花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

河津桜が開花 快晴の吉野公園 2022/01/31(鹿児島)

2022-01-31 17:15:26 | 
1月31日(月)朝から快晴、8時前に吉野公園へ出かけました。

1月31日 NHK朝の気象情報


朝から晴れて鹿児島市の最低気温は3.6度、日中も日差しに恵まれ最高気温は14度でした。

グランドゴルフの人たち 準備運動中


8時半にラジオ体操が始まりました。わずかに霜が降りている感じでしたが、皆さんお元気で何よりです。

河津桜が開花していた 以下の画像は1月31日に撮影


レストハウス(休憩室)東側の河津桜が少し咲いていました。遠目にはまだ判らず、野鳥が集まるのはもう少し先になりそうです。

メジロはうまく写せず


枝先に2羽飛んできましたがカメラを向けるとすぐに動き回り、写ったのはこれだけでした。まだ花が少ないのか、梅の木でも野鳥を殆ど見かけませんでした。

雲のない青空 天気が良すぎた


白い雲が流れると絵になりそうで昼前まで待ち続けましたが全くダメでした。日差しに誘われるように10時頃から訪れる人が増え、花にカメラを向ける人を多く見かけました。

ジョウビタキのようです


クロガネモチの剪定作業がすんだところに飛んできました。人懐っこいようなカメラ目線も見られました。

こちらはシロハラでしょうか


水仙の辺りをひょこひょこと歩いて行きました。

日差しが当たり白梅がきれい


青空を背景に見映えが良く、この梅には多くの人がカメラを向けていました。

訪れる人が増え始めた


先週は強い冷え込みはなかったものの、曇り日が殆どでした。今日は朝から雲がなく、風も弱めで天候に恵まれました。

ハボタンの管理作業 右奥はレストハウス


前回訪れた時よりも菜の花が少し目に付くようになりました。ハボタン周りの草取り作業が続いていました。

日頃の管理作業があればこそ、このように美しい花を楽しめることはありがいことです。

河津桜は山桜に比べると花が長持ちします。レストハウス北側の河津桜もやがて咲き始め、2月中旬にかけて見頃になることでしょう。
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桜島が爆発 噴煙高度3400m 2022/01/28(鹿児島)

2022-01-29 17:12:58 | 桜島
1月28日(金)久しぶりに桜島が爆発し、噴煙は火口上3400mに達しました。

1月27日 鹿児島市北部の高台 吉野公園から


1月28日 気象庁発表 噴火に関する火山観測報(第2報)


昼間の爆発で噴煙高度が3000mを超えたのは久しぶりでした。桜島の西側斜面にある横山観測点では33.4Paの空気振動が観測されました。

噴煙量は多量で、大隅半島側の鹿屋市輝北町などに火山灰が降りました。ツイッターに桜島の噴火画像などが多く投稿されていました。

2019/11/08 17時32分に撮影 鹿児島市都市農業センターから 


2019年、131回目の爆発です。17時24分に南岳山頂火口で爆発、噴煙は火口上5500mに達する大きなものでした。

爆発から8分ほど過ぎて噴煙柱が傾き、噴煙は風に乗って北側に流され始めています。

2013/07/18 火山灰が付いたフロントガラス


桜島内では火山灰の粒が大きめで車のフロントガラスに付着すると大変です。雨に混じって降ってくるとワイパーが追い付きません。降灰がひどい区間でウィンドウォッシャー液を使い切ると走れなくなります。

