花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

さつま町宮之城 田の神様巡り 2025/01/16(鹿児島)

2025-01-18 17:01:19 | 史跡巡り
1月16日(木)入来町の次はさつま町の宮之城地区に向かいました。

角郷(すみごう)の田の神様(たのかんさあ) 以下の画像は1月16日に撮影


さつま町は2005年(平成17年) 宮之城町・鶴田町・薩摩町が対等合併して発足。南側の祁答院町、入来町、東郷町、樋脇町は2004年に薩摩川内市と新設合併しています。

ここは旧宮之城町久富木地区の田園地帯です。宮之城線跡地が道路になっていて入来方面へは便利な近道です。

ここには松飾があった


平成21年にこの場所に移転した風化の進んだ田の神様ですが、きれいな松飾がありました。

半ば放置された田の神様が多い中、大事にされていて心が和みました。

宮之城線跡に残る腕木式信号機 左奥に薩摩山崎駅跡が残る


のどかな昔懐かしい風景ですが、よく見かけていた政党看板が壊れて土手の下に落ちていました。

木から落ちても猿は猿などと言われますが・・・選挙に落ちた人は早々に忘れ去られるのか・・・虚しさを感じました。

山崎麓の田の神様 山崎小学校近く 


田圃道と昔ながらの道とのT字路横にあります。グーグルマップのストリートビュー(2013年)には写っていないサザンカがきれいに咲いていました。

小さいが損傷の少ない田の神様


寛政5年(1793年)の造立で、麓(武家屋敷跡)の風景と調和しています。背後には空地や空き家が目に付きました。

表情が端正 イケメン


各地の花巡りなどの間に田の神様を見かけますが、特に表情が端正に感じられました。

宮之城島津家の墓地 さつま町虎居 宗功寺公園


大きな墓石が整然と並んでいて、墓石に彫り込まれた花模様などが力強くて見事です。

初めて訪れたのは50年ほど前で、その後一度訪れたような気もします。当時は古い墓地だとしか感じられなかったのですが、改めて一つずつ墓石を見ていくと存在感に圧倒されました。

単にカメラを向けて写し回ることなど恐れ多くて早々に引き上げました。いずれ機会を見て再訪したいものです。

かぐや姫の里 北薩広域公園


インスタグラムの投稿で時々目にした程度で、初めて訪れました。川内川右岸を広範囲で整備した公園で、今も工事継続中のようでした。

オートキャンプ場側にも通じているとのこと、広大過ぎて将来的な管理が大変だろうと心配してしまいます。

一ツ木の田の神様 道路横から田圃を見守る 


紫尾山に向かう途中で目に入り、近くに行ってみました。おそらく耕地整理が進んでこの地に移転されたものでしょう。

彩色(化粧)された田の神様で、遠目にも目立っていました。藁ツトが架けられ、両側に竹が立ててありました。

紫尾山 頂上付近は雲隠れ


陽射しのない寒い日で、紫尾山頂には雪景色が残っていると期待したものの、堀切峠から山頂部への道が工事中で通行止めでした。

今日の主目的は、宮之城歴史資料センターで2月2日まで開催中の田の神パネル展でした。さつま町内には想像したよりもはるかに多い110体の田の神様が残っていることが判りました。

詳しい案内図を買ったので、花巡りに合わせて田の神様を訪ねたいものです。
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入来町副田 田の神様など巡る 2025/01/16(鹿児島)

2025-01-18 14:48:24 | 史跡巡り
1月16日(水)曇り空の寒い日、薩摩川内市入来町副田地区を歩きました。

入来町副田 中組の田の神様 1711年造立 以下の画像は1月16日に撮影


一般的な田の神様とは少し違った雰囲気の、地蔵菩薩型です。1926年(大正15年)宮之城線工事でこの地に移転と案内板にありました。

鹿児島県指定文化財 詳しい説明板


道路脇にあり後ろは林 両側にイチョウ


下手の十三仏塔


良い機会なので史跡案内板に従って300mほど歩き、廃屋横を少し進むと左手にありました。個人で管理されているようできれいな花が供えられていました。

石に彫り込まれた十三仏 1575年造立


かなり風化が進んでいて説明板がないと判りにくい感じでした。

薩摩川内市指定文化財 説明板


周辺には農家がありますが、あちこちで廃屋も目に付きました。やがてはこの史跡も草木に埋もれそうな感じです。

早馬段(はやまだん)の田の神様 


国道328号と335号交差点の西側100mほどの道路横にあり、自然石のように見えます。

道路脇にある


昔からこの位置にあったような感じで、案内板がないと気付かないほどです。

70mほど南側にも 下手の田の神様


グーグルマップには表示されていません。早馬段の田の神様に近い場所です。

珍しい女人像


男女双体型の田の神様もありますが女人像は珍しく、1926年(大正15年)に造られた比較的新しい田の神様です。

後ろの藪が茂り、造花の取替もなかったようで表情が寂しそうに見えました。

この後は宮之城線跡の道路を走り、さつま町に向かいました。
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日吉町扇尾 乳地蔵と深固院跡 2025/01/07(鹿児島)

