花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

冬晴れの桜島 昭和火口を見る 2019/01/27 (鹿児島)

2019-01-28 16:03:45 | 桜島
1月27日(日)は久しぶりに桜島に渡りました。
鹿屋へ友人を案内する途中で数か所に立ち寄り冬晴れの眺望を楽しみました。

9時37分 桜島フェリーからの霧島連山遠望 


雲一つない快晴に恵まれましたが朝は冷え込み、海から冷たい風が吹き付けてきました。背後の霧島連山に雪は見られません。暖冬傾向が続き今季はまだ桜島の冠雪が観測されていません。

湯之平展望台は南岳山頂火口から3km


10時過ぎの湯之平展望所はまだ反逆光状態で山頂部は日陰状態ではっきり見えませんでした。展望所の標高は373m、南岳山頂火口からは3㎞離れていますが、大きな噴火があると恐怖感を覚える近さです。案内板には英語、中国語、ハングルの表記もありました。

10時22分 湯之平展望台から西側の鹿児島市街地を望む


西側の鹿児島市街地は順光で視界も明瞭です。前日の強い季節風が大気汚染物質を吹き払ってくれたのでしょう。高台からの風景のため市街地背後に緑地も目立ちますが、近場にある城山の緑が貴重なものに感じられました。

11時22分 黒神から見る桜島山頂


桜島の東側、黒神地区からは鹿児島市街地側から見るのとは逆に左側に南岳が見えます。昭和火口は鹿児島市街地からは見えず、活動が盛んな頃はフェリーに乗って度々撮影に訪れた場所です。

山頂からわずかにジェット音が聞こえました。昭和火口から立ち上る湯気はごくわずかで注意しないと見えない程度でした。

2006年7月30日 活動再開した昭和火口 小さなハートマークのような火口


2013年12月23日 夜の昭和火口 火口東斜面に火山礫が堆積し始める


2019年1月27日 浸食が進む昭和火口斜面


桜島では2006年に昭和火口が活動を再開し、2011年の爆発回数は996回に達しました。2016年ごろから噴火活動が低下し、2018年には活動の中心が昭和火口から南岳山頂火口に移行しています。

最近では昭和火口周辺に火山噴出物が堆積しなくなり雨水による斜面の浸食が進んでいます。小規模な放射状の浸食溝が多数見られ、南岳山頂火口の活動も穏やかなため今後は浸食活動がさらに進むものと思われます。

11時35分 黒神川からの風景


島内周回道路沿いにある黒神川は土石流が発生していましたが、噴火活動の低下と大規模な防災対策が功を奏し最近では交通への影響はありません。この日も観光客が車を止めてカメラを向けていました。

黒神防災新聞


黒神埋没鳥居の向かい側駐車場にある案内板に表示されています。地元の黒神中学校生徒会によるもので、避難への心がけが書かれています。

1 想定にとらわれるな 2 最善を尽くせ 3 率先避難者たれ

桜島の大規模噴火は山頂火口ではなく山腹での火山活動によるものです。大正噴火では西側の引ノ平(ひきのひら)、東側では鍋山が火口となり大量の溶岩が流出しました。山頂噴火にだけ気を取られることなく、身近なところでの異変を察知することも大切です。

12時9分 垂水市海潟からの桜島


桜島から鹿屋方向へ進んだ海潟トンネル手前で撮影しました。煙は緩やかで春を思わせる海の表情でした。
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出水のツル 北帰行始まる 2019/01/23 (鹿児島)

2019-01-24 20:57:31 | 自然観察
1月24日(木)出水平野でツルの北帰行が始まりました。
前日23日に出水ツル観察センターなどで撮影したツルの様子を掲載します。

7時14分 西空に残る月とツルの群 東干拓地


風はなく霜は降りていましたが、あまり寒さを感じません。西空には丸い月がかかっていました。月齢17.1、月没8時49分、方位287.2度でした。

月は西側の山よりもかなり上にあり、ツルとの組み合わせは写しにくい状態でした。日の出は7時16分、東の山から朝日が顔を出したのは7時半頃でした。

7時36分 鶴見の団体客 東干拓地


バスで20名ほどの団体客が訪れていました。一般的な観光客と違い大半が双眼鏡、一眼レフカメラなどを装備した野鳥愛好家のようでした。県外からの写真教室、外国人観光客なども見かけました。