2018/06/01 自宅の車庫屋根にこびり着いた火山灰


一般の砂ぼこりよりも粒子が大きい場合もあり、少々の雨では流されずこびりつきます。風が強くなると飛散し洗濯物を汚します。車に大量に付くと洗車も大変です。

ここ数年は桜島の活動が穏やかで、市街地が火山灰に覆われることは殆どありません。夏場の噴火では火山灰が鹿児島市街地にも飛んで来るので厄介です。

2013/08/18 西側の郡山方面に流れる火山灰の帯


自宅の上を火山灰の帯が雲のようになって流れています。風の状態によってはかなり遠くまで火山灰が飛んで行きます。

上空の風向きは地上部と違う場合もあり、鹿児島独特の天気予報「桜島上空の風向き」が桜島周辺市民の関心事です。洗濯物に火山灰が付くと大変です。

2022/01/06 鴨池港からの桜島


鹿児島市の鴨池港と対岸の垂水港を結ぶ鴨池・垂水フェリーです。通称は垂水フェリー、桜島フェリーよりも船体が一回り大きめで、こちらは24時間運航ではありません。

2021/12/14 城山展望台からの桜島


団体観光客の姿が消えて久しい城山展望台です。一頃は声高な中国語が飛び交って、目をつぶると中国にいるような感じがしました。

2015/02/13 昭和火口から飛び出す小さな噴石


桜島の活動は現在南岳山頂火口に移っています。昭和火口の活動が盛んな頃は夜間撮影によく通いました。

昭和火口は桜島の南東側斜面にあり、ごく小さな活動も良く観察できて撮影は変化に富んでいました。昭和火口が再び活動することがあるか判りませんが、実に貴重な撮影機会でした。

2015/02/09 垂水市側からの桜島 昭和火口からの噴煙


1月28日夜には5回目の爆発が観測されましたが、まだおとなしい状態です。コロナ禍が続く中、桜島にはこの先も穏やかであってほしいものです。





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吉野公園の梅 天気ぐずつく 2022/01/27(鹿児島)

2022-01-27 20:35:34 | 
1月27日(木)わずかに小雨が降る中、梅が咲き始めていました。

吉野公園 雨雲は弱く桜島が見える 以下の画像は1月27日に撮影


雨雲の様子を見て本降りはなさそうと判断、9時過ぎに出かけました。南側の運動広場ではグランドゴルフを楽しむ人たちがいました。

カラスの動きが鈍い


カラスが止まる木はワジュロでしょうか。天気が悪いためか鳥が少ないようでした。10時過ぎ、梅の木によく集まるメジロも全く見かけませんでした。

広い公園だがマスク姿が定着


ここ数日鹿児島県内でもコロナ感染者数が急拡大を続けています。これまで吉野公園ではマスクなしで撮影していましたが、さすがにこのご時世ではマスクが不可欠となりました。

主に咲いていたのは紅梅


梅の木全体では6~7割程度が花の咲き始め~5分咲き。特に早い木では6~8分咲きでした。

水仙の香りがわずかに漂う


水仙は咲いている株が半分程度、これから茎を伸ばすものもあり当分は開花が続きそうです。

訪れる人はまばら


コロナ禍が続き、天候もすぐれないため小人数で訪れる人がぽつぽつ程度。一眼レフカメラで写す人を一人だけ見かけました。

白梅「冬至」 花が目立っていた


よく見ると蕾もまだあり、この先も楽しみです。雲がかかり続けましたが雨はたまに降っただけで、傘なしでも服が濡れない程度でした。

梅の枝の間に葉を広げたヤツデ


ヤツデが木の上で発芽するのは珍しく、いずれ剪定作業時には引き抜かれそうです。梅に影響が少なければ、このまま葉を伸ばす姿も見たいものです。

河津桜はまだ蕾


公園入口の案内板によると河津桜は「レストハウス」周辺に3本、「島の華園」に中木9本、幼木6本があるとのこと。

河津桜は花色が濃くて花が長く咲いているため、山桜よりも一段と華やかです。開花すればさらに多くの人を楽しませてくれそうです。

菜の花が咲けば見映えが良さそう


祭りの撮影でよく一緒になる写友のNさんと、昼前に偶然出会いました。数年ぶりのことで、お互いマスク姿で判りにくかったですが、近況を語り合い、懐かしい話もできました。小雨の日の再開に感謝、感謝です。

来月中旬にかけてさらに梅が咲きそろい、河津桜も咲きだしメジロも集まることでしょう。コロナ感染が早く収束し、マスクなしで楽しめる日が来ることを願っています。
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春の兆し 畑の準備を進める 2022/01/24(鹿児島)

2022-01-25 16:52:19 | 野菜作り
1月24日(月)天気が回復すると見込んで日置へ出かけました。

鹿児島は降水確率40% 24日朝 テレビ朝日グッドモーニング


県内各地で降水確率に少しずつ差があります。雨が降るような、降らずにすむような、どちらでしょうか?

