花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

雨続き 唐芋の苗床を撤去 2019/06/30 (鹿児島)

2019-06-30 21:29:32 | 野菜作り
6月30日(日)雨の合間に野菜園の手入れをしました。

吹上浜日置海岸 南西から暖気が押し寄せる 以下の画像は6月30日に撮影


令和初の台風3号は6月27日18時に四国の南で発生、足早に鹿児島から遠ざかっていきました。直撃がなく良かったと思っていたら、翌28日未明から鹿児島・日置方面では大雨となりました。

30日も雨は断続的に降りましたが、野菜園が気がかりで出かけてみました。吹上浜は荒れ模様で濁っていましたが、まだ南方系ゴミは漂着していませんでした。

キュウリは大変なことに


持ち帰ったのはわずか


雨続きもあり、キュウリは太くなり過ぎてヘチマになりそうな勢いでした。これほど大きいと持て余すため、小さめのものだけを持ち帰りました。丸オクラ3本を初収穫しました。

白い花を咲かせる浜木綿


花茎が伸びて細く白い花が咲いていました。薩摩川内市の唐浜で拾った種から育てたもので昨年よりも花の勢いが良いようです。

唐芋(サツマイモ)苗床


かなりの汗を流して撤去


跡地にも唐芋を植付け


雨で伸び出した雑草を抜いていると雨が上がりました。この機会を逃さずに唐芋苗床の撤去をしました。跡地は空けておいても良いのですが、たちまち雑草が伸びだしますので唐芋を植付けました。

苗が枯れた時に植え替えるための予備苗として準備していました。ひげ根が沢山出ていますのですぐに根付くはずです。苗床の一部に切り苗を埋めておくと発芽します。

ただし、畝に植付けた苗よりも栄養分を吸収する根が多いとされ、葉が茂るだけで芋が付きにくいと言われています。果たしてその通りなのか、試験的に植えてみました。

長雨による病害も心配


雨不足で成長が遅れていましたが、今度は雨続きで野菜が傷みそうな気もします。苦瓜(ゴーヤー)は棚の上に茂り始めましたが、まだ雌花は目に付きませんでした。ナスは次回追肥予定です。オクラはしっかりと伸び始めています。紫山芋は蔓がかなり伸びてきました。

梅雨が明ければ今度は厳しい日差しが照り付けます。猛暑にさらされる前に適度な日差しと雨で、しっかり成長してほしいところです。
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ぐるり紀伊半島 谷瀬・高野 2019/06/24 (和歌山) 

2019-06-27 22:38:58 | 日記
6月24日(月)、初夏の日差しを受けて十津川村から高野山へ向かいました。

朝の橋杭岩 以下の画像は6月24日撮影


天候は回復しましたが朝日は雲の隙間から少し顔をのぞかせる程度。朝日にきらめく海面をイメージしたものの単調。うまく写せないため、モノクロでも撮影しました。

熊野本宮大社






朝一番の参拝は雨上がりの空気が爽やかな熊野本宮大社。ここはNHK番組「ブラタモリ」で紹介されました。かつては広大な河原にあった神社が大水害で流出し、この地に移転したとのこと。河原には今も巨大な鳥居が建っていました。

境内には緑色の八咫烏(やたがらす)が乗った黒いポストがあり、実際に郵便ポストとして使われていました。参道に整然と連なる幟旗がきれいでした。

十津川村 谷瀬(たにぜ)の吊り橋


トウモロコシの花と白雲


十津川村を上流部に進みようやく現れたのは谷瀬の吊り橋でした。半数以上の人がものおじすることなく吊り橋を次々に歩いていきました。私は高くて揺れるところは苦手なため、元気な皆さんの姿を眺めるばかりでした。

深い山に沿って人家が点在する中に掛けられた吊り橋。先人のたくましさと勇気には脱帽です。地元の人は自転車でも渡ると聞き、さらにビックリでした。



十津川村観光協会のページから一部を引用して紹介します。
日本有数の長さを誇る鉄線のつり橋。上野地と谷瀬を結ぶこの巨大なつり橋は長さ297メートル高さ54メートル。そびえ立つ深い山々に囲まれ、眼下には清澄な十津川(熊野川)が流れまさに絶景!最高のロケーション。

歩くたびにゆらゆらと揺れるつり橋はスリル満点!まるで空中を散歩している気分。十津川村NO.1の観光スポットです。(引用終わり)

