薩摩半島の南西部に位置する南さつま市野間半島を巡り薩摩野菊(サツマノギク)を見てきました。野菊は文字どおり野に咲く菊ですが、皆さんどのようなものを想像されるでしょうか。
1 ヨメナ
2 シロヨメナ
3 サツマノギク
4 アキノノゲシ
5 シロセンダングサ
6 ナルトサワギク
殆どの方が思い描かれるのは1のヨメナではないでしょうか。類似種にノコンギクがあります。2のシロヨメナも花色は白いですがヨメナと似ています。
3のサツマノギクは坊津丸木崎展望台のものです。4と5はかなり野菊とはかけ離れていますね。ウェブの「松江の花図鑑」を参考にさせていただきました。(感謝)
6のナルトサワギクはどうでしょうか。吹上浜砂丘で4月下旬に撮影したものです。真冬から春にかけても開花するため近年急激に繁殖地を拡大しています。
この記事内の草花名称は花の外観によるもので、類似種と詳細に比較判断したものではありませんのでご了承ください。
本題のサツマノギクと同様に海岸沿いに生育しているのがシマカンギクです。野間半島南西部の坊津に多く自生しています。茎は細長く倒れこみ、小さな黄色い花をつけます。両者の生育状況については、鹿児島県立博物館の立久井先生による平成2年の研究報告書があります。笠沙町におけるサツマノギクの分布及び生育環境について(pdfページ)
次はサツマノギクです。道路斜面のアコウの根に寄り添うように茎を伸ばしていました。防災工事でコンクリートを吹き付けた斜面や岩の隙間にも根付いています。わずかに腐葉土があるのでしょうが逞しいものです。
花の感じだけを見ると次はシマカンギクとサツマノギクの交雑種のように思えます。シマカンギクが途切れた場所にあり、花色は少し黄色く葉が小さくてシマカンギクに似ています。
野間半島北部の谷山段々畑の石積みにもしっかりと根を伸ばしていました。
高崎展望台近くのサツマノギクです。道沿いの草刈で茎が刈り取られても毎年伸びだして花を咲かせています。
展望台横のサツマノギクと思われるものです。観光用に植栽されたものらしく、日射も肥料も行き届き野菊と思えないような成長ぶりです。見栄えの良い別品種かもしれません。
最後は庭先に伸び放題の小菊です。昨年仏様に供えたものから種が落ちて成長しました。野生のものよりも花色鮮やかで、漂う香りに深まる秋を感じました。
1 ヨメナ
2 シロヨメナ
3 サツマノギク
4 アキノノゲシ
5 シロセンダングサ
6 ナルトサワギク
殆どの方が思い描かれるのは1のヨメナではないでしょうか。類似種にノコンギクがあります。2のシロヨメナも花色は白いですがヨメナと似ています。
3のサツマノギクは坊津丸木崎展望台のものです。4と5はかなり野菊とはかけ離れていますね。ウェブの「松江の花図鑑」を参考にさせていただきました。(感謝)
6のナルトサワギクはどうでしょうか。吹上浜砂丘で4月下旬に撮影したものです。真冬から春にかけても開花するため近年急激に繁殖地を拡大しています。
この記事内の草花名称は花の外観によるもので、類似種と詳細に比較判断したものではありませんのでご了承ください。
本題のサツマノギクと同様に海岸沿いに生育しているのがシマカンギクです。野間半島南西部の坊津に多く自生しています。茎は細長く倒れこみ、小さな黄色い花をつけます。両者の生育状況については、鹿児島県立博物館の立久井先生による平成2年の研究報告書があります。笠沙町におけるサツマノギクの分布及び生育環境について(pdfページ)
次はサツマノギクです。道路斜面のアコウの根に寄り添うように茎を伸ばしていました。防災工事でコンクリートを吹き付けた斜面や岩の隙間にも根付いています。わずかに腐葉土があるのでしょうが逞しいものです。
花の感じだけを見ると次はシマカンギクとサツマノギクの交雑種のように思えます。シマカンギクが途切れた場所にあり、花色は少し黄色く葉が小さくてシマカンギクに似ています。
野間半島北部の谷山段々畑の石積みにもしっかりと根を伸ばしていました。
高崎展望台近くのサツマノギクです。道沿いの草刈で茎が刈り取られても毎年伸びだして花を咲かせています。
展望台横のサツマノギクと思われるものです。観光用に植栽されたものらしく、日射も肥料も行き届き野菊と思えないような成長ぶりです。見栄えの良い別品種かもしれません。
最後は庭先に伸び放題の小菊です。昨年仏様に供えたものから種が落ちて成長しました。野生のものよりも花色鮮やかで、漂う香りに深まる秋を感じました。