24日朝 NHKでは傘マークがない 降水確率は20%


気象台発表以外に民間気象会社の予報も利用しているのでしょうか。降水確率30%での傘マーク表示はテレビ局によって違うようです。

実際のところは・・・日差しはなく一時小雨・・・服が濡れるほどのことはなく畑作業には影響なし。

道沿いで見かけた紅葉 以下の画像は1月24日に撮影


ハゼのようですが、曇り日のためか濃い赤が目立っていました。右側に少し見えるのはユリでしょうか、だいぶ茎が伸びています。

吹上浜日置海岸 釣には好条件かも


22日(土)には所によってサゴシが50匹ほども上がったとか、今日もブリやサゴシを釣った人がいたと聞きました。

魚群が小さくて食いが悪いらしく、ルアーの光り具合や操作の違いが釣果を左右するようです。

畑の梅が開花


太い枝を切り詰めたこともあり花が少なめです。細い枝が一杯出ているので剪定した方が良さそうです。

エンドウ豆の栽培棚 暗い中で作業した結果 全体が変形していた


日没後まで作業してネットを全体に被せようとしましたが、逆にエンドウ豆の栽培棚全体が傾いていました。

使い慣れた漁網に取り換え


支柱を深めに立てなおして全体の形を整えた後に漁網を広げて側面を覆いました。次に残りの漁網を天井部分に被せ、留め具を使って隙間がでないように漁網を重ね合わせました。

これだけ被せておけば野鳥食害の心配なしです。しばらく様子を見て、必要箇所に補強支柱を追加する予定です。

ソラマメに土寄せ


気温が上がると成長が進みそうな期待感があります。エンドウ豆と同様に例年より生育が一月以上遅れていますが、この先の成長に期待しています。

ジャガイモ予定地などを耕す


唐芋(サツマイモ)畝の後には落葉も少し残りましたが、やがて土になると考えて今回は混ぜ込んで耕しました。日差しはないものの生暖かく、鍬を動かすうちに何度も汗が流れました。

肥料などを置いている古くからの家に覆いかぶさった竹を一部片付けました。強い風が吹くと屋根を傷めます。家の中にも竹が入り込み、屋根裏に届いていたので取り除きました。

ホトケノザ 次第に花が増えてきた


この冬は寒い日もありましたが、日置ではまだ積雪はなく、休耕中の畑には春の草が伸び始めています。

梅や緋寒桜、河津桜なども咲き始めています。まだ寒い日もあるでしょうが、来月には日差しが力強さを増してきます。鹿児島では暦よりも一足早く春が始まったようです。
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エンドウ豆 防鳥ネットは失敗 2022/01/21(鹿児島)

