hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

歪な経済、組織

2010-07-12 23:53:38 | 日記
 日本が何故、全ての面で低迷しているのか? 政治家、評論家、学者などが如何にも立派な持論を並べ立てているが、少しも改善されない。
 戦後の日本では、一定期間、数々の制度や法律が考えられて、経済の拡大に役立って来ました。しかし、1990年代になって、俗に言うバブルが弾けて以来、健全な発展を助長する為の制度や機能が、一方の立場にある者の為に、都合良く捻じ曲げられ、健全な経済を蝕み始めたのです。 結果、資産や利益が一方に偏り始め、需給のバランスを破壊し、デフレの傾向を強めてしまいました。
 この20年は、失われた10年とか表現されて、日本人は誤った方向に進んでいると漠然と感じて来たのですが、正確な分析や、是正は為されずに現在に至ったのです。
 特に、その後の10年はデフレ傾向だけでなく、企業も人も全てが保身的になり、どんな政策も機能しなくなり、政府はエコや補助と言うある種の麻薬のようなカンフル剤に頼るようになってしまいました。 こういった、消極的な政策は不況と不況の合間の一時的なショック対策です。 政府が幾度もこの療法に頼ってしまった結果が、現在の大きな国家負債です。
 経済の機能を麻痺させている一つの大きな要素が、企業に低利の融資を促す為というゼロ金利政策です。 この政策も一時的な、設備投資や雇用維持の為には有意義なものです。 しかし、長期に渡って、ゼロ金利を続ける事の弊害は大変大きいのです。まして、銀行法を改定して、クレジットやファイナンスに迂回させる融資を認めてしまうと、銀行そのものは優良な借手を見つける努力をしなくなります。 銀行の一番の得意先が迂回融資先のクレジットやファイナンス会社になってしまうのです。
 政府が、市場にお金をだぶ付かせて、中小の企業に資金提供し、景気浮揚に努めても、銀行が貸し渋って、直接融資をしたがらないから、お金は少しも回らず、喜ぶのはゼロ金利でリスクが少なく、利益が確保できる金融機関だけと言う事になるのです。
 この制度腐敗が、健全な経済を蝕み、いつまでも停滞を強いている現状を作り上げています。 一方の富める者のみが潤う構造では、全体が成長するはずありません。明らかに政策を誤っています。 このまま富める者のエゴを押し通していては、日本は決して立ち直れません。 自分が安全で、自分の身さえ護れればそれで良いと言うのは、一時的な思い違いです。 今の財界が大きな勘違いをしているのです。 バランスのとれた経済環境と言うものを考えて行かなければ、いつかはその身に降りかかって来ます。 不況の嵐が!

実質消費税率

2010-07-12 15:49:43 | 日記
 日本の一律消費税は、海外の累進税率に比べれば、低いとは言えません。
高いと言われる法人税にしても、決して高くはありません。 表示の仕方で、異様に映し出される税率や指標を、市民や世論の目を晦まして、巧みに表現する体制側の思惑を、世論の側が如何に見抜いて、実情を把握するかが重要です。
 大企業の決算収支や利益額、公務員の平均給与、実質の失業率というような公表数字にもマヤカシがあって、実態が知らされていません。 大企業の社長や役員報酬などは、他の法人などの兼務で実際には、数倍の所得があるのが常識です。
 何故、日本では正直に情報を開示し、適正な課税を受ける事の大切さが、理解されないのでしょう?
 正直者が馬鹿を見るというような世の中が続く限り、世界との競争に勝てません。
 絶えず、現状の実態を示し、中身を簡素化して、一般市民に見え易くすべきです。複雑、怪奇に見え難くするのは、見えては都合の悪い輩の思惑でしかありません。
 全てを、簡素化して、不要な長物を削除する事が現在日本に最も必要な改革なのです。
 参議院も要りません。 人事院も要りません。 特別会計も公益法人も要りません。 無用の長物が多すぎるのです。 国家予算も半分で十分です。

頑張った”さくらさん”

2010-07-12 11:54:39 | 日記
 あの難コースで、不規則な日程で、長いスタート待ち。
並大抵の精神力では戦えません。 コースもグリーンも技術や能力では勝つのも難しい大会です。 実力はともかく、”さくらさん”はよく頑張ったと思いますよ。
 また、国内の試合で活躍して下さい。まだ、今後の予定を見ていませんが、あんな酷いコースはある意味異常です。 どのホールも運が悪ければパーが取れないコースなんて、ゴルフじゃありません。 普通は、一、二箇所そういうホールが含まれているから、楽しいのであって、全部そんなホールばかりでは、ある意味サディストのようなものです。
 何事もバランスの問題で、適当に含まれているから楽しいのです。
まあ、そんなゴルフも大会の内ですから、選手達は大変ですね。
 頑張った選手には大いに賞賛してあげたいと思います。 万歳、”さくらさん”。

混迷政治の元凶

2010-07-12 07:50:23 | 日記
 政経分離が出来ず、財界頼りの政界。 結局、政治家に成るのに金が掛かり過ぎる為に起きる現象である。まして、総理に成るには莫大な資金が必要になる。
 何事も金次第という日本人の感覚、金さえあれば何でも出来る現状。 民主党の体たらくによる選挙結果とは言え、自民では政財界の浄化は不可能です。
 全ては国民の持つ感性の問題に繋がりますが、メディアの情報に誘導されて、自らの思考を彩られ、自己暗示に耽る昨今では、真実、現実を見極める力はありません。 
 日本は何処へ行こうとしているのか? 最近の相撲界ではないですが、政財界にも闇を牛耳る輩が介在しているのです。 国を想い、国民を想う気持のないエゴイスト社会日本の将来の姿は、砂漠に残る朽ち果てた大木です。 口では、一から出直す、心を入れ替える。 いろいろ言えます。
 国民による、国民の為の政治がいつになったら、確立されるのでしょう? 日本には欺瞞、虚構が多過ぎます。 人間の人生で中身の無い人生ほど哀れなものはありません。 
 自分だけの1人善がりの満足ではなく、互いに善い人生と認め合える価値でなければ駄目なのです。 相撲界の記者クラブの面々でも、杉山邦博などは虚像の国技に縋って、フアンを誘導するのが天命の如く振舞っていますが、エゴと保身の塊でしかありません。 こういった輩をメディアが持ち上げて、虚像の規制概念作りに躍起になっています。
 人間にとって、国民にとって何が必要なのかが、理解出来ない烏合の衆です。
 このまま突き進めば、資源も無く、歴史も浅い日本はイギリスより遥かに衰退せざるを得ません。 目に見えず、徐々に来る日本の行く末に日の落ちる夕日が想い浮かびます。