2025-01-14 19:56:51 | 史跡巡り
1月7日(火)野菜園など掃除して、帰り道に扇尾へ向かいました。

道沿いにある乳地蔵 以下の画像は1月7日に撮影


グーグルマップで気付き、機会を見て訪れたいと思っていました。

伊集院に向かう途中の住吉地区毘沙門自然の森公園脇を南へ進むと、扇尾小学校跡の750mほど手前の道路左手にありました。

乳地蔵の案内板


ここに参拝すると母乳が豊富に出ると言い伝えられているお地蔵様です。

様々な石仏や石塔の欠片を集めた感じ


明治初期の廃仏毀釈で壊された仏像や石塔、墓石などの欠片を集めたのでしょうか。風化が進んでいることもあり、お地蔵様のように見えるのは一部に感じられました。

10mほど北側にも小さな石仏があった


最近では管理する人もないようで、花などは見当たりませんでした。

深固院跡入口


乳地蔵から東側へ100mほどの位置には深固院跡の大きな案内板がありました。

加世田、吹上方面から鹿児島へ通じる県道35号永吉入佐線を利用することはあっても、扇尾~毘沙門を通ることは殆どありませんでした。

看板には深固団子発祥の地、幽遠山深固院跡と書かれており、平成2年度の村づくりパワーアップ事業とありました。

広場と建物があった


少し上がると農村広場の様なところがあり、地域振興のために駐車場と建物が整備されたのでしょう。

平成2年は1990年、今から35年も前のことですが当時は公共事業に勢いのあった頃で懐かしい時代でした。

現在では簡単に造れそうもない施設です。後に「失われた10年」などと言われる時代が始まった頃です。

その後も日本経済は横ばいが続き「失われた20年」とも言われ、今に至っている感じもします。

しんこ団子の由来など 建物壁の案内板


この寺跡は深固団子(しんこだんご)発祥の地とされ、毎年11月の祭りでは団子販売と地元の演芸が披露され多くの人で賑わっていたようです。

広場の左手に残る墓地


広場左手には壊された仁王像や石仏が残され、墓石のようなものもありました。

山手の竹林内にも小さな石塔のようなものが


孟宗竹が茂っていますが、地元の方々が年間を通じて管理されているようです。孟宗竹は太くて長いため、片付けや管理は大変な作業です。

破損していないように見えるが


全体に苔むしていますが、細かく見ると頭部は後で作り直されたような感じもありました。

こちらは墓石でしょうか


雲の切れ間から日差しが差し込んできました。右側の破損したようなものは何でしょうか。

和尚さんの墓石


こちらには花が手向けられており、大切な和尚さんの墓石のようです。

静かな場所であるだけに、今も残る廃仏毀釈の惨状に胸が痛みます。

短時間を過ごし今日の目的地「蛇の窟」(じゃのあな)に向かいましたが、時期を見て再訪したいものです。
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入来八重地区 栗下の磨崖仏 2024/11/06(鹿児島)

2024-11-10 18:20:43 | 史跡巡り
11月6日(水)久しぶりに国道328号沿い、栗下の磨崖仏に立ち寄りました。

国道328号沿いの酔芙蓉 以下の画像は11月6日に撮影


今日は運転免許の高齢者講習で薩摩川内市入来町に出かけました。免許取得後半世紀を過ぎて、乗り慣れない車でうまく運転実技ができるか不安でしたが、教官の笑顔と丁寧な指導に感謝、感謝。

行きがけに目にした道沿いの酔芙蓉に、帰り道で立ち寄りました。ここは入来峠を北へ下った八重地区です。この酔芙蓉が咲いているところは路肩が広く安心して車を止められます。