2022-01-22 15:29:26 | 野菜作り
1月21日(金)天候の変わり目を前に日置へ出かけました。

21日朝のNHK気象情報 雨が降り気温が上がりそう


日々の天気を予想して行動計画を立てています。久しぶりにまとまった雨が降り、最高気温は15度以上になるとの予報です。

例年より遅れているエンドウ豆の支柱設置、後から種蒔きした分の移植を急がなければなりません。

吹上浜日置海岸 北東の風で海は穏やか 以下の画像は1月21日に撮影


大川の川口にかけて10人以上の釣人がいましたが、小魚が湧く様子はなく海鳥も見かけませんでした。

浜から戻ったSさんは今日もダメだったと嘆いていました。先日はダイワの釣番組取材でヒラメが釣れたとか。

今は大寒 寒さで枯れ込んだランタナ


暑さと乾燥に強い南方系の花ランタナは寒さに弱く、最近の寒さで枯れ込んできました。1月19日の最低気温は日置市内のアメダス観測点、東市来でマイナス4度でした。

5月頃から長いこと花を楽しませてくれました。鳥が種を運びあちこちに増殖し、品種によっては生い茂り、持て余すこともあり要注意です。

ツワの綿帽子


タンポポと同じように綿帽子ができ、風に乗って種が飛んで行きます。寒い時期でも早春を感じさせる風景です。

今も増え続けている雑草


霜が降りているはずですが雑草は相変わらず発芽し続けています。除草剤はあまり使いたくないので鍬で削りながら除去。畑の土を減らさないよう魚箱を使って草と土をふるい分けました。

野菜棚の下も片付け


夏野菜が枯れたままになっていたので、内部に生えた雑草や侵入した野イチゴなどを除去しました。苦土石灰と鶏糞を撒いて軽く耕しました。

エンドウ豆を移植


3回目の種蒔きでは殆どが発芽成長したので1回目、2回目の種蒔きで発芽したものの隣に移植しました。

野菜棚下にも移植


通常よりも生育が一月分ほど遅れています。気温が上がる3月には急激に成長しますが、25度を超えると開花結実が阻害されるようです。

夏野菜用の広い網目のネットが野鳥食害防止への効果があるのかテスト用に移植。雑草を取り除き耕したことで、さっそくジョウビタキがやって来ました。

人馴れしたジョウビタキはスズメほどの大きさで、10センチ角ほどのネットは全く効果がありません。

日没後まであれこれ試したが鳥除けネットがうまく被らず


画像では判りませんが、4センチ角の細い赤色のネットを被せました。幅3.6m、長さ9mのネットでうまく被さる予定でしたが支柱に立てた竹の枝先に網目が引っ掛かり、予定ほど広がりませんでした。

高い脚立を使い天井部の引っ掛かりをほぐせば別ですが、下から熊手の柄先でつつく程度ではどうになりません。

長い竹で囲い、支柱を寄せ集めるようにしましたがダメ。ネットを引っ張るうちに囲っている竹の枠が傾いています。

サイズが小さすぎた・・・・無駄な抵抗。最期はいつも使っている漁網を持ち込みました。

18時15分 まだ少し明るさの残る西空 感度5000 f5.6 1/6s


Sさんの言うには今季は椿の花が極端に少なく、野鳥も少ない。野鳥の集団で野菜食害が発生するので、例年のような食害はないはずとのこと。

しばらく様子を見て、ネットが届かない腰から下の部分を漁網で囲う予定です。細いネットに野鳥が引っ掛かり死ぬこともあると聞けば、可哀想なことです。

彼らも生きるためには餌のある所へ行くわけで、他に餌がなければ野菜を食い荒らすかもしれません。さて、どうなりますか。
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畑仕事に汗が出る ソラマメ移植 2022/01/18(鹿児島)

