「オーメン」の映画のような悲惨な事件のニュースがあった。
東京都新宿区の京王電鉄新宿駅のホームで、電車待ちの列に男がぶつかり、その列の先頭にいた
大学学長、が転倒。
進入してきた八王子発新宿行き準特急電車(6両編成)とホームの間に挟まれたという。
学長は顔や胸を強く打っており間もなく死亡。
ぶつかった容疑者(42)は過失傷害容疑で現行犯逮捕されたという。
本当に、こんなことが、東京のまんなかの夜に入ったばかりの時間に起きたのか。
容疑者は、酒に酔ってしゃがみこんでいたが、電車が来たので立ち上がり、よろけて電車待ちの列にぶつかった
とか。
そういえば昨夜、電車内で缶ビールを何本も飲んでいる二人連れに合った。
相当酔っている感じで、何やら話しながら手にしたレジ袋から缶ビール出しては飲み干し、また新しい缶を
出して、また飲みを繰り返していた。
一人は、途中で下車。もっと酔ってる風の一人は頭をたれながら、残された。
「この電車は青梅行きだから、乗り換えなくていい。飲み終えた缶ビールは河辺で捨てな」というようなことを
言い残していた。
一人残っていた男性は青梅線の西立川駅に着くとふらつきながら立ち上がり前の座席の人たちにちょっとぶつ
かった、そのあとなんとか、ホームへ降り立った。
酒に酔うと足取りがふらつく。
まっすぐ歩こうとしても、まっすぐ歩けなくなる。
普通でも電車はゆれるから、素面でもよろよろっとすることはある。
ベンチに眠りこんで、駅員の手を煩わせるのも、困りもの。
警官にからんでトラ箱に一晩世話になるのも困りもの。
しかし、人を巻き添えにしたり、他人を死に追いやるなんてことはあってはいけないことと思う。
節度も、理性も無くなるのが酒のなせることだけれど、一人前の社会人なら、こんな事件を起こさないようにしたい。