階段を上がると磨崖仏が見える


酔芙蓉が咲くすぐ隣にある階段を30段ほど上がると少し広くなっていて、正面岩壁に彫られた磨崖仏があります。

階段手摺横で咲くツワブキ


野山を彩る黄色い花が咲くと、鹿児島でも秋を感じます。紅葉の前にツワブキの花巡りもしてみたいものです。

岩壁の磨崖仏


磨崖仏と聞くと、大分臼杵の磨崖仏のような大きなものを想像しがちですが、ここの仏様は小さなものです。

薩摩川内市の指定文化財 案内板が新しくなっていた 全文を紹介 


薩摩川内市指定文化財 栗下磨崖仏(くりしたまがいぶつ)
昭和62年3月7日指定

この岩壁に彫刻された阿弥陀如来の坐像は、貞享(じょうきょう)4年(1687)2月に、この栗下に住む谷口平兵衛が、親に先だって亡くなった子どもの供養のために作らせたものだといわれています。

谷口家では代々早世する子女が多かったので、白山山伏の占いによってこの阿弥陀を刻んで祀ったところ、その後、男女六人の子福長者になりました。そこで、「この仏さまは子産み仏だ」といって大評判になり、特に子どものない婦人達に信心されるようになりました。

市内の仏像は明治初期の廃仏の時に破壊されたり、損傷されたりしたものが多かったのですが、この仏像は谷口家の人々がひそかに粘土で塗りつぶして守ったために、このように素晴らしい彫刻が無傷で残ることができたのでした。 

令和6年3月 薩摩川内市教育委員会

両手で包めるほどの大きさ


磨崖仏は山中の岩壁に刻まれ近づきがたいものが多いものですが、ここの仏様はすぐ目の前にお姿があります。

グーグルマップにも表示されて場所が判りやすく、車も止めやすいので機会があればお立ち寄りください。
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梅雨入り 慈眼寺公園を歩く 2024/06/08(鹿児島)

2024-06-10 16:03:01 | 史跡巡り
6月8日、鹿児島は平年より9日遅く梅雨入りしました。

ノウゼンカズラ 今年は開花が早い 以下の画像は6月8日に撮影


6日に唐芋(サツマイモ)苗を植えて7日は日差しが戻り、8日は再び雨。

早めに活着(発根)しそうで良いタイミングの雨に安堵しました。

親戚宅にお邪魔


家主さんは花好きで、庭先の花が雨に濡れて一段と美しく感じました。

可愛い猫ちゃん この人だれ?


人懐っこく、すぐに寄って来てくれたところをパチリ。この後近くの慈眼寺公園へ向かいました。

15時16分 慈眼寺公園内の稲荷神社


和田川沿いの古いお寺跡ですが神社もあり、古い墓石や石仏、岩に彫られた石塔などもあります。

幼子を抱く慈母観音様


今日は降り始め まだ川原を歩くことができた


川沿いから市道側に向かう坂道


急階段の上は谷山神社


歩くうちにかなり汗ばんで、急な石段を登る気力がなく今日はパス。

考古歴史館西側のイタリア式水階段


周囲の景色に溶け込んでいて、単純に山水が流下していると思ったら、高低差8m、ポンプによる循環方式とのこと。

よく見ると丸い石が回転している


説明板によると丸石は直径60cm、重さ300キロ。何枚も写しましたが回転している感じがうまく出ていません。

花園の南側 キョウチクトウとアジサイ


花園はネモフィラが撤去され、南側の縁にはキョウチクトウが咲いていました。

和田川の清流 8日の鹿児島の雨量は11.5ミリ


今日はまだ降り始めで川の流れはきれいでした。川の南側ではそうめん流しが営業中でした。

薄暗い中で緑葉が美しい


日差しがあると気付きにくい緑の美しさに魅了されました。

16時35分 濡れた石段が美しい


再び下流側に向かいましたが、次第に薄暗くなり川面が写りにくくなったので撮影を切り上げました。

梅雨入りは遅かったものの、今後大雨の心配もあり・・・ほどほどに降ってくれるとありがたいのですが・・・さて、どうなりますか。
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雨上がり 新緑の幸加木神社 2024/04/16(鹿児島)