PM2.5の影響か朝から見晴らしが悪く、10時頃から雲が広がり日差しが少なくなりました。この日に出会った顔見知りの地元カメラマンは一人だけでした。

7時42分 朝もやの中を飛ぶ 東干拓地


23日、阿久根市の最低気温は5.8度、最高気温は13.9度でした。24日はそれぞれ5.9度、13.7度。日照時間は24日の方が長くなりマナヅルの北帰行を促したようです。

鹿児島県ツル保護会によると、24日午前11時前、出水平野から飛び立ったマナヅル35羽が北に向かったのが確認されました。去年より3日早く、2014年の1月20日に次ぐ、観測史上2番目に早い北帰行の開始とのこと。

8時8分 少し飛び上がるナベヅル 東干拓地


何かの拍子にツルたちが一斉に飛び上がることがあります。写っているのはナベヅルですが、左上にカナダヅルが一羽だけいました。

ツル観察センターへ移動


ツル観察センターは室内からツルを観察できます。屋上にも出ることができ、三脚設置の撮影が可能です。ただしツルが驚くのでストロボは使えません。

今季のツル渡来数は 14,286羽


ツルの越冬期間中に6回の羽数調査があり、その中の最大値を渡来数としています。ナベヅルとマナヅルの羽数に大きな開きがあり、それぞれの大きい数値を足した実質羽数は17,000羽程度と思われます。

ツル保護区域などの表示案内


鳥インフルエンザへの警戒が続いており、最近では特別保護地区周辺への立入制限が拡大されています。カメラマンに人気だったツル観察センター前道路からの撮影はできません。10年ほど前は県外からも多くのカメラマンが訪れ、珍しいツルが飛来すると撮影ポイントは混雑していました。

最近多くなったのは外国人観光客の姿です。東干拓地では2台のレンタカーに分乗した中国人客を見かけました。特別保護地区周辺の道路は地元民の生活道路ですが、将来的には一般車両の通行禁止が模索されているようです。

2月2、3日は特別保護地区周辺への一般車両通行を規制する環境省の社会実験が行われます。当日はマイカーからガイド付きの団体周遊バスに乗り換えてツル休遊地を見学することになります。

観察センター前の保護区 マナヅルが多く集まる


観察センターに近い場所まで餌が撒かれているため多くのツルが集まっています。北帰行が本格化する2月上旬にはマナヅルにそわそわとした動きが見られます。

ナベヅルは大半が3月中旬頃まで居残りますが、羽色の美しいマナヅルは2月下旬までに殆どが北に帰ってしまいます。

保護区域外へ飛び立つマナヅル


餌を食べると連れだって保護区域外に飛び立つ姿が見られます。家族単位で周辺の水田などで過ごし夜になると保護区域に戻ってきます。

保護区域内で水を飲むマナヅル


田んぼの窪みの水溜まりで水を飲んでいました。まるでうがいをするように口元から水玉が飛び散っています。

保護区域外で餌を探すマナヅル 右奥は観察センター


狭い土手にくちばしを差し込んで虫でも探しているようです。保護区域内では畦や土手が削られてしまう場所もあり、春には補修作業が行われます。

ツル観察・撮影への注意事項など


ツル保護のため長時間の停車や夜間通行はしないよう注意が呼びかけられています。この日もツルを驚かせ一斉に飛び立つ姿を撮影しようとする人がいて残念な思いをしました。

遠来の大切なツルたちを大事に見守りたいものです。昨年は一度訪れただけでしたが、今年は温暖なこともあり再訪したいと思っています。
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吉野公園 紅梅が七分咲き 2019/01/19 (鹿児島)