十津川村から高野山へ


十津川村から高野竜神スカイラインを経て高野山に向かう車中で、弁当昼食となりました。幾重にも曲がりくねった道を延々と走る中、バスの最後部座席はかなり揺れました。あれほど揺れる車内でよくも弁当を食べられたものだと我がことながら不思議な感じさえします。

3日間のバス座席は毎日席替えがあり、乗り降りの不便などが偏らないように配慮されていました。高野竜神スカイラインは鹿児島の指宿スカイラインよりも道路状況は悪いですが、バイクのツーリングには好まれるかも知れません。雲海、紅葉、霧氷なども見られるそうですが、真冬の夜間は通行止めとのこと。

高野山 さまざまなお墓 なんとシロアリの墓


こちらは写真業界先賢萬霊之碑


小さなお地蔵さまと墓石群


五輪塔


旅の最後は高野山奥の院を訪れました。専任ガイドさんの案内で有名企業や著名人の墓所などを過ぎ、巨木が立ち並ぶ神秘的な空間と御廟をめぐりました。広大な高野山のごく一部を通り過ぎるだけとなりました。いわゆるパワースポット的なこの地に、心静かにゆっくりと訪れてみたいものです。

夕暮の新大阪


高野山の後は一路新大阪を目指して帰途につきました。高野の名の通り平地に至るまではかなりの山道が続いていましたが、高速道路に入ると一気にスピードアップ。岸和田SAで休憩後も順調にバスは走り続け、予定よりも30分ほど早い17時過ぎに新大阪駅に到着しました。

バスに忘れても良いのは「旅の疲れ」、帰宅したら「楽しい旅だったよ」と家族に笑顔を見せてください。ガイドさんのありがたい言葉に送られて新大阪駅に移動しました。

新幹線の時間まで土産物店などを回るうちにどんどん乗降客が増えてきました。人波に押し流されそうで早めに集合場所に戻ると、殆どの人たちが先に戻っていました。

帰路の新幹線車内から 兵庫県付近の夕景色


新幹線車内で夕食を摂り、4時間ほどはゆっくり眠れると思ったのが間違い。車内放送の英語が耳障りな破裂音、マナーモードになり切れない元気な人たちの会話は終点まで続き、トンネルや列車離合の騒音。ほとんど眠ることはできず、腰や尻が痛くなり鹿児島に着いたのは23時過ぎ。

口にはすまいと思いながらもやはり「疲れた」。でも楽しかった、てんこ盛りの紀伊半島巡りでしたが、最も心安らぐのが我が家に帰る旅でした。

旅を支えてくれた多くの人々と3日間同行の方々に感謝、健康に感謝です。ありがとうございました。
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ぐるり紀伊半島 瀞峡・那智 2019/06/23 (和歌山) 

2019-06-26 18:55:59 | 日記
6月23日(日)紀伊半島の旅2日目は一部で雨も降りました。

NHK朝の天気予報 海岸部に雨雲が広がり始めた 以下の画像は6月23日に撮影


天気予報に雨マークが現れ、傘を手元に準備しての出発となりました。最初の目的地は団体旅行のお約束のような真珠製品販売店に立ち寄り。バス旅には欠かせないトイレ休憩。美しい真珠を見せてもらいながら、瀞峡めぐりと那智大社・滝への期待感が高まりました。

花窟(はなのいわや)神社 三重県熊野市


切り立った岩山 大綱が何本も見える


海岸近くの岩山の下にあり、駐車スペースは広くないこじんまりとした神社でした。岩窟上から境内の御神木の間に大綱が掛けられ、黒潮に近い宮崎県の鵜戸神宮のような雰囲気。時間をかけて心静かに味わいたい場所でした。

瀞峡めぐりの船を待つ


瀞峡 観光ウォータージェット船


三県境


広大な河原から瀞峡(どろきょう)めぐりの船に乗り込み上流部へのクルージング。大雨で水量が多いとき、逆に渇水で川が浅くなると運行休止とのこと。幸いにも雨は降らず船の屋根を開けて川沿いの巨岩奇岩を眺め、吊橋の下をくぐりました。岩にへばりつくように咲くサツキが見事でした。

上流部で船を下りたのも同じような河原、急斜面の狭い階段を斜めに上がり、回送されてきたバスに戻りました。和歌山、三重、奈良の三県境案内板がありましたが、目の前に広がる大自然の中では県境の実感がわきませんでした。

