簡易手続き（ネズミ捕り）

　日本人が如何に間違った概念を刷り込まれているか？　教えてあげましょう。
現在、交通違反の処分の大半が、この簡易手続きに依るもので処理されています。
　違反に対して、簡単に手続きが終わり、一度の対応で郵便局や金融機関の窓口で払い込みをすれば良いから、国民の便宜を考えてくれた、有り難い措置だと考えている人が多い。
　しかし、よく考えて見て下さい。　色々と不満や不審が在っても、文句も言わず、不公平な扱いをされても、運が悪かったと諦めるしかない。　黙って、払い込んでお仕舞い。
　つまり、警察の処分を、問題なく受け入れさせるには、とても都合の良い制度なのです。
　皆さんは、この簡易手続きは、断って警察官との関係ではなく正規の手続きで処理してもらうという選択が出来る事をご存知でしょうか？　勿論、少々手間と時間が必要です。　一度検察庁に出向き、検察官とやり取りして、違反について話し合う事になります。
　私は、”ネズミ捕り”で、数回この簡易手続きを断って検察庁に出向、不起訴にしてもらって、免許証の持ち点も減らずに済みました。これには、ある種の法的なテクニックが必要です。　誰もが同じ対応をしてくれるとは限りません。　ねずみ取りの基本的な問題を論点に話し合って、不起訴にしてもらっています。
　政治は、国民の為と銘打って、極めて自分達の都合良く手懐けます。　地方の役所も同じです。　市民の義務や、相互扶助と言って、ゴミの分別を押し付け、ボランティアに参加しないと、反社会的な人間のように扱ったりします。　そういう風潮を流布して、慣習化しているのです。　何処までが、必要な社会貢献なのか？　その陰で、胡坐を掻いて楽している公務員が居たら、人のサボタージュを手助けしている事になるのです。
　宝くじの向こうで、利権に纏わり就いて甘い汁を吸っている輩が沢山居る事を承知の上で宝くじを買う人間は、世間を欺いて公益を蝕む犯罪者と同罪です。　先に何が在ろうと、当たれば儲かるから、それで良いんだというエゴだけで生きているです。
　こういった、体制に都合の良い概念を植え付けられて、自分達は民主主義国家に生きていられて幸せだと感じている人は、死ぬまで騙され続けていれば、幸せでしょう。
　しかし、現在のように自民党に長い間、騙され続けて来たと気付いた時には哀れなものです。
　そして、再び民主党にも騙されるんではないかと疑心暗鬼になり、右往左往している国民の皆さん。　本当の民主主義とは何かを学び、人間としてこの世界に生まれた、価値と意義に気付いて、目覚めて下さい。　この日本には、体制に都合良く彩られた欺瞞が溢れています。
　自分にとって、本当に必要なものが何なのか？　幸せって何なのか？　社会に溢れる、エゴを自由と穿き違えた政財界の本性を見抜いて下さい。
　それが日本には最も必要な要素なのです。　日本が世界に、素晴らしい国家と認められ、尊敬される国家に成るためです。