2024-04-18 14:56:58 | 史跡巡り
4月16日(火)雨上がり、鹿児島市小野町の幸加木神社へ出かけました。

改修工事中の幸加木(こうかき)神社 以下の画像は4月16日に撮影


一般的な神社ではなく、甲突川支流の幸加木川沿いにある木村家の墓所、神仏を祭った場所です。

観光地ではありませんが静かな環境の中にあり、史跡や自然観察が好きな人にはおススメ。

広く一般に無料で公開していただきありがたいことです。

神社入口に注意 道路右手に看板あり


県道206号徳重横井鹿児島線を小野町から犬迫小学校方向へ走ると、左手に広い駐車スペースがあります。

樋口建設の車両置場が見える場所から小さな川沿いを上流部へ歩きます。

木村探元(江戸時代の絵師)の墓は画面外右手の林に中にあります。

小さな石橋を渡り鳥居をくぐり上流へ100mほど


少しだけ石段の坂道を歩く 小さな落石あり足元注意


ごく小さな石橋 右手の滝が見える


鹿児島市発行の史跡巡りガイドブック(伊敷地区)を引用して紹介します。

幸加木神社 ▶こうかきじんじゃ 有形文化財/建造物

甲突川の支流の幸加木川の上流の大きな岩が折り重なった所に,木村探元の祖先で北条高時の弟,泰家の三世孫の木村時勝の創建による幸加木権現廟(幸加木神社)がある。

祭神は伊弉諾命(いざなぎのみこと),速玉男命(はやたまおのみこと),事解男命(ことさかおのみこと)の3座で棟札には「高鍵」或いは「高賀木」とも記してあるという。

左右に滝があり,境内には水神や仏像も祭られている。この小野から切り出される小野石は上質とされ,石橋などに用いられた。また石工も多く出て,磯の仙巌園などの石造物も手がけたと言われている。(引用終わり)

渡り板が折れそうで怖い


同じ板が長年使われています。今日は板が濡れていて、ゴム長靴ではなかったので渡るのを止めました。

水量が少し多め


大きな岩の間を小さな滝が流れ落ちています。画面外のすぐ下には、厚手のビニルシートが引っ掛かっていました。

鳥居から滝まで範囲が広いため管理が行き届かない場所もあり、所々で壊れた建物の欠片などが目に付きます。

こちらは左側にある滝


右側の滝よりも水量は少なめで、水行ができそうな滝です。

石仏が祭られている


小さな差し掛け屋根は破損して失われていました。

心落ち着く場所


滝の脇、苔むした岩壁には不動明王像などが祭られています。幼いうちに一度は体験してほしい、身近な故郷の史跡と自然風景です。


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薩摩永野駅跡 吉川の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 18:19:46 | 史跡巡り
3月16日(土)鶴田の岩ツツジ山の後、薩摩永野駅跡に向かいました。

11時53分 薩摩永野駅跡に向かう途中 中組の田の神様


さつま町求名の国道267号の道路横が広くなっている個所で、田の神様を見かけました。

案内板も何もありませんが、真昼の日差しが当たり存在感がありました。

草刈はしてあるが


顔の表情は失われていますが、しっかりした形の田の神様です。耕地整備や道路拡幅などでこの地に落ち着き、今は祭る人がいないようで気の毒なことです。

12時37分 薩摩永野駅跡の西側 吉川の田の神様


旧国鉄宮之城線の薩摩永野駅記念館から西側へ260mほどの地点にあり、記念館周辺だけを見て田の神様に気付かない人も多いことでしょう。

かなり新しい現代的な田の神様


小型の田の神様で、色濃い彩色が施されたイケメンです。

線路跡 宮之城側から東側を見る 右側に田の神様


左側は大口方面に通じ、桜並木の右側は一段下がっていて宮之城方面です。

地元の方が大切に管理


近くに永野金山跡があり、地域おこし活動に取り組んでおられます。

今年は菜の花が良く育ったようで、準備した苗がだいぶ余ったようです。

桜並木が美しい


線路跡に沿って多くのソメイヨシノが植栽されています。昨年は3月28日に訪れて満開の桜を楽しみました。

南側には中岳(650m) 弾薬庫整備の適地調査が予定されている


さつま町が要望していた弾薬庫設置について、薩摩永野駅跡の南に位置する中岳周辺(国有地)で適地調査が予定されています。

北薩横断道路の永野ICに近く交通の便が良い場所です。

3月7日に町は初の説明会を開催しました。人口増や地域活性化につながることを期待する声の一方で、自然豊かな場所にふさわしくないと不安を感じる人もあるようです。

この先の展開が注目されますが、まずは線路跡の桜並木満開の景色を楽しみたいものです。
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さつま町広瀬 内小川田の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 15:56:52 | 史跡巡り
3月16日(土)、鶴田の岩ツツジ山に行く前に立ち寄りました。