瀞峡めぐりの里熊野川


熊野観光のドライブインで昼食をすませ、土産物を見定めるうちに雨が降り出しました。紀伊半島では2011年(平成23年)の大水害で川沿いの斜面崩壊地や防災工事施工地が今も目に付きました。

バス横に立つモニュメント上部まで水が達したと聞きました。台風に伴い1週間ほど続いた大雨で多くの被害が出ました。降り続く大雨に加えて川の斜面崩壊で落ちた大岩が流れを狭くし、急激に水位が上昇したのでしょう。静かな川の流れを見ていると全く想像もつきませんでした。

熊野速玉(はやたま)神社


雨に濡れた社殿と緑の対比がきれいでした。滞在時間が短いのが惜しいところですが、メインの那智大社などもありますので先を急ぎバスに戻りました。

熊野古道のごく一部を歩く


雨の中、竹の杖を手に杉林の坂道を20分ほど歩きました。昔の人は何日もかけて山道を歩き神社やお寺を巡ったわけで、相当な覚悟を持って旅を続けたことでしょう。

那智大社に向かう階段


400段ほどの階段が続いていましたが、雨が降ったことで気温は下がり、あまり汗を流すことなく上がることができました。石段は滑りにくいように加工されており観光への配慮がうかがえました。

山は霧に包まれる


那智大社に到着


お隣は青岸渡寺(せいがんとじ)


甘いもので元気を回復


神仏混交を感じる場所です。鹿児島では明治初期の廃仏毀釈により多くのお寺が打ち壊され、まことに残念なことです。雨は小降りになり足元に注意しながら休憩所に戻り、黒飴ソフトクリームで元気を取り戻しました。

この日最後の参拝 那智の大滝のある飛瀧(ひろう)神社に向かう


那智の大滝


16時半過ぎに滝まで行くことができましたが、参拝所は17時で閉まるためぎりぎりの時間帯でした。少しでも身近に滝を拝見したいと思い社殿左上の拝観所まで行きました。霧に隠れることなく見事な滝でしたが出発時間があり、数分間程度しか滞在できなかったのは残念でした。

橋杭岩の見える串本のホテル泊


バスは山を下り、海岸部に出て西側へ走り橋杭岩横を通りました。ホテル&リゾーツ和歌山串本は紀伊大島と橋杭岩を見下ろす大変眺めの良い場所にありました。きょう一日は真珠の店、瀞峡巡り、神社とお寺の参拝、最後は滝と盛り沢山でした。

とても個人旅行では日程もコースもしっかり定まらないほどの広い範囲の旅でした。一部では雨にも降られましたが良い思い出ができました。

バスの運転手さん、ガイドさん、そして最初から最後までお世話になった添乗員さん、本当にありがとうございました。とりとめのない日記を最後まで読んでいただきありがとうございます。
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ぐるり紀伊半島 お伊勢参り 2019/06/22 (三重) 

2019-06-25 21:35:51 | 日記
6月22日(土)から3日間、紀伊半島各地の神社などを参拝しました。
幸運にも身内の夫婦二組で参加することができ、大変ありがたいことでした。

伊勢神宮内宮への参道 宇治橋 以下の画像は6月22日に撮影


早起きして鹿児島を7時過ぎに出発 11時半前に新大阪駅に到着


移動中のバス車内 お弁当を食べながら奈良方向へ


土曜日早朝発の新大阪行きの新幹線、博多駅では特に多くの乗客で、自由席は混雑していると車内放送がありました。新大阪到着後は慌ただしく添乗員さんの先導に従って観光バスへ移動。早起きと列車の揺れで空腹感が強く、ガイドさんの話に笑いながら美味しく弁当を頂きました。

伊賀上野 名阪上野ドライブインで休憩


バスは大阪市街地を南へ向かい、あべのハルカスを左に見ながら奈良方向へ向きを転じました。道沿いには防音壁が高く続き、懐かしい生駒山系や金剛山は時折顔をのぞかせる程度でした。

大阪府柏原市で4年間の学生時代を過ごしたのは半世紀ほども前のこと。当時は高速道路はごく一部で頭の中には近鉄線が思い浮かぶ程度、高速道路の利便性には今さらながら感心することでした。

先に伊勢神宮外宮を参拝


思ったよりも境内は静かで参拝客は少ないものでした。人里を遠く離れた神域を想像していたので街並みに隣接していたことに驚きました。境内の分社まで足を運ぶ人は少なめで若者が中心でした。

