hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

人間の感性!

2011-08-19 10:45:13 | 日記
 最近のいろいろなブームは、いつの時代にも存在していますから、気になる人は少ないかも知れません。ところが、全てがブーム化しているような雰囲気には、私は馴染めません。
 こういう時代だから、みんな勝手で良い。 人は皆、お前にとやかく言われる筋は無い、と言います。 でも私は考えてしまうのです。 人は何に感動をするのだろうか? 作為的に作り上げられた作品や、奮い立たされる動機を外に求めるような単なる思い付きで感動する人達のように映るのです!
 私は、長年生きて来て、自分の身の周りに感動するような出来事が沢山ありました。 子供が好きで、周りの子供たちにも気を配って、少しでも立派な大人になってくれるように、協力もしてきました。これは、全て、将来、我が子が育っていく環境を良くするための努力であり、協力であったと思っています。
 この度の震災で、皆さんが協力や支援を呼びかけていられるのを見聞きして、人間としての感性からくる動機というより、韓流やイベントに乗るブームが重なるのです。果たして、口で言っているように、被災者を励ます為とか、元気になって被災地が復興する為に協力しているのでしょうか?
 ここで、少し人間が有する本質的な心理について記しておきます。人間という生き物は、自然の原理と言われる、エネルギー保存の原則を備えています。 気持の中に、知らず知らず感情の起伏のバランスを取って生きています。 その意味で、人間が何かの行動を積極的に成そうとする時には、必ず、その動機となる原因が存在します。
 それを言葉で表す時に、人間ですから都合良く使い分けて、より高い評価が得られるように表現するという態度になる訳です。つまり、人の為というのも、ほとんど自分の満足を得ようとする行動の裏返しになっています。
 自分に振り返ってみても、絶えず、結局、自分の為に努力しているに過ぎないということが大変多いように感じています。
 ブームに乗っかる人も支援だボランテイアだと張り切る人達も、何処かに足りてない部分があるから、奮い立つ動機をそこに求めたに過ぎない言動が大変、気になります。 確かに、それでも被災者の皆さんが頑張る気持を高揚させて再出発できれば無駄ではありません。でも、その行動を過大評価しても、過小評価されても、どちらも良くはありません。
 人間、どこまでも自分の人生の中身をより充実させるための努力を着実に為して欲しいものです。 日頃、成す努力は全て、人の為にしているのではなく、自分の為にしているという事実を自覚しながら、頑張ることです。 周囲や、外見に気を留めず、頑張って欲しいものです。