熱中症が猛威をふるっている。
5月31日から8月15日までに病院へ搬送された人が3万人を超えたという。
そして132人が死亡したとか。
最高気温が36度とか、夜間になっても、30度をくだらなかったりとか、酷暑と言われる
日がつづく。
今日は、出勤途上の電車内で「熱中症にお気をつけください」とアナウンスがあった。
記録的な暑さであることは確かだが、湿気の多い、日本は、夏の暑さに対して、生活の知恵があった。
窓を開け放つとか、風鈴を軒先につるすとか、打ち水をするとか、家屋自体、涼を念頭において、作られていたと聞いたことがある。
生活様式も変わり、生活空間も変わり、小川だとか、緑だとか身近な存在だったものが、失われて、涼の取り方は、エアコンとか冷風扇とかに代わった。
夏になるとティッシュくばりにかわり、うちわ配りをよく目にするから、うちわや扇子は、まだ現役のようだが。
飲料といえば、果汁とか、ジュースとかスポーツ飲料とかが主流。
アイスクリームも、気温によって、売上の品がかわるそうだ。
気温があがるとシャーベット風とか、キャンディとかの売り上げが伸びるらしい。
熱中症は、体温の調節機能が何かの原因でうまく働かず、体温を下げる、ことができない場合に起こると聞いたことがある。
熱くなったら、汗をかいたりして体温を下げようとする機能があるのだが、何らかの理由で汗が出ず、体温が下がらないために、重症になるとか。
最近、熱中症対策として、「水分を取る」とよく言われているようだが、夏場は2リットルの水分がいるらしい。
高齢者は水分の摂取が不足しがち。
現代ッ子は、冷房に慣れ。現代人は、エアコンに慣れて今や、電車もバスも家庭でも冷房が普及したので、体温調節がきちんと機能しないのだと思う。
以前、汗について取り上げた番組を見たことがある。
最近に人は、汗のかき方が違ってきているとか。
きちんとした汗のかき方ができない場合は、水分を取るだけでは不十分。
適切な対処の仕方を示さないと、まだまだ搬送される人が増えていくだろう。