内宮には多くの参拝者 五十鈴川の清流


川の水に手を触れることができる


見た目よりも深く、岸近くでも腰辺りまでの水深のようでした。手を伸ばす際にバランスを崩し、水に落ちる人もたまにあるとのこと。

こちらは湧水のような池


森の緑が水面に映り込み大変美しい風景でしたが、団体旅行は出発時間厳守。他の人に迷惑を掛けないよう、思いのままの行動はできません。ありきたりの記録程度しか写せなくても我慢です。

賑わう飲食店、土産物店の通り


松阪牛 串焼きが人気


太鼓の音にひかれておかげ横丁へ 神恩太鼓


ここでも一番先に目に入るのは「赤福」でした。まるで江戸時代のような風景が続き多くの観光客が街歩きを楽しんでいました。土曜日のためか、若者の姿や子供連れも多くひときわ賑わっていました。歩行者専用道路ではなく時折車も通るため、昔と現代が入り混じった不思議な光景でした。

夕日は山手に傾く


この日は志摩市浜島町のリゾートホテル夕雅に宿泊。眼下に海を望む素晴らしい眺めでしたが西空から雲が広がり夕焼けはありませんでした。

岩場に打ち寄せる波音が一晩中耳に届き、何度も目が覚めました。寝ている下の方からの潮騒がこれほど耳に響くとは初めての経験でした。

気になっていた天候は崩れず、緑と清流に囲まれた伊勢神宮参拝ができました。夕食には新鮮な海の幸を味わえて幸先の良い旅行初日でした。旅を支えてくれる多くの人たちに感謝、感謝。
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昔からの湧水 出来場井戸 2019/06/20 (鹿児島)

2019-06-20 20:47:27 | 日記
6月20日(木)地元でもあまり知られていない小さな湧水地を訪ねました。

畑横に立つ案内板 右奥は向江山 以下の画像は6月20日撮影


鎌倉時代の伝承


昭和30年代頃までは飲料水として利用されていました。出来場井戸は日置市日吉町の出来場地区にある湧水地です。地元では出来場を「ぜんこば」と呼んでいます。鹿児島語(鹿児島の方言)では井戸を「いがわ」と呼んでいました。現在の若者には通じない方言の一つでしょう。

井戸に向かう狭い坂道


屋根の掛けられた井戸(湧水地)


落葉が入らぬようネットも掛けてある


現在よりも海面が高かった古い時代には、この辺りは入り江になっていたようです。四角い石積みで囲まれ、水底の石畳の隙間から湧水が出ています。

あふれ出すような水量ではありませんが、四季を通じて水があるようです。まだ一般家庭に井戸が少なく、公営水道も通じていない時代には貴重な水源でした。訪れる人は殆どいないと思われますが、今も大事に管理されています。

小さな川の上流部は水田跡地


昨年まではK君がこの井戸近くで、ただ一人水稲作を続けていました。周辺水田は耕作放棄後30年近いと思いますが、まだ林にはなっていません。おそらく背後山林からの湧水が多くて木が育たないのでしょう。

浜への道沿いを藪払い


マツバギクが生い茂りブロック塀の下にまで伸びていたので刈り取りました。近くの砂地からも道路に伸びていたので剪定、一輪車で3回運んで捨てました。

今日はPM2.5日和 見晴らしが悪い


江口から北側、吉利から南側は全く見えません。久多島も全く見えないうっとうしい空模様でした。

元気なアジサイ


畑の南側にあり日当たりが良いためか花付が良く色濃くて目立ちます。アジサイは半日陰でも良く育ちますが、日当たりの良い場所では元気一杯に茂ります。

旬の食材 大名竹タケノコ


周辺の藪から竹が伸び、タケノコもあちこち顔を出しています。食材に必要な分だけ竹藪から探し出しています。6月も下旬、そろそろシーズンも終わります。
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雨降れば草も伸び 汗を流す 2019/06/16 (鹿児島)

2019-06-18 18:13:25 | 日記
6月16日(日)天候が回復したので日置に出かけました。
14日から15日にかけて50ミリ程度降り、大地を潤す恵みの雨に感謝です。