2022-01-19 17:30:37 | 野菜作り
1月18日(火)日置に出掛け、畑の手入れに着手しました。

まず肥料を買い込む 鶏糞堆肥と鳥除けネット 以下の画像は1月18日に撮影


今季は春先に耕作予定範囲を耕すついでに鶏糞堆肥を混ぜ込み、地力の回復を図ることにしました。

鶏糞堆肥は一袋15kg入りで210円ほど。耕作面積が狭いのでこの程度あれば十分です。4月には夏野菜用に3袋程度買う予定です。

肥料は多すぎても逆効果で唐芋(サツマイモ)の蔓だけが伸びすぎて、芋がうまく付かないこともあります。

10時33分 吹上浜日置海岸 


風があり釣りには不向きですが、大川川口にかけて4人ほどの釣人が見えました。近くの砂山には、海の様子見の車が一台。

境界に伸びてきた竹の地下茎を取り除く


お隣りさんの了解を得て、草刈りなど境界付近の管理をしています。夏場に何度も竹が伸び出した所を掘ると、3~4本の地下茎が伸びてきていました。

穴掘り作業は普段動かさない筋肉を使う感じで、汗が出てタオルが必要でした。まだ深い位置にもあるようですが、適度なところで作業を切り上げました。

猫の仕業 カタクチイワシを掘り起こしていた


畑の隅に肥料用に埋めておいたカタクチイワシを猫が掘り起こしていました。魚箱一つもの量があるので猫が少々食べても問題なしです。

唐芋(サツマイモ)の蔓、枯草、落葉の片付け


周辺からの落葉も多くなっていました。野焼きすると草木灰が得られて一石二鳥ですが、周囲に延焼の恐れがあり、最後の水掛けまでに長時間を要するため最近はしていません。

午後には雲が過ぎ去り快晴、竹林にさえぎられて風がないため暖かさを通り越し、一輪車でゴミ捨て場に往復するうちには額が汗ばんできました。

伸びすぎたサキシマフヨウを剪定


昨年は剪定しなかったこともあり3m以上にも枝を伸ばし、畑にも邪魔になっていました。

生命力が強く地表部がわずかに残るだけでも春には新芽が出て、2m以上も枝が伸びます。適度に剪定するときれいな花が楽しめます。

今季はヤブツバキの花が例年より少ない


昨季は近年になく椿の花が多く咲き、種が多く付きました。樹勢回復を図るためか今年は花数が極端に少ないようです。

万両 実は鳥が食べ尽くした


赤い実が目立つ万両ですが、全て鳥が食べ尽くしていました。野鳥にとっては餌の少ないこの季節、畑の野菜食害が気になるところです。

ソラマメを移植


竹の根除去、枯草、木の枝剪定などに予想以上に手間取りました。来月下旬のジャガイモ作付け場所を決める頃には日が傾いていました。

ソラマメは2度種蒔きして、2回目のものが少し大きくなるまで待っていたら移植が遅くなりました。

エンドウ豆に支柱を添えて全体を鳥除けネットで囲う予定でしたが、日没が迫り作業は先送りとしました。

17時33分 夕日が沈もうとしていた


日の入り時刻は冬至の12月22日は17時19分(方位242.8度)、今日は17時39分(方位246.3度)でした。

およそ一月で20分遅くなり日没位置も少し北側に戻り、夕日は久多島の北側に沈もうとしていました。

浜は風があり畑作業で温もっていた体から熱が奪われ、身震いする寒さでした。

東の空に美しい満月を目にしながらの家路でした。鹿児島の春は早く、梅の花などを巡るため、畑作業も確実に進めたいものです。
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出水のツル あいにくの曇り空 2022/01/15(鹿児島) 

