年休取得率が、0.4%増えたそうな。
それでも、取得率は12年連続5割を割り、従業員が30人以上の職場という中での
お寒ーい数字。
働き蜂と言われたのは、確かうん十年の前のはず。
バブルがはじけて、景気が落ち込み。
円高が進んで、企業の赤字が膨らみ。
従業員へのしわ寄せは相変わらず続いている。
そんな中でのアップなら、ニュースになっても当然なのかもしれない。
ワークシェアリングとか子育て支援とか、法の整備も進んでいるが、まだまだ、問題は多い。
30人未満の、職場では、更に厳しい現実のなかで、ひたすら嵐がさるのを待っている、
遭難者のごとき毎日。
昇給も、ボーナスどころか、寸志さえ、縁がなくなって久しい。
「年休消化率?不明です。最近は計算もしてない」
余命が伸びても、家族から疎まれたり、わがまま放題をして、嫌われたりなんて
人の人生も嬉しいこともあるのだろうが、哀しい、辛い、腹の立つ、そんな理不尽いっぱいの
世間で、あえいで生きていくのはやりきれない。
「マーペース」「自分の思うまま」を自他ともに認めている者にも、明るさは、灯程度。
いつしか、「細く長くなんてやめて、そこそこでいい」と居直って「うん十年」
当分、これで行こうか。