2019-01-20 14:55:13 | 
1月19日(土)天気予報は晴れのち曇りでした。
朝は冷えましたが日差しが隠れる前に吉野公園へ出かけました。

1月19日 NHK朝の天気情報


小さな高気圧が九州にあり後ろには気圧の谷、一時的な晴天のようです。

新年気分が残る吉野公園 以下の画像は1月19日に撮影


県立公園ですが指定管理者は南国交通株式会社です。すぐ近くには同社グループ企業のゴルフ場(南国カンツリークラブ)があります。

イベント案内


広い園内はウォーキングでおなじみですが、ディスクゴルフにも力を入れているようです。

なごみの庭 開花案内


水仙は1月7日の地元紙南日本新聞に開花情報が出ていました。

紅梅は見頃


早いものでは7分咲程度になっています。水仙は開花ピークを少し過ぎていました。

白梅はこれから


わずかに開花したものもありますが、殆どはこれからです。全体を眺めると所々に紅梅が目に付く程度でした。

河津桜は数輪開花


休憩所東側の河津桜は数輪が開花しているだけで小鳥の姿もありませんでした。ソメイヨシノよりも花は色濃く、開花期間も長いためメジロだけでなく多くのカメラマンを引き寄せています。休日は長時間立ち続けて写す人も多く、撮影をめぐって不協和音も聞かれるようになり残念です。

椿は数が少なくなった


落ちても美しい椿


公園入口の左右にある椿並木は高くなりすぎて下枝がないため花がめっきり減っています。公園南東側にある自然林の椿も全体に大きくなりすぎて花数が減少傾向です。

枝葉の間から差し込む光がきれいですが、予報通り昼前には雲が多くなり日差しがなくなりました。河津桜はまだこれからなので天候を見ながら何度か訪れたいと思います。河津桜に朝日が当たる8時頃からの撮影が混雑もなくおススメです。
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穏やかな冬晴れ 山芋を収穫 2019/01/18 (鹿児島)

2019-01-19 22:12:29 | 野菜作り
1月18日(金)は快晴、穏やかな冬晴れの一日でした。
日置に出かけ、畑に残っている紫山芋を収穫しました。

10時20分 視界は良くないが青空が広がる 以下の画像は1月18日に撮影


大川北岸の帆ノ港から神之川まで愛犬と浜辺を散歩する常連さん。往復1時間半以上かけて、時には一日2往復することもあるそうです。冬場は見かけることが少ないですが、穏やかな晴天に誘われるように足取りは軽やかでした。

干大根の取込み


新たに6本干す


12月25日に干した大根を取り込みましたが、かなり不ぞろいです。最初はどれも同じような大きさでしたが干して25日目、筋だけになったものと、まだ首元が生に近いような大根もあります。

このまま干し続けても腐りそうで取り込んで、新たに6本を干しました。成長途中の若い大根を干せば良かったかも知れませんが来季への課題です。

コメリの苗を育てた紫つくね芋 一株から5本の芋


残る3株のうち1株を収穫しました。植付けてしばらくは成長が遅かったものの8月以降急速に蔓が伸びて、一株から4本程度の芋が収穫できました。自然薯と同様に一株から一本と考えていたので思わぬ豊作です。

追肥効果で脇芽が出てそれぞれ成長して芋が伸びています。ムカゴは全く付いていません。小さいものは4月頃に再度植付ける予定です。

こちらは品種名不詳の紫山芋


吹上町の物産館で買い求めた種芋を切り分けたところ青カビが発生し半分ほどの種芋がダメになりました。残ったものを捨てるのも惜しいのでダメもとで植えてみたら、肥料なしでもゴルフボール程度に成長しムカゴも付いていました。

Sさんからもらって2年目の紫山芋は左端です。植付けた時の3倍ほどに成長していました。コメリの紫つくね芋と違って、蔓が一本だけ伸びて葉は少なく途中に小さなムカゴが数個できていました。

ムカゴは畑に植え込むと発芽して1年目はゴルフボール程度位になり、2年目にはさらに大きく成長して収穫できるものと思われます。元肥を入れてマルチシートを使い追肥も施せばさらに大きくなりそうです。