夏の花 ノウゼンカズラ 以下の画像は6月16日に撮影


自宅の庭先で今年も花が咲き始めました。オレンジ色の花は青空と白い雲に映えます。天候にもよりますが一夏に2回ほど花を咲かせます。

まだ波が高い吹上浜


低気圧が台風並みに発達したため強風で海は荒れています。16日もまだ西風が吹き釣人の姿はありませんでした。

中国製の殺虫剤


今年の吹上浜は少雨傾向のため漂着ゴミが殆どありません。この日は南から漂着したようなペットボトルを数本見かけた程度でした。8月にかけては南風に乗って台湾や中国南部からの漂着ゴミが増えてきます。

唐芋の草取り


唐芋(サツマイモ)の葉が茂り始めています。畝にはマルチシートをかぶせていますが、畝の間やシートの隙間に雑草が目立つようになりました。肥料が効いているため、雨の後は雑草が急激に伸びます。

経営規模の栽培では除草剤を散布して雑草を押さえています。自家用のごく少量栽培なので手作業で草取りに励みました。ある程度草が伸びていると指で引き抜けますが小さなものには草取鎌が便利です。土ごと草をこそぎ取り、土をふるい落とし「てみ(手箕)」に集めます。

昔ながらの作業は麦わら帽子をかぶり、首に汗拭きタオル、両手に手袋。腰をかがめての作業はかなり大変です。放置しておいても唐芋の茂る勢いの方が雑草に勝りますが・・・・・今は大変でも草取りをしておいた方が、真夏の唐芋の蔓返し作業がしやすくなります。

ナスを初収穫


ナスを初収穫し、マルチシートをずらして追肥をすると土は乾燥状態でした。雨が十分降れば地中にしみこんだ水分がマルチシートの下まで上がってきますが、まだ水不足状態のようです。

成長が遅れているオクラ 手前


雨の日が増えれば成長が進むと期待しています。オクラは実が付き始めると収穫が後手に回るほど成熟の早い野菜です。生産農家では一日2回収穫するそうです。

苦瓜(ゴーヤー)は棚の天井に届いていますが、風の影響を少なくするために格子状に竹を追加しました。ツルの先端がうまく伸びるよう数か所を竹格子に紐で括り付けました。

マイペースで伸びる紫山芋


伸びるに任せていたので勢いのあるものはネットに巻き付き、成長が遅いものはまだ蔓が地面を這っています。ムカゴから発芽したものが多く、芋が食用サイズまで成長しなかった場合は、地中に保管しなおして来年そのまま植付けることができます。

フォックスフェースを移植 左側


種から発芽した苗をもらいました。木陰のプラ容器で育てていましたが、雨不足で移植が遅れました。半日陰に置いていたのでか弱い状態ですが半分程度でも成長してくれたら幸いです。別名ツノナス、黄色いキツネの顔のような鑑賞用の果実が特徴的です。

アジサイがきれい


枝が込み合っていたので冬場に間引いたところ、丁度良い具合に茂って花を咲かせています。上には柿の木があり半日陰で生育条件が良いのでしょう。

小菊の挿木


きれいな花を咲かせるためには毎年挿木が必要です。時期が遅れましたが少しでもきれいな花を見たいと思い挿木をしました。今年は新芽が伸びやすいように挿し穂を垂直に挿してみました。

咲始めたムクゲ


姶良市のお寺からもらった枝を挿木で殖やしました。ムクゲは挿木で殖やしやすく乾燥にも強く放置状態でも良く花を咲かせてくれます。昔は畑の境などによく見かけるものでしたが最近は数が少なくなりました。

梅雨晴れの一日、最初はナスの収穫程度の予定でした。野菜畑を見るとあちこち雑草が伸びていて草取りに手間取りました。もらったフォックスフェースの移植、小菊の挿木もあり作業を終えたのは夕方でした。かなり疲れました。

これから雨が降るたびに雑草も伸びるため、草取りをしても一時的な自己満足に過ぎません。無理のないように足を運んで、野菜の管理ができたら良いなと思うことでした。
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小雨降る 都市農業センター 2019/06/14 (鹿児島)

2019-06-14 16:44:36 | 
6月14日(金)小雨の中、鹿児島市都市農業センターに出かけました。

鹿児島市都市農業センター 水生植物園


ネムの花咲く


大賀ハスは生育が今ひとつ 右上はスイレン池


草刈直後のきれいな土手 水田側は立入禁止


ここには大賀ハス、スイレン、ハナショウブがあります。今年は水田側の通路が立入禁止となっていました。水辺への転落防止と周辺環境への配慮のようです。

今季は大賀ハスの生育が遅れています。春先からの少雨傾向が影響しているのか、蕾も少なめで精彩がありません。本格的な梅雨空が続けばある程度は開花も進むでしょうが、今年は残念ながら期待薄です。

