さいたま市での男性2人と女性1人の遺体が見つかった事件のニュースが続いている。
なんとも痛ましい。
死因は「餓死」とのこと。
3人の成人した人々がひとつ屋根の下で暮らしていて、電気などを止められ布団に寝た状態で、
見つかったなんて、信じられない。
3人は住民登録がなく、市の見回り対象者なっていなかったとか。
この世帯は水道料金や家賃の滞納が続き、昨年12月ごろには電気とガスが止まっていたという。
こうした公共料金の未納などの異変を知らせる通報はなかったとか。
10年8月に電気を止めていた市内の無職男性(当時76歳)が熱中症で死亡したことを受け、同年9月に東京電力、東京ガスと、未納世帯の情報についての話し合いを持ったそうな。
「滞納者が必ずしも生活困窮者ではない」などの理由で、滞納している住民から電力会社などの事業者に相談や依頼があった場合のみ、事業者が市などに連絡することになっているという。
色々なケースがあるようだ。
法の網のようなはざまに入っている人は、救済措置などにもかからず、哀しい末路を迎えることになるというのは、どうにもならないことなのかもしれない。
奇跡の生還などは、もてはやされるが、不幸な結果は一時期のニュースで取り上げられることで終わる。
時には、教訓となって、何かしらの措置が行われるようになることも、あるが、それに期待しよう。
不幸は、なるべく減らせるように。