青空に黄色い葉がまぶしい イヌビワ


暖冬傾向が続いており普段よりも多く残っている葉が黄色く色づき青空に映えてとても目立っていました。

散っても美しいヤブツバキ


竹まじりの林の下に椿が落ちて美しい花模様を楽しませてくれます。例年よりもメジロの数が少なく、さえずりが殆ど聞かれないのが寂しいことです。

17時11分 夕日は久多島近くに沈む


この日の鹿児島市の日没は17時39分、だいぶ日足が伸びて日没まで28分です。見た目よりも少し風が残り、ウネリもあります。

夕日は久多島の北側に沈みそうです。15時過ぎには北側の砂山から海を眺める釣人が3人いましたが、この時間帯は誰もいませんでした。
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吹上浜 ショアジギングの季節 2019/01/13 (鹿児島)

2019-01-14 15:34:10 | 吹上浜
1月13日(日)南薩線展示会の後は入来浜に立ち寄りました。
入来浜は日置市吹上町に位置し、南北に湾曲している吹上浜の中ほどです。

伊作川河口の沖合に見える久多島 以下の画像は1月13日に撮影


河口の南側に堤防が伸び船着き場がある


この日の潮汐は小潮、吹上浜北部の戸崎の干潮は6時(69.5cm)と18時43分(93.8㎝)、満潮は12時27分(231.9cm)でした。訪れたのは11時40分頃、常連さんの話では朝方は港だけでなく南北の砂浜にも多くの釣人がいたそうです。

朝方80センチほどのブリが上がったもののサゴシは釣れていないとのこと。防波堤の先端からルアーを休みなく投げ続ける釣人もいましたが、今日はダメとのこと。夏場のキス釣りと違って、あまり釣れないのが当たり前なのだとも聞きました。

吹上浜の北側


河口北側には波消しブロックが並んでおり、左奥が日置の海岸線で、背後に向江山、城山が見えています。

帰る人あれば来る人もあり


地元の方でしょうか、自転車荷台に釣り道具をセット、慣れた道を日課のように落ち着いてペダルを踏んでいました。

こちらは日置海岸 12時42分


満潮の時間帯で波は高くありませんが、少し風があります。画像を拡大してみると大川付近に6人ほどの釣人がいました。

砂山に増殖を続けるナルトサワギク


四季を通じて花を咲かせ、特に春先にかけて多く種が飛び海岸部だけでなく陸地にも繁殖域を拡大しています。アメリカからの侵入のようで1976年徳島県鳴門市で発見されました。見た目はきれいな野菊ですが、人畜に有害で在来植物を駆逐する危険性もあるとされている特定外来生物です。

砂浜に打ち上げられたカタクチイワシ 16時3分


浜から上がってきたK君によると、4日ほど前にサゴシを14匹も釣ったとのこと。今日は風が強くて釣りに向かずすぐに戻ってきた、小魚が打ち上げられていますとの情報。

Sさんと浜に出てみると潮が引いた砂浜斜面に帯状に打ち上げられていました。満潮後の時間帯に大きな魚に追われて岸に近づき、波で打ち上げられたものと思われます。

Sさんも最近、永吉の方でサゴシを2匹釣ったとのこと。これまでよりも型が大きく、引きが強くて仕掛けを連続で5回も切られたと嘆いていました。キス釣りと違って使い慣れたルアー、高価なルアーや自分なりに工夫した仕掛けを次々に切られて失えばガックリ、頭にくるというもの。道糸、力糸との結び方などを研究して再挑戦すると意気込んでいました。

夕暮れ迫る吹上浜 16時5分


しばらく海面を観察しましたが風があり、小魚の動きは判りませんでした。釣情報の入手拡散が容易な現在では、ちょっと釣れただけで釣人が増えるようです。

吹上町の海岸に比べると日置海岸は釣り人が少ない方ですが、春にかけて海が穏やかな日はサゴシの好漁が期待できそうです。魚群が回遊接近するのはごく短時間、繰り返しチャレンジする釣人に幸運が舞い込みそうです。
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思い出の南薩線展示会に行く 2019/01/13 (鹿児島)