2022-01-16 18:51:12 | 自然観察
1月15日(土)3年ぶりに出水へ出掛け、ツルを写しました。

7時50分 曇り空で朝日は殆ど見えず 手前は岩下川の河口近く


薄曇りの朝焼けを期待しましたがハズレ、日差しがなく今ひとつでした。

現地着が遅れて7時過ぎになったので、これまで写さなかったポイント「潟公民館前」バス停横での撮影です。

東西干拓橋の上を飛ぶツル


朝焼け空ならば美しい絵のような風景ですが、雲が広がり残念。ツルの甲高い鳴声に励まされました。

夜明けにツル観察センター前のねぐらから飛び立ち東干拓地にいたツルたちが、群れを成して戻る風景です。

鳥インフルエンザ対策が強化 右側奥はツル観察センター


車で移動した範囲内に3か所の消毒ポイントがあり、車のタイヤ消毒を受けました。これまで撮影していた地点に通じる道は農耕車以外は通行しないよう看板が出ていました。

ツルの撮影には制約が多くなりましたが、モデル撮影会ではないのでツルの穏やかな越冬が第一、邪魔してはいけません。

東干拓地に通じる道は専用車で消毒液がこまめに散布され、交差点は白い石灰で雪景色のようでした。

出水市ツル観察センター こちらはマナヅル


コロナ感染拡大と周辺部の養鶏場での鳥インフルエンザ発生もあり、一頃よりも訪れる人が減っています。

今季も多くのツルが越冬中 25季連続の万羽ツル


ツルの越冬期間中の11月から翌年1月にかけて5~6回、早朝に保護区域内のねぐらを飛び立つツルの羽数調査が行われます。

調査した中で一番羽数の多い日の数を公式羽数としており、16,840羽。今季は2012年以来9季ぶりにソデグロヅル1羽の飛来が確認されています。

内訳を見るとナベヅルが9割ほどを占めています。マナヅルは公式羽数では1,314羽ですが、1月9日の調査では2,182羽となっています。

それぞれの多い方の数を合わせた18,000羽近くが越冬中と思われます。

クロヅルらしい 手前はナベヅル 右はマナヅル


すごい撮影機材で撮影中の人に、クロヅルがいると教えてもらい写しました。大型のカーボン三脚と動きの滑らかな雲台だけでも50万円近いプロ機材、レンズは428と言われる高級望遠レンズで最安値でも120万円ほど。カメラボディまで含めると200万円を超えそうです。

画像を見せてもらうと羽毛がきっちり写り込んだ素晴らしい画質で仰天。鳥撮影専門の人で画質に強いこだわりがあり、車はキャンピングカーとのこと。

ソデグロヅルは飛んで行ったとも聞きました。初対面の私に色々教えて頂きありがたいことでした。

マナヅル 背景は紫尾山(1,067m)


鹿児島県北西部の最高峰で山頂は雪景色です。3羽ほど飛んでくれると最高ですが、1羽でも優雅な姿でした。

ナベヅル 柵の外の田圃


保護区域内の柵で囲われたところでは餌やりが行われていますが、ツルは自由に近辺の農地にも飛んで行き餌を啄む姿が見られます。

日差しがあると羽がきれいな色合いに写ることもあり、3月にかけては北に帰るツルの動きも活発化して撮影が面白くなります。

東干拓地 ソデグロヅルらしい 待つ間には飛び立たず


意外にも柵で囲われていない道路横の田圃にいました。名前通りに、白い羽根の先端部が黒いツルです。羽を広げるか飛び立てば、優美な姿が写せます。

数台の車が止まってツルの動きを見守っていましたので、私も離れたところで様子見をして飛び立つのをじっと待ちました。

ここからは我慢比べですが、1時間ほどで根負けして撮影を切り上げました。常連さんでしょうか、箱型の大きな車の中から巨大な望遠レンズで狙い続ける人がいました。

ツルたちとカラスの群


出水のツル保護区域内ではツル以外にも多くの野鳥が見られます。野鳥が好きな人にとってはうれしい撮影・観察ポイントでしょう。

私はツルや鳥そのものよりも、鳥の優雅な姿や風景に溶け込んだ絵のような光景が好きです。それほど鳥好きではないし、鳥撮影用の機材をそろえるほどの資力(熱意)はありません。

出水地区では先月から鳥インフルエンザが発生し、養鶏場で多くの鶏が処分された厳しい現実があります。出水で冬を過ごすツルの邪魔をせず、地元の方に迷惑を掛けずに撮影を楽しむことが大事だと考えています。

早いものでは今月下旬にはシベリヤに帰り始めます。ナベヅルは3月末のぎりぎりまで留まりますが、姿の美しいマナヅルは2月下旬頃にはかなり減ってしまいます。

適当な時期に再び撮影に行きたいものですが、5時過ぎから2時間近くの運転はかなり疲れます。畑の管理もあり、体調管理が大事です。
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津波警報 トンガで大規模噴火 2022/01/16(鹿児島)

2022-01-16 15:31:56 | 天気の話題
1月16日(日)今朝はテレビ各局が津波からの避難を強く呼びかけていました。

16日朝 NHK 津波警報.注意報が出されていた


気象庁にとっては意外な展開だった?


