日本が何故、全ての面で低迷しているのか? 政治家、評論家、学者などが如何にも立派な持論を並べ立てているが、少しも改善されない。
戦後の日本では、一定期間、数々の制度や法律が考えられて、経済の拡大に役立って来ました。しかし、1990年代になって、俗に言うバブルが弾けて以来、健全な発展を助長する為の制度や機能が、一方の立場にある者の為に、都合良く捻じ曲げられ、健全な経済を蝕み始めたのです。 結果、資産や利益が一方に偏り始め、需給のバランスを破壊し、デフレの傾向を強めてしまいました。
この20年は、失われた10年とか表現されて、日本人は誤った方向に進んでいると漠然と感じて来たのですが、正確な分析や、是正は為されずに現在に至ったのです。
特に、その後の10年はデフレ傾向だけでなく、企業も人も全てが保身的になり、どんな政策も機能しなくなり、政府はエコや補助と言うある種の麻薬のようなカンフル剤に頼るようになってしまいました。 こういった、消極的な政策は不況と不況の合間の一時的なショック対策です。 政府が幾度もこの療法に頼ってしまった結果が、現在の大きな国家負債です。
経済の機能を麻痺させている一つの大きな要素が、企業に低利の融資を促す為というゼロ金利政策です。 この政策も一時的な、設備投資や雇用維持の為には有意義なものです。 しかし、長期に渡って、ゼロ金利を続ける事の弊害は大変大きいのです。まして、銀行法を改定して、クレジットやファイナンスに迂回させる融資を認めてしまうと、銀行そのものは優良な借手を見つける努力をしなくなります。 銀行の一番の得意先が迂回融資先のクレジットやファイナンス会社になってしまうのです。
政府が、市場にお金をだぶ付かせて、中小の企業に資金提供し、景気浮揚に努めても、銀行が貸し渋って、直接融資をしたがらないから、お金は少しも回らず、喜ぶのはゼロ金利でリスクが少なく、利益が確保できる金融機関だけと言う事になるのです。
この制度腐敗が、健全な経済を蝕み、いつまでも停滞を強いている現状を作り上げています。 一方の富める者のみが潤う構造では、全体が成長するはずありません。明らかに政策を誤っています。 このまま富める者のエゴを押し通していては、日本は決して立ち直れません。 自分が安全で、自分の身さえ護れればそれで良いと言うのは、一時的な思い違いです。 今の財界が大きな勘違いをしているのです。 バランスのとれた経済環境と言うものを考えて行かなければ、いつかはその身に降りかかって来ます。 不況の嵐が!
戦後の日本では、一定期間、数々の制度や法律が考えられて、経済の拡大に役立って来ました。しかし、1990年代になって、俗に言うバブルが弾けて以来、健全な発展を助長する為の制度や機能が、一方の立場にある者の為に、都合良く捻じ曲げられ、健全な経済を蝕み始めたのです。 結果、資産や利益が一方に偏り始め、需給のバランスを破壊し、デフレの傾向を強めてしまいました。
この20年は、失われた10年とか表現されて、日本人は誤った方向に進んでいると漠然と感じて来たのですが、正確な分析や、是正は為されずに現在に至ったのです。
特に、その後の10年はデフレ傾向だけでなく、企業も人も全てが保身的になり、どんな政策も機能しなくなり、政府はエコや補助と言うある種の麻薬のようなカンフル剤に頼るようになってしまいました。 こういった、消極的な政策は不況と不況の合間の一時的なショック対策です。 政府が幾度もこの療法に頼ってしまった結果が、現在の大きな国家負債です。
経済の機能を麻痺させている一つの大きな要素が、企業に低利の融資を促す為というゼロ金利政策です。 この政策も一時的な、設備投資や雇用維持の為には有意義なものです。 しかし、長期に渡って、ゼロ金利を続ける事の弊害は大変大きいのです。まして、銀行法を改定して、クレジットやファイナンスに迂回させる融資を認めてしまうと、銀行そのものは優良な借手を見つける努力をしなくなります。 銀行の一番の得意先が迂回融資先のクレジットやファイナンス会社になってしまうのです。
政府が、市場にお金をだぶ付かせて、中小の企業に資金提供し、景気浮揚に努めても、銀行が貸し渋って、直接融資をしたがらないから、お金は少しも回らず、喜ぶのはゼロ金利でリスクが少なく、利益が確保できる金融機関だけと言う事になるのです。
この制度腐敗が、健全な経済を蝕み、いつまでも停滞を強いている現状を作り上げています。 一方の富める者のみが潤う構造では、全体が成長するはずありません。明らかに政策を誤っています。 このまま富める者のエゴを押し通していては、日本は決して立ち直れません。 自分が安全で、自分の身さえ護れればそれで良いと言うのは、一時的な思い違いです。 今の財界が大きな勘違いをしているのです。 バランスのとれた経済環境と言うものを考えて行かなければ、いつかはその身に降りかかって来ます。 不況の嵐が!