2019-01-13 22:09:48 | 思い出
1月13日(日)は日置市吹上町の吹上砂丘荘に「思い出の南薩線展示会」を見に行きました。昭和59年に南薩線が廃止され30年以上が過ぎ、平成の時代も終わろうとしています。

懐かしい列車や機関車の紹介など 以下の画像は1月13日に撮影


懐かしい沿線風景に見入る人


ポスター、ポストカード、冊子などの販売も


展示会は1月31日まで吹上砂丘荘1階ロビーで開催されています。
廃線当時の新聞記事、列車の走る風景写真、列車・機関車の紹介などが展示されています。懐かしい風景に思い出を語る人たちの姿がありました。

廃線当時は加世田市に住んでいましたが写真撮影の熱意が湧かず、今から思えばなぜ記録写真を撮影しなかったのか不思議な感じもします。

九州南部の小さな民間鉄道路線が廃止されることで全国から注目を集めました。普段は走らないような3両編成などの列車や特別運行で騒がしく、高校時代に利用していた姿とはかなり違っていました。

急激な過疎化と利用客減少という厳しい現実によって零落した様子を写すに忍びない感情もありました。自分の胸のうちだけに記憶すれば良いと思ったのでしょうが、しっかり写しておくべきだったと悔やむ気持ちもあります。

吉利駅跡は自転車専用道路に 左奥は永吉方向


ホームが一部残され当時の面影があります。南さつま市から日置市まで自転車専用道路が通じています。

上日置駅跡地 今も残る給水塔 右手は待避線


きれいに管理されているホーム 右奥は日置方向


いつも通る県道からほんの少し上がった場所にあります。駅舎は残っていませんが、ホーム・線路跡ともに地元の方がきれいに管理されています。近くの方に話を伺うと夏場は毎月草刈をされているそうで、ありがたいことです。

詳しい説明看板


給水塔のこと、待避線のことが詳しく書かれていました。私が利用していた頃のディーゼル列車は坂を上れずに引き返した経験はありませんが、蒸気機関車時代は難所であったとのこと。勾配が付いた待避線に入ってスイッチバックで勢いをつけて坂道を上ったと書かれていました。

線路跡の白梅


暖冬の影響でしょうか、早くも白梅が咲いていました。緋寒桜、山桜も早く咲き始めるのでしょうか。出水のツルも2月初旬には多くが北に帰りますので、早めに撮影に出かけたいものです。
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野菜つくり 仕事始めは草刈り 2019/01/07 (鹿児島)

2019-01-08 21:00:00 | 野菜作り
1月7日(月)、仕事始めでテレビ各局に通常放送が戻ってきました。
日置市の吹上浜近くでの野菜園作業が今年の仕事始めとなりました。

フジテレビ めざましテレビ ニュース一覧


北海道の新千歳空港は雪の影響で閉鎖され、多くの人が空港で夜を明かしました。豊洲市場でのマグロ初セリで記録的な高値がつきました。耳を疑うような3億円余りの金額。キロ当たり120万円のマグロを通常価格でお客さんに提供した「すしざんまい」木村社長(66歳)に世間の注目が集まりました。久しぶりに景気の良い話でした。

千両 木漏れ日が差し込む 以下の画像は1月7日撮影


万両 赤い実がぎっしり


千両は朱赤の実が美しくお正月の花として用いられます。万両はさらに大きな赤い実が付き目立ちます。昔は自宅の門松に万両を添えていました。寒さが厳しい時期には大切な野鳥の餌になります。

種が鳥に運ばれてあちこちで発芽する丈夫な植物だと考えていましたが・・・昨年はわずかに残っていた実を探して保存、果肉を取り除いて種蒔きしたものの全く発芽せず?・・・失敗。

種の採取時期が遅れたこともありますが、畑の隅に蒔いて放置したのが悪かった・・・発芽後に暑さや水不足で枯れたか、虫に食われたのかも知れません。今年はビニルポットか鉢に種蒔きしてみようと思います。