雨で一息つく植物たち

せっかくなので水田用水路の上流部を散策してみました。

白い花が印象的なドクダミ


ヒメジヨオン


ムラサキシキブ


耕作放棄地に埋もれるトラクター


昨年までは一か所だけ耕作されていた水田に草が伸びていました。今年から休耕のようです。鹿児島では耕作放棄地が拡大しています。

山間部で大型機械が入りにくい所、日当たりの悪い場所だけでなく広い道路沿いの平坦地にも耕作放棄地が広がりを見せています。先祖がまさに汗水を流し開いた耕作地が見放され、荒れていくのは見るに堪えません。

雨の中動き回る小さなカエル


糸トンボ


水生植物園では真夏にかけて多くのトンボを見かけます。さらに気温が上がり雨が山野を潤せば、草花や虫たちとの様々な出会いもありそうです。近場でもあり、機会を見て再訪したいものです。 
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雨量不足 埃を立てて草刈り 2019/06/11 (鹿児島)

2019-06-12 15:27:28 | 日記
6月11日(火)鹿児島は梅雨入り後雨量の少ない状態です。
雨天よりはましなので、前回の藪払いに続いて日置で草刈りをしました。

まずは八幡神社に参拝


豊作祈願のお田植祭り「せっぺとべ」(精一杯飛べ)で知られる日置市日吉町の八幡神社です。昭和時代は毎年6月6日の祭りでしたが、現在は6月の第一日曜日に開催されています。若者が泥田で飛び跳ねる奇祭として知られています。

境内の泥田はすでに干上がりひび割れていました。幼い頃、祖父の家が神社のすぐ近くにあり、昭和59年に廃線となった南薩線「日置駅」も目の前でした。遊び場としても懐かしい神社です。50年ほど前に祖父と寄進した3本のイチョウの木が階段横にあり、元気に色濃い葉を広げていました。

田植前とは思えない畑のような水田 右後ろは城山(じょうやま)


右側はすでに早期作の稲が伸びていますが、左側の水田は乾き切っている感じです。水利が不便な昔ならば田植ができないと嘆くような空模様です。

日置に近いアメダス観測地点「東市来」の6月1日から11日までの累計雨量はわずかに12.5ミリ。昨年の同期間では23ミリですから半分程度。今年の6月上旬は雨の日が多めながらも、春先からの高温少雨傾向が継続しているようです。2017年の同期間は116ミリでした。

吹上浜への道 草刈前 海は少しウネリがあり釣り人の姿なし


西日の差す夕方 草刈後


Sさんが草刈りをしてくれたので私も少しだけ剪定ハサミで手伝い、レーキで草などを片付けました。真夏になると砂山は乾燥して夏草もそれほど伸びません。これで今シーズンは通路が広めに確保できそうです。

昔ながらの道も掃除


近所の人が歩いて通るだけの道ですが日々の暮らしには大事な生活道路。生垣の枝が伸びていたので少し剪定し、路面に伸びだした草を刈りました。雨が降れば草木も伸び、台風が来れば落葉も重なりますがこまめな管理を心がけています。

雨不足で土が乾いているので草刈機を動かすと土煙が立ち、風向きに気を付けて作業を進めました。理想的には雨上がりで少し土が湿っている程度なら草も刈りやすく埃も立ちません。

ムクゲが咲く


御縁のある姶良市のお寺からもらった枝で殖やしました。今年も花が咲き始めました。

グラジオラス


ウズラの卵程度の球根だと思いますが、今年も順調に茎を伸ばしてきれいな花を咲かせました。ランタナの枝も勢いづき道路に伸びだしている分を切り詰めました。

百合水仙(アルストロメリア)


昭和時代にはなかったようですが、この時期あちこちで見かけます。

大名竹のタケノコ


庭先や畑の周囲に伸びだしているもので適度な大きさのものを食用に持ち帰っています。腰の高さ以上に伸びたものは食用とせず、山鍬を15センチほど打ち込んでで地中部から除去しています。

雨がほしいアジサイの花


アジサイは雨に濡れて色艶を増すような感じがします。今年の梅雨入りは平年並みの5月31日でした。これまで雨の日もありましたが雨量が少なく、畑の唐芋(サツマイモ)はようやく根付いたものの葉が茂り出すまでになっていません。