昨日の段階では日本付近で多少の海面変動はあっても津波はないと発表されていましたが、深夜になり各地で津波が観測されました。

午前2時からの記者会見で、気象庁は一般的な地震による津波ではないと語っていたのが印象的でした。

原因はトンガの大規模噴火


噴煙の直径は300km以上で、通常の桜島噴火とは桁違いの大規模噴火でした。

現地でも巨大津波ではなかった?


現地との間では通信が困難な状況とのこと。衛星画像を見ると巨大な噴煙が広がっており、惨状が懸念されます。

なぜ津波が観測されたのか テレビ朝日 サンデーLIVE


大規模噴火により日本付近の気圧が短時間で変動したこと、チリ地震津波などに比べて短時間で日本に津波が到達していることも特異な点のようです。

地元紙 南日本新聞 1月16日朝刊の社会面記事


15日午後11時55分に奄美市小湊(太平洋側の港)で1.2mの津波が観測され、16日午前0時15分に津波警報が発表されたことが出ていました。

日付が変わってからの入稿でしょうが、毎日目にする新聞の文字で状況が確認できて頼りになります。

共通一次試験2日目 読売テレビ シューイチ


岩手県では鉄道の運休により、今日予定されていた2日目の試験が中止になり、再試験が行われるとのこと。

昨日は東京大学の会場入口で試験妨害の傷害事件が発生、重症者も出ており受験者には何とも気の毒なことです。

今朝はCM画面内に津波警戒範囲を示す図が表示されていた


民放では非常に珍しいことで初めて見た気がします。東日本大震災では津波により多数の犠牲者が出ました。

民間放送と言えども公共の電波を利用しています。今回は国民の命に直結する緊急事態です。技術的には画面内の広い面積を使えるはずで、緊急時の対応改善が望まれます。

満潮時刻の鹿児島 MBC南日本放送 日置市の一部に避難指示


吹上浜沿岸部の東市来町神之川や江口浜など標高の低い住宅地が対象地域と思われます。私の日置の実家近くは海抜17mです。お寺や農協、郵便局(海抜5m)など大川沿いの方が低く、江戸時代頃は入江だったと聞いたことがあります。

避難呼びかけが強調されていた


3mの津波が予想されていましたが、その後警報は注意報に切り替えられました。深夜の高台避難のため、一部では交通混雑や追突事故なども起きたようです。

四国では漁船の沈没や流失被害も出ましたが、午後2時には津波注意報はすべての地域で解除されました。
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明日は釣日和か 冬の吹上浜 2022/01/14(鹿児島)

