ビーチコーミングとは海岸の砂浜に打ち上げられた漂着物を収集することです。主に貝殻や流木、珍しい空き瓶などを探します。丁寧に研究して標本を作ったり、細工を楽しんでいる人もいます。
吹上浜は外海で夏場は南方からの漂着物が多く打ち上げられます。昨年は台風の影響で中国大陸南部や台湾からのゴミが大量に漂着しました。
2013/07/29 漂着ゴミの様子
2013/07/29 台湾を中心とするライター
2013/07/25 浮きなど
2013/07/25 飲料水の容器
2013/07/25 即席めんの袋
海には国境がないので風と波が珍しいものを運んできます。特に面白いのが南方系の漂着物です。おなじみの椰子の実はよく見かけます。
ビーチコーミングは他の人よりも先に発見して手に入れることが大切です。吹上浜では毎日のように貝殻を探している人がいます。歩きながらこまめに探すと色んなものが見つかります。
最大のものは鯨でしょう。南さつま市付近では数年に一度は迷い込み、死骸が漂着しています。昨年は入来浜でイルカの死骸を見かけました。殆どの魚は他の魚や鳥に食べられて骨だけが漂着することが多いです。
吹上浜沿岸部では過疎化が進行して毎日のように浜に出る人は少なくなりました。海が荒れた後は珍しい漂着物に巡り会う絶好のチャンスです。これからは暑さが厳しいので早朝散歩をかねてビーチコーミングがお勧めです。
中には針の付いた注射器や医薬品、農薬、電球などの危険物もあります。不用意に触らないよう、蓋を開けないようにしてください。また、色んなものを大量に持ち帰るとガラクタの山に変貌する恐れがありますので要注意です。大型の浮きなど、何かに使えそうと思っても・・・・・なかなか使い道がないものです。
2014/06/24 河川からの漂着ゴミ
今年は今のところ南方系の漂着物を殆ど見かけません。梅雨明け前には前線が北上し、南西風が南から珍しいものを運んでくれるはずです。
今にして思えば、昨年の中国ゴミはビーチコーミングには最適のものでした。砂浜が汚れることは厄介ですが、南から流れ来る漂着物を待つのも楽しいものです。昨年の中国ゴミのブログはこちらからご覧ください。