アナグマの仕業でしょうか、一部の苗は畝から引き抜かれていました。昨年の唐芋に味を占めたのか、ようやく根付いた苗まで掘るとは驚きです。普段は土を掘りミミズなどを食べているようですが、今から苗を掘り出すようではこの先が思いやられます。
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清泉寺跡 夏草と磨崖仏 2019/06/08 (鹿児島)

2019-06-09 17:40:28 | 史跡巡り
6月8日(土)曇り空に日差しも出る少し蒸し暑い一日でした。
かねて気になっていた鹿児島市谷山の史跡、清泉寺跡を訪ねました。

清泉寺(せいせんじ)跡の左手(下流側)は水道施設


国道225号を鹿児島市の谷山坂之上から南へ走ると下福元町影原交差点の少し手前に「清泉寺跡」入口の案内板があります。離合が難しいような生活道路を数百メートル進むとさらに小さな案内板があり、右折して坂を下ります。

鹿児島市水道局の施設が左手にあり、右手の空地に車を止めます。ここに鹿児島市の説明板がありますが、清泉寺跡とは無関係なようで見落としてしまい、その後の行動に手間取りました。

鹿児島市の史跡説明板


帰る前に説明板を読むと寺跡の磨崖仏の位置なども表示されていました。

史跡位置図


車を止めた場所の右手(山手側)が寺跡で墓地とのこと。

湧水汲場 説明板のすぐ横


私と入れ替わりで車が一台出て行きましたが、おそらくここで水汲みをしたのでしょう。

墓地跡などへの入口 フェンスを開けて右に入ると墓地


磨崖仏を見ることが目的でしたので墓地へは入らず、狭い通路を進むと水源設備があり対岸へは行けませんでした。

向うにも何か看板が


水路を隔てた遠くにも何か看板がありました。下流側に少し引き返し看板を目指しますが夏草が茂り足元がおぼつかない場所でした。

ようやく磨崖仏に気付く


15時過ぎに訪れたので日差しは林にさえぎられ、近づいてようやく磨崖仏と気づきました。

鹿児島谷山ライオンズクラブの案内板


二体の磨崖仏 左は在家菩薩磨崖仏


岩と林のバランスが美しい


磨崖仏について鹿児島県のホームページから引用して紹介します。

清泉寺跡の西側には,在家菩薩磨崖仏(ざいけぼさつまがいぶつ),妙有大姉磨崖仏(みょうゆうだいしまがいぶつ)があります。

在家菩薩磨崖仏は,立像で,高い崖面におよそ2メートル,右手に槍をもち,左手をそえており上体は裸体で,下衣のみ着けています。顔は壊されており,形相は不明ですが,日新公を神格象徴したものとの伝承があります。

右は妙有大姉磨崖仏


妙有大姉磨崖仏の像は,在家菩薩と並んで立っています。この像の右手は,胸前で剣を持ち,左手は腰に托しています。顔面や手足など,損傷を受けておらず,形相などをはっきりと捉えることができます。高さは2メートルを越えるもので,両足をしっかりとふまえた力強い姿です。日新公御夫人妙有大姉を象徴神格化した像であるとの伝承があります。(引用終わり)

林の中を進む 岩に刻まれた宝剣


薄暗い渓流


川向の仁王像 阿吽金剛力士像


阿吽金剛力士像磨崖仏(鹿児島県ホームページから引用紹介)
この両磨崖仏は台地の岩壁がL型になっている両面を利用して彫刻されたものです。一つは東を向き,もう一つは北を向いており,高さは共に2メートルを越えるほどです。川を挟んで丁度対岸の在家菩薩,妙有大姉と相対しています。

阿吽の像は共に金剛杵を持ち(阿の像は左手に,吽の像は右手にもつ),怒りを全面に表した形相をしています。廃仏毀釈よる影響を受けておらず,堂々とした彫刻を見ることができます。(引用終わり)

引用した鹿児島県ホームページ記事については「谷山市誌(昭和42年3月発行)」,「鹿児島市史跡めぐりガイドブック-五訂版-(鹿児島市教育委員会・平成28年3月発行」他を参考としており、「鹿児島県としての正式な見解ではないことに御留意ください。」との注意書きがあります。

