメラを向けていました。
黒神防災新聞
黒神埋没鳥居の向かい側駐車場にある案内板に表示されています。地元の黒神中学校生徒会によるもので、避難への心がけが書かれています。
1 想定にとらわれるな 2 最善を尽くせ 3 率先避難者たれ
桜島の大規模噴火は山頂火口ではなく山腹での火山活動によるものです。大正噴火では西側の引ノ平(ひきのひら)、東側では鍋山が火口となり大量の溶岩が流出しました。山頂噴火にだけ気を取られることなく、身近なところでの異変を察知することも大切です。
12時9分 垂水市海潟からの桜島
桜島から鹿屋方向へ進んだ海潟トンネル手前で撮影しました。煙は緩やかで春を思わせる海の表情でした。