10時1分 さつま町広瀬 穴川の南 内小川田の田の神様


グーグルマップを見るうちに気付いた田の神様で、良い機会だったので立ち寄りました。

女性的な表情


優しい表情の田の神様で、丁寧な彩色が施されていました。季節の花が供えられ、大事にお世話されていることが窺えました。

立姿


田の神様のスタイルは、立った状態、腰を屈めた状態、片足を持ち上げた状態など様々です。

地蔵型、神官型、農夫の姿など様々で、石に田の神と彫り込んだもの、なにも記されていない自然石など様々です。

大きさも大小様々にあり、田んぼを見守ってこられた中には耕地整理などで撤去されたもの、行方不明になったものなど様々なようです。

13時7分 帰り道にも立ち寄った


強い日差しが当たり、午前中とは表情が少し違って見えました。

すぐ上は個人の墓地


個人の墓地がすぐ上にあり、南側には北薩横断道路の高架橋があります。

北薩横断道路 この区間は3月17日に開通


さつま広橋と佐志インターチェンジ間の「広瀬道路」(5.8キロ)は3月17日に開通しました。

地元紙南日本新聞によると、北薩横断道は霧島市の鹿児島空港と阿久根市の国道3号を結ぶ延長64km。

広瀬道路開通で北薩横断道は約31kmが開通、整備率は48%になりました。

未開通は阿久根高尾野道路(阿久根・出水市、8.9km)、宮之城道路(さつま町、10km)溝辺道路(霧島市、14km)の3区間。全線開通時期は未定とのこと。
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さつま町久富木 角郷の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 15:34:59 | 史跡巡り
3月16日(土)旧国鉄宮之城線跡地を、入来から北側へたどりました。

9時34分 角郷(すみごう)の田の神様


鹿児島の言葉(方言)で言うならば「すんごう」、「すんご」でしょうか。ここは旧国鉄宮之城線の線路跡近く、腕木式信号機で知られています。

腕木式信号機(止まれの表示) 政治家の看板が2枚


線路跡は画像外の左手先、薩摩山崎駅跡へ続いています。川に架かる鉄橋は撤去され橋台が残っています。

のどかな水田風景で政治家の看板2枚が指定席のように立てられていました。

今朝(3月18日)のテレビは、世論調査で岸田政権は支持率20%の危険状態、政権交代を望む声が勝るとのこと。

大げさに言えば、皆が熱病に罹ったように「政権交代}を唱えたのは2009年。

そろそろテレビで言いふらす頃とは思っていましたが、悪夢を現実にして見せた民主党政権時代を思い出しゾッとしました。

車が向かう先は入来方向(線路跡)


交差点角近くにあり、車で走っていると見落としそうな場所です。

画像ではわかりにくいですが、政治家看板の後ろが田の神様です。

藁ツトにはサトイモ


田の神様には藁ツトが掛けられ、サトイモが入っていました。

ネット情報を調べると、山崎小学校近くにも田の神様がおられるようです。

線路跡には数本だが桜もある


周囲には水田が広がり遠くに山並みが見えます。ソメイヨシノは開花時期がどこも同じで、思うほどに多くの花巡りができず残念です。

今日の目的地は鶴田の岩ツツジ山ですが、その前にもう一か所田の神様を訪ねました。
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入来町大馬越 栗下の田の神様 2024/03/16(鹿児島)

2024-03-18 14:18:31 | 史跡巡り
3月16日(土)鹿児島市側から入来峠を下りた、大馬越地区の田の神様です。

8時58分 薩摩川内市入来町 大馬越コミュニティセンター 


栗下の田の神様はセンター敷地内の南側に祭られています。

すぐ後ろにはソメイヨシノが数本あり開花すると美しいことでしょう。

台座が高く目につきやすい


高い位置にあり、グーグルマップのストリートビューを拡大表示すると見えます。

立姿 風化が進み彩色が薄くなっている


彩色が施されていますが、明和六年(1769年)造立でだいぶ風化が進んでいます。

近くには山桜


各地で山桜が目に付きました。入来峠から北側へ下りる国道の右側に大きな山桜があり、明るい日差しを受けて特に目立っていました。

獣害対策の侵入防止柵 川沿いの水田を取り囲む


令和6年1月農林水産省 農村振興局の「鳥獣被害の現状と対策」によると、シカは平成元(1989)年度~令和3(2021)年度で約8倍に増加。

平成26(2014)年度以降は減少傾向にあるものの、そのペースは鈍い。令和3年度では222万頭(北海道を除く)と推定されています。

イノシシは平成元年度~令和3年度で約4倍に増加。平成26年度以降は大幅な減少傾向。令和3年度では72万頭と推定されています。

ここから少し南側、八重山の国立天文台入来観測局辺りに多数のシカが出没したころがありました。

猟銃等所持者数は一貫して減少、昭和55(1980)年は全国で56万人でしたが、令和4(2022)年には9万人。

狩猟免許取得者の減少・高齢化が深刻な状況です。60歳以上の割合は昭和50(1975)年は9%でしたが、令和元(2019)年では 59%。

古くからの農地でも耕作条件の悪いところほど休耕が進み、この先も農地減少傾向が加速しそうです。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。