成長してきた近所のサワーポメロ


昨年よりも個数が多く小さめですが、今年もサワーポメロが沢山の実を付けています。

アジサイに隠れていたミカン


私が植えたミカン類は実が付かないまま数年が経過。畑脇の藪払いをしたらテニスボール程度の実が2個見つかりました。思いがけないことでうれしくもあり、普段の管理不十分を恥じることでした。

芙蓉の枝などを剪定


畑の隅に植えていましたが数年で大きく成長、野菜園の日当たりが悪くなったので枝を半分ほどに切り詰めました。畑の周囲は小菊、百日草、黄金狸豆、紫蘇、その他の雑草などが枯れて絡まり合っていました。

暖冬で最近ようやく枯れてきました。夏場は雑草の勢いが強く草取りが追い付きませんでした。枯草などを引き抜き、鎌で刈り取りましたが、完全に根まで取り除き耕作地に戻すには相当な労力が必要です。除草剤を利用すれば楽ですが、大切な土にも影響が多少なりとも及ぶので極力使わないことにしています。

道路沿いの芙蓉を抜く


道沿いの狭い場所にランタナを植えています。芙蓉も植えていましたが成長し過ぎて道路にまで枝が伸びるため根を切断して抜き取りました。他の芙蓉も根元近くから枝を切りました。

風が弱く日差しが一杯で額から汗が流れました。ベストを脱ぎ、ニットの帽子をやめて麦わら帽子をかぶっての作業でした。麦わら帽子が活躍し、芙蓉の枝先から一杯落ちてくる小さな種をかぶらずにすみました。

成長はゆっくり おたふく豆(ソラマメ)


霜が降りて土が少しふわっと持ち上がり気味です。成長が遅いですが脇芽が出始めています。3月に入ると豆類は急激に成長します。現在のえんどう豆は50センチほどまで伸び、暖冬で例年よりも成長が早い感じです。

椿の季節


白い縁取りが美しい園芸品種の「玉之浦」です。ヤブツバキの突然変異でしょうか、昭和22年に長崎県五島の玉之浦で発見され全国に広まりました。

3月頃にかけては椿が美しく、ヤブツバキにメジロが集まりますが、昨年よりも野鳥の数が少ない感じです。野菜食害がないのは幸いですが、小鳥たちのさえずりが聞こえない春先は寂しいものです。
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吹上浜 ウネリで小魚湧かず 2019/01/07 (鹿児島)

2019-01-08 17:20:07 | 吹上浜
1月7日(月)天候が回復したので日置に出かけました。

煙は緩やか桜島 7日朝 NHK 各地の中継画像


弱い冬型の気圧配置 同じく九州沖縄の天気情報


8時前の九州沖縄の天気情報は各地の天気の様子が中継され、天気図も表示される便利な情報です。7時前の鹿児島局ローカル放送がなくなり、桜島の中継画像は見られる機会はわずかです。

鹿児島局からの朝日は桜島の南側、高隅山系に上がります。少し雲があり逆光が弱められ桜島の表情が良く見えています。12月には一時的に噴火が増えましたが、今年はこれまでの爆発は3回で活動は穏やかです。

吹上浜は穏やかながらもウネリが少し残る 以下の画像は1月7日に撮影


年末から冬らしい天気が続いていますが、強風の日は例年よりも少なめで排水溝先の砂山は小さいままです。

浜辺の貝殻


冬の季節風では波頭が砕けるため、砂山まで波が洗うようなことは滅多にありません。川からのゴミも流れてこないので波打ち際には小さな軽石と貝殻が目立つ程度です。

北側の風景 PM2.5の影響か視界が悪い


北側に釣り人の姿があったので、右側の白い別荘横まで上がってみました。

砂山からの見晴らしが良い


ここには50年ほど前には藁葺きの網小屋があり漁網、ロープ、魚籠、樽などの保管場所でした。地引網が盛んな時代で数百メートルおきに地引網の組があり、浜が賑わっていました。

