無業
不安の定義
自分らしい生活
引き出し化
絶対内定
その他大勢
学校を出たら、就職する。
卒業したら、社会人になる。
そう、思っていた。
在学中から、仕事を探し、職を求めた。
卒業して、40年。
アルバイトにパート、地方公務員、派遣、契約、何十もの、仕事を経験してきた。
いつも、職を求め続け、職安にも行った。
卒業した学校へも、求人の情報をもらいに行った。
無職だった時期もあるが、仕事にありつけない焦りのなかで、悶々と過ごした。
社会に出たら、学校を卒業したら、働くのが当たり前と思っていたし、自分のお金が必要だった。
いつでも家計のためもあった。
仕事につかない若者。
不況のせいだとばかり思っていた。
どうやら、違うようだ。
就職がこわい
香山リカ 精神科医
講談社α文庫