hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

朝なまへ

2010-07-24 19:02:47 | 日記
 昨夜の朝日テレビで、珍しく教育問題を語っていたようでした。 最近は、田原の独り善がりの番組で、殆ど興味は無かったのですが、暑くて寝苦しく目が覚めてちらっと見ました。
 哲学、思考と言った問題は、現代の日本人には全く無駄な堂々巡りです。 何故かと言うのは、説明が難しいのです。 こういった観念に関する言葉のやり取りは、互いに通ずるものがあってこそ価値があるもので、無いものを伝えたいと思っても結局、残るのは虚しさであり、互いの自己満足しか得られません。
 人の観念の中に、心が存在しているかどうかの違いです。 目に見えないものだから、皆同じように在ると思っていますが、現代人の多くの人に、この心と言うものが培われず、存在していないのです。 自分に心が備わっているか、否かは本人には解りません。
 人間が交わす会話には、本来心に在るものを、相手に伝える為に言葉が存在しています。
ところが、言葉に心を乗せて相手に伝えているはずの想いが、伝わらない事が多いのです。それは、伝わるべき相手に心が育っていない為に、伝わっていると錯覚しているに過ぎないからです。 受け止めるべき心が、相手に無いのです。
 遠い将来においては、この心の問題も解決出来るときが来るでしょう。 人の中に、心が育っているか、否かが分析出来る時代がきます。
 その意味で、朝まで生テレビのような番組で、心が無い人が哲学や倫理を語っても無駄であると思うのです。 何故なら、登場している人達は田原も含めて、頭で考えてしか結論を出せない人が大半です。 考える事とそれ以上に大切な感じる想いとしての感性が存在しないのです。 最近、言葉ばかりが、煩雑になって、言い逃れ、詭弁ばかりが達者な日本人。 無口で、素朴で、口数は少なくても心は伝わるものなのです。
 人の心は、無限大で普遍的なものです。 言葉で表そうとすればするほど、本意は霞んで真実が見えなくなるものです。 心を語るなら、先ず自分の中に心を育てる必要があるのが日本人なのです。 貴方はどうですか? 私はどうでしょう?

機密費

2010-07-24 10:47:40 | 日記
 金賢姫に対する扱いについて、いろいろ言われていますが、政府の一番の目的は機密費対策なのです。 自民時代から問題とされてきた機密費を、一度は公開すると言って見たものの、やはり秘密裏に使えるお金が必要だと解って公表をやめました。いつか使い道を追求された時に、この度のようなケースに使いましたと申し開きが出来るように、拉致被害者へのパフォーマンスも含めて判断したのが、特例措置だったのです。
 選挙で支持率を落とし、政局が捩じれて不安定な現状を打開する方策として取った苦肉の策です。 機密費も半分くらいは、使い道を公表できる状態にしておく必要もあるし、国会開催前で、時間的に余裕があるのでこの時期を選んだのでしょう。 結果、拉致問題が進展しようと、全く無駄に終わろうと、政府には問題ではない、これも茶番です。
 拉致関係者も議連も多少の顔が立って、被害者家族にも頑張っているのだという格好も付いて、ガス抜きにはちょうど良かったと自己満足できる、パフォーマンスでした。
 何事においても、実効性ある政策には努力と苦労が付き物です。 しかし、今の日本人誰も、苦労も努力もしたくないのです。 頑張った振りだけで、より大きな対価がある事ばかりに夢中で、結局、何も変わらず元の木阿弥で終わっています。 
 本当は、こんな茶番で気休めをしてる時ではないんですが、政府も財界も国民も何となく安堵を覚えて時が流れていっているのです。