最終日の遼君

　全米女子の、さくらさんと言い、全英の遼君も凄い頑張りである。　一流選手の条件として、良い時に奢らず、悪い時に耐える力という要素を備えている事。
　”さくらさん”も”両君”も、正にその要素を養う為の素晴らしい経験をしているように思います。　その力が付いたのを実践して見せてくれているような大会です。
　2人は、この経験を経て、一層成長されることでしょう。　
　66年間の経験から、この浮かれない事、耐える事の重要さを忘れて、崩れて行ったスポーツ選手を沢山見て来ました。　
　私が感じる謙虚さを失った人は、現在でも色々な方面に沢山居ます。　こういう人は、人から指摘されても、気付いて反省するような人ではありません。　政財界や、メディア界には極めて多いです。　彼らは、自分達が人より優れていると勘違いしたりして、互いが先生と呼び合ったり、メディアも有識者とか言って持ち上げるのです。　特別な人間と言いたいのか、一般人を見下したいのか解りませんが、何とか委員会の委員と言われる人たちのレベルが有識者なら、日本人は全員、有識者だと思いますよ。　また、嫌な記事になってしまいました。　
　そんなことより、最終日の遼君のゴルフに大変興味があります。　大変厳しいゴルフ場ですから、耐えながらチャンスを待って、攻める時には攻めるゴルフを期待しています。　　私と同じように期待している皆さん、応援しましょう！！

宝くじを買う犯罪

　昨今は、公益法人の在り方が問題になってきて、少しは私のような者の主張に耳を傾けてもらえるようになって来ましたが、まだ、この宝くじのような事業に対しては共鳴が得られないと思います。
　私は、宝くじの先に、犯罪が潜んでいるのを知ってからは、買うのは止めました。　ＥＵ諸国では、納める税や保険料の管理にも目を光らせ、不正は許さないと言う体質が備わっていると聞きます。　私は彼らに同感です。
　どんなお金でも、出した先に、不正や犯罪がある事を承知で、観てみぬ振りをする人は、その先の犯罪者と同罪であるという考え方です。　宝くじを買って、例え４５％の還元とは言え、当たれば儲かるんだから、それで良いという考えが間違っていると言うのです。
　自分が得さえ出来れば、人の事はどうでも良いというのは、民主主義の社会においては、社会悪に結び付きます。　日本では、そんな事はそれぞれで、自分が良いと思えばそれも自由だというエゴです。　こういった、反社会的思考は社会の発展や成長には大きな弊害になります。　長年の風潮ですから、間違っていると言われても、謙虚に受け止める気持ちを持てない人が多いですが、そろそろ日本も本当の民主主義に目覚めて欲しいと思います。
　全てが、自分の為であり、日本の為でもあるのです。　今の日本にとっては最も重要な要素です。