祈りと歌は深く結びついている。
色々な曲を練習し、演奏するが、何度でも聴きたくなる。
何度も歌いたくなる曲というのがある。
年齢を重ねていくと好きなジャンルが変わっていくこともある。
DNAに刻まれた、リズム感。
人が、共感する曲というものは、民族によっても違うそうな。
音楽に国境はないらしい。
国境はないけれど、日本の歌は、日本人向けになり、
ヨーロッパの歌はヨーロッパ向けになる。
日本の歌を日本人が歌うこと。
例えば、ヨーロッパ人日本の歌を歌いことは、どうしても、お国柄のようなものが
入る。
それは、水がアルファを含むと、味が変わるように、同じ曲でも、演奏者の様々な
要素が反映するのは、違った味付けになって、当たり前のことにはなる。
けれども、
作曲者の意図や曲の背景、環境は、譜面上に現れないこともあるので、それを知る
努力は、必要。
合唱を始めた頃は、指導者の言うままに、演奏記号などをただ、表すことだけしかしなかった。
合唱歴を重ねていくうちに、作曲者の意図、背景、作曲された年代、作曲者の状況なども、
演奏する上で、知っておく必要が、知らなければならないのだということを、指導されるようにも
なったし、考えるようにもなった。
基本を身につけつつ、一歩一歩、重ねていこうと思う。
キリシタンと西洋音楽
横田庄一郎
朔北社