2022-01-14 18:03:16 | 吹上浜
1月14日(金)用事ができて午前中に日置へ出かけました。

冬らしい天候が続きそう 14日朝のNHK週間天気予報


北国の大雪や凍てつく寒さに比べると、鹿児島の太陽は暖かくありがたいことです。それでも最高気温が10度未満だと日中でも寒く感じます。

吹上浜日置海岸 きれいな砂模様 以下の画像は1月14日に撮影


一斉に飛び立つカモメたち


浜を歩くうちにも風は少しずつ弱まり、日差しが広がって海は穏やかさを取り戻す感じです。Sさんの話では、週末は穏やかな釣日和が多いとのこと。

東寄りの風で波がなく、雲って小雨が降るような日は小魚が岸近くに寄って来るようで、サゴシやブリが釣れやすいようです。

砂山には車が数台 車内から海の様子が見える


まだ風があり釣りができる状態ではありませんが、常連さんが様子見に来たようです。海鳥が餌を求めて海中に突っ込む様子がありましたので、近場に小魚がいるようです。

エンドウ豆が伸びてきた


種蒔き時期が遅れ、1回目は殆ど発芽せず、2回目もごくわずかで、3回目のものがここまで大きくなりました。

10センチにも満たない状態ですが、3月に入り気温が上がり始めると急成長します。野鳥対策のためネットが張られた野菜棚の内側に移植予定です。

今季は椿の花が少ない


昨シーズン沢山咲いた影響もあるのか、今季は極端に少ないようです。野菜に野鳥の食害が及ぶかもしれません。

ヤツデは今が花盛り ハエのようなものが止まっていた


落葉を掃除


少し時間があったので、畑の横から国道に通じる道を掃除しました。冬場は雑草が生えず落葉掃除だけなので時間もかかりません。

次回はエンドウ豆を移植し、ジャガイモ、夏野菜予定地などを耕す予定です。冬場は汗を流すことなく、体が温もり丁度良い作業です。
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1月12日は桜島の日 大正大噴火 2022/01/12(鹿児島)

2022-01-12 18:51:59 | 桜島
1月12日(水)冬型の気圧配置で、鹿児島はこの時季らしい寒さです。

大正3年(1914年)1月12日に桜島の大噴火が始まりました。東西の山腹にできた小火口列から溶岩が流れ出し、西側集落と烏島が埋没しました。

2022/01/06 垂水フェリーと桜島 鴨池港から


南東側へ流れ出した溶岩は幅約360メートル、水深約75mの瀬戸海峡を埋めて、1月末に桜島は大隅半島と陸続きになりました。

2015/02/09 赤水展望広場 叫びの肖像


大正3年1月12日夕方には鹿児島湾内を震源とする大きな地震が発生し、鹿児島市街地でも石塀の倒壊などで死者29名の大きな被害が出ています。マグニチュード7、震度は5強から6程度と推定されています。

1988年(昭和63年)桜島の大きな噴火 撮影は住高秀氏 


大正大噴火以降では1946年(昭和21年)に桜島南岳の南東側斜面の昭和火口の活動が活発になり、黒神、有村方面へ溶岩が流出しています。

1955~ 2006年は南岳山頂火口活動期で、爆発による空気振動で鹿児島市でも窓ガラスの破損、小さな噴石で車の損傷被害が出ました。

古里地区のホテルロビーに大きな噴石が落下し、地下室まで達する被害もあり、有村地区では一部住民が対岸の鹿児島市に移住しています。

火山灰がひどい区間では、昼間でも車のライトを点灯しました。雨に火山灰が混じるとワイパーが追い付かず、前が見えないほどでしたが、最近ではそのようなことはありません。

2015/02/09 こちらも埋没鳥居 垂水市牛根麓(稲荷大明神)


1955年(昭和30年)10月に南岳山頂火口で大きな爆発があり、死者1名、負傷者11名。これ以降、南岳山頂付近は立ち入り禁止となっています。

2012/01/24 昭和火口の小規模な噴火


桜島の噴火活動は南岳山頂火口によるものでしたが、2006年6月4日に昭和噴火の火口跡付近において小規模な噴火が発生し、昭和火口の活動が再開しました。

2013/04/17 桜島有村展望台 昭和火口からの噴煙


昭和火口の噴火活動は小規模ながらも爆発回数が多く、何回となく夜間撮影に出かけました。

2015/01/23 道の駅たるみず湯っ足り館からの桜島


2018年5月以降は昭和火口での噴火は観測されず、南岳火口の活動は一時的に激しいこともありましたが、全般には穏やかな状態が続いています。

2013/08/18 桜島から雲のように流れてくる火山灰


大正大噴火の前は、桜島は死んだような火山だと言われるほど活動休止期が続いていたようです。桜島の活動要因である鹿児島湾地下のマグマ量は、現在では大正大噴火での放出量近くまで蓄積が進んでいると言われています。

2017/05/13 鹿児島市小山田町古園集落 苔絵による桜島


大正大噴火規模の噴火は必ず起こるものと警戒が続けられ、毎年この時期には国や県、市、自衛隊など関係機関による市民参加の防災訓練が実施されています。

2021/04/05 姶良市加治木町の黒川岬から


鹿児島のシンボル桜島も、日常的に大量の火山灰を降らせ始めると憎たらしくなり、愛憎半ばの存在だと思い知らされることでしょう。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。