鹿児島県民にとって桜島は身近で、噴火しても特に驚くことは少ないものです。
一昨年8月には噴煙高度が5000mに達しましたが、火山灰被害よりもマスコミ報道による風評被害の方が大きかったと記憶しています。
今朝の地震は桜島の噴火に慣れている鹿児島市民にもちょっと気になります。31日7時27分、桜島直下10kmを震源とする火山性地震で鹿児島市の震度は1でした。
大正大噴火の前兆現象では桜島で地震が多発しました。昭和50年代の活動活発期にも同様の地震が発生しています。今年に入って桜島の山体膨張が継続しており、最近の爆発回数増加に加えて今朝の地震で、噴火活動の激化が心配です。
朝の桜島 2015/03/24 黒神川
画像の左に少し白く見えるのが黒神中学校(26年度生徒数3名)屋上の一部、雨のときだけ水が流れる黒神川です。
黒神橋 2015/03/24
土石流監視のワイヤーが河原に張り渡され、検知器、監視カメラが設置されています。上流部には広大な扇状地「地獄河原」が広がっています。この付近は山頂から4kmほどの距離があります。
鍋山 2015/03/24
画像左側の山が鍋山(なべやま)です。大正大噴火では鍋山から流出した溶岩が瀬戸海峡を埋めて、桜島は大隅半島と陸続きになりました。山頂から溶岩が出たわけではありません。
昭和溶岩は現在と同じ昭和火口から流出し、山腹で分かれ南側は有村方向、北側は黒神方向に広がりました。画像右側の三角形の山が権現山(ごんげんやま)です。鍋山と権現山の西側に台地状に溶岩原が見えています。この付近に最上部の砂防ダムがあります。山頂から2km以内は立入禁止のため、限度一杯の位置に構築された防災設備です。
火映現象 2015/03/24
火映現象についてはこちらのブログ記事をご覧ください。
昼間の爆発 2015/03/26 黒神ビューポイント
夜の爆発 2015/03/26
火映現象が強く出ると1~2日後に活動が活発になる傾向があります。3月24日夜半から未明にかけては火映現象が続き、爆発も噴火もありませんでした。25日には活動が激しくなり、一日の爆発回数が26日には26回、27日には31回となり観測史上最多を更新しています。
活動が少し収まりかけたときに桜島直下の地震発生です。単発に終わるのかこれからも頻発するのか、気がかりになってきました。今後も私が見て、感じた桜島の様子をアップする予定です。
一昨年8月には噴煙高度が5000mに達しましたが、火山灰被害よりもマスコミ報道による風評被害の方が大きかったと記憶しています。
今朝の地震は桜島の噴火に慣れている鹿児島市民にもちょっと気になります。31日7時27分、桜島直下10kmを震源とする火山性地震で鹿児島市の震度は1でした。
大正大噴火の前兆現象では桜島で地震が多発しました。昭和50年代の活動活発期にも同様の地震が発生しています。今年に入って桜島の山体膨張が継続しており、最近の爆発回数増加に加えて今朝の地震で、噴火活動の激化が心配です。
朝の桜島 2015/03/24 黒神川
画像の左に少し白く見えるのが黒神中学校(26年度生徒数3名)屋上の一部、雨のときだけ水が流れる黒神川です。
黒神橋 2015/03/24
土石流監視のワイヤーが河原に張り渡され、検知器、監視カメラが設置されています。上流部には広大な扇状地「地獄河原」が広がっています。この付近は山頂から4kmほどの距離があります。
鍋山 2015/03/24
画像左側の山が鍋山(なべやま)です。大正大噴火では鍋山から流出した溶岩が瀬戸海峡を埋めて、桜島は大隅半島と陸続きになりました。山頂から溶岩が出たわけではありません。
昭和溶岩は現在と同じ昭和火口から流出し、山腹で分かれ南側は有村方向、北側は黒神方向に広がりました。画像右側の三角形の山が権現山(ごんげんやま)です。鍋山と権現山の西側に台地状に溶岩原が見えています。この付近に最上部の砂防ダムがあります。山頂から2km以内は立入禁止のため、限度一杯の位置に構築された防災設備です。
火映現象 2015/03/24
火映現象についてはこちらのブログ記事をご覧ください。
昼間の爆発 2015/03/26 黒神ビューポイント
夜の爆発 2015/03/26
火映現象が強く出ると1~2日後に活動が活発になる傾向があります。3月24日夜半から未明にかけては火映現象が続き、爆発も噴火もありませんでした。25日には活動が激しくなり、一日の爆発回数が26日には26回、27日には31回となり観測史上最多を更新しています。
活動が少し収まりかけたときに桜島直下の地震発生です。単発に終わるのかこれからも頻発するのか、気がかりになってきました。今後も私が見て、感じた桜島の様子をアップする予定です。