左側に置かれた木切れは、釣の常連さんの定席です。ここに腰を下ろし海を観察しています。この日も軽トラでやって来ましたが、ウネリが残っており小魚が湧くことはありませんでした。昨年のキス釣りは全般にダメだったとのこと。

海を眺める釣人


海から10mほどの高さですが、南はキャンプ村跡地、北は下原付近までの様子がよく判ります。波打ち際にいると遠くの様子は見えないのでチャンスを逃すことも度々です。

北側の風景


遠くの潟山付近にも釣り人がいました。昨日は大きなヒラメが釣れたと聞きました。片手で下げられず、腕に抱え込んで持ち帰ったのこと。ブリ、サゴシも釣れるそうです。チャンスはほんの数分、魚群を見つけたら素早い行動が大事です。狙っている獲物と違ってサメやエイが小魚を追い回すこともあり、あて外れも多いようです。

南へ向かう海鳥の群


海岸から近い海面を南へ向かって飛んで行きました。下原の沖にいた群れのようです。

画像を拡大すると


かなりの数です。200羽ほどでしょうか。海が静かな日は群で砂浜に固まって休んでいることもあり、風の穏やかな日に粘ると何度かこのような風景に出会えそうです。
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暖冬でも寒かった初参り 2019/01/02 (鹿児島)

2019-01-04 14:46:22 | 日記
新年明けましておめでとうございます。この一年が良い年でありますように。

平成31年の三が日は瞬く間に過ぎました


昨年秋ごろからは何かにつけて「平成最後の・・・」と言われ続けています。平成の時代が終わるというよりも、これまでは連続していた「昭和」が完全に区切られ遠ざかった感じがします。

初詣は照国神社へ 以下の画像は1月2日撮影


境内からわずかに桜島の山頂が見えています。やがて鹿児島銀行本店の建物が完成すれば見えなくなりそうです。

暖冬傾向でしたが12月末からは冬らしい寒さが続いています。鹿児島市では1月3日の最低気温が2.7度まで下がり、初霜を観測しています。平年よりも24日、昨シーズンよりも27日遅くなっています。わが家の庭先では12月29日まで南方系朝顔が咲いていましたが、この冷え込みで葉も枯れそうです。

今年の干支はイノシシ


干支がいまだに続いているのも不思議な感じがしますが、今年はイノシシ。見映えが良いということでしょうか、白いイノシシが描かれていました。

鹿児島では農作物を荒らす厄介者です。所によってはイノシシだけでなくシカ、アナグマ、アライグマなども人里にやってきます。農山村地域の過疎化を埋め合わせるように生息範囲を広げています。

少しずつ晴れ間が広がる


帰り道でも参拝者の列は続いていましたが、昨年同様に一番待ち時間が長い時間帯だったようです、それでも20分程度で少しずつ進めるので長くは感じませんでした。着物姿の人もちらほら、赤い着物が似合う子供が大変可愛かったです。

お寺にも初参り


大きな生け花


照国神社の近くにある西本願寺鹿児島別院にもお参りしました。神社ほどではありませんが初参りの人が次々と訪れていました。

今月の法語


お寺の外に掲示されている法語は生活指針などが書かれています。自分の生き方を顧みる機会として、ありがたいお言葉です。

明石屋も初商い


大きな日除暖簾には色鮮やかな椿が描かれていました。市街地中心部に買物などで出かけることは年に数回程度、季節の菓子を買い求めるのが楽しみです。

宝くじ売り場


最近では宝くじの売り上げが減少し、収益の一部が貴重な財源となっている地方自治体に影響が出ているようです。これも時代の変化でしょうか、特に若い世代への売り上げが減少しているようです。

1月3日夕方には熊本で強い地震が発生し、九州新幹線が運転を見合わせました。高速道路も一時通行止めとなり予定通りに動けず、やむなく宿泊した人、4日の仕事始めに遅れた人もあったようです。

1月4日の東京市場では株価が大きく下がり2万円を割り込み、円相場は急速な円高傾向で波乱の幕開けとなっています。5月には改元される2019年の先行きが危ぶまれますが、どうか穏やかな一年になってほしいものです。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。