画像をアップすると右側にも刻まれていました


撮影しているときは気づきませんでしたが正面仁王像の右90度にも仁王像が刻まれていました。

右側の仁王像


渓流を渡り対岸をよじ登れば仁王像の前まで行けたかもしれませんが、川岸は小さな岩に夏草と苔が絡み軽装備では登れそうにありません。ネット情報によると、対岸の山林斜面には仁王像に至る小道があるようです。

夏草が茂り訪れる人もほとんどないような場所でマムシも心配です。磨崖仏の存在感は素晴らしいですが、現状では一般におススメできる場所ではありません。少なくとも夏草が茂る時期は避けて冬から春先に訪れるのが良さそうです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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梅雨の晴間 藪払いなどに汗流す 2019/06/06 (鹿児島)

2019-06-07 15:18:14 | 野菜作り
6月5日(木)貴重な梅雨の晴れ間、実家の藪払いなどに汗を流しました。

浜への道沿い ハマナデシコ


砂浜に自生するありふれた花ですが、この時期は花が咲きそろってきれいです。

穏やかな吹上浜 手前の花はグラジオラス


天気は下り坂ですが海は穏やか、K君がキス釣りをしていました。潮が下げ始めてからフグが多いとのこと。まだ型が小さめでしたが釣果は今晩のおかずには十分なようでした。

道路沿いのランタナを剪定


このランタナは特に生育が旺盛で全ての枝が草のように早く伸びます。20~30センチ程度刈り込んだ枝先は、一輪車に山盛り2回分もありました。

道路脇の椿なども剪定


年々道路に枝先が伸びだして徐々に道幅を狭めていました。こちらも20センチ程度刈り込んで自動車通行に余裕を確保、一輪車2台分を廃棄しました。

藪払いの副産物 大名竹タケノコ


実家の周囲に竹藪があり、庭先にも地下茎が伸びているため定期的な藪払いが欠かせません。一般的な伸びた木の枝などを剪定する藪払い以前に地下茎から伸び出したタケノコの除去が一番大事です。

気付かずに竹にまで成長すると笹が茂り地下茎が勢いづき、周辺に次々とタケノコが伸び出します。庭先や野菜園の周囲が竹藪にならないよう定期的に見回り、山鍬で除去しています。

大きさが手頃なものは食用に持ち帰っています。苦味がなくあく抜きせずにそのまま煮物、天ぷらネタ、みそ汁の具、炒め物などに使える旬の味覚です。

大名竹は吹上浜沿岸部に自生していますがタケノコが出るのは梅雨時の1か月程度です。孟宗竹のような営利栽培は難しく、スーパーなどでの流通量は少ないです。今年は少雨傾向で遅れていましたが梅雨入りで一挙に伸び出した感じです。

おたふく豆(ソラマメ)を撤去


東側列は枯れてしまい、生育が遅れていた西側もサヤが充実したので収穫し、全体を撤去しました。ソラマメは茎が伸びすぎると風で倒れやすくなりロープで固定が必要になります。栽培期間が長く手間のわりに収量は望めず、家庭菜園にはお勧めできません。一般的には実えんどう豆の方が管理が楽で収量も安定しています。

適度な収量がありました


雨不足でサヤがしなびて実が成熟しきれないものが多い中、全体としてはほど良い収穫でした。収穫が遅れるとどうしても豆が固くなり食味は落ちますが、油で揚げた豆を思えばそれほど固くもなく食べられました。

アジサイが花盛り


大きな柿の木の下にあり半日陰で生育条件が良いのでしょう。毎年特に手入れもしませんがきれいな花を咲かせてくれます。

苦瓜(ゴーヤー)は棚の上に届く


昨年よりも脇芽をあまり切らない状態で育てています。棚の上で枝が広がれば蔓が安定して、昨年のように風で傷むこともないでしょう。

雨を待つ唐芋(サツマイモ)


黒いマルチシートを掛けていない畝です。日差しが照り付けると土が乾燥し唐芋には過酷な環境です。畝は乾き切っているようですが苗の先端部がしっかり起き上がっており、一応は根付いているようです。

マルチシートを掛けた畝では水分は失われにくいものの、強烈な日差しで地温が上昇し内部はサウナ状態。根付いたばかりの唐芋には試練です。

この日は夜から一時雨となり、唐芋には天の助け命の水となりました。雨後のタケノコという言葉もあります。この雨で大名竹タケノコもまた多くが伸びだしそうです。大名竹のブログ記事はこちらからご覧ください。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。