Sister Act 1
【歌詞・直訳】I Will Follow Him/『天使にラブ・ソングを』より【映画】
最近の日本語は、コンビニ言葉とか、タレント言葉とか、浸透してきたようだ。
CM、電車内の放送、日常会話などでも、日常聞かされる言葉になってきた。
「お○○を○○させていただきます」
「オットさん」は懐かしい言葉として読んだ。私事のエピソードがあったことを思い出す。
某新聞社に投稿して、掲載されたことがあった。
イベントの始まりに、祝辞や挨拶をのべる人がいる。
司会者に、紹介されて、壇上にたち、原稿を読む。あるいは、暗記してきた言葉を披露する。
締めくくりの言葉が、ときおり、イラつかされる。
「・・・・・私のご挨拶とさせていただきます」と言う人がほとんど。
自分に「お・ご」つけるな。
コンビニ言葉で、虫唾が走るのは、
「・・・・でよろしかったでしょうか」
電話でかけてきた相手が「○○さんの携帯でよろしかったでしょうか」という。
「なに言ってる!」と、怒鳴りたくなる。
「お待たせをいたしました」
これにも、うんざりする。
耳をふさぎたくなる。
このあたりは、政治家言葉の影響だろうか。
電話での取次に、「お休みをいただいております」
外部の人間に、休みをもらっているわけではない。
身内に「お」をつけるなと言いたくなる。
先日、テレビで接客について研修を受けている場面があった。
「お荷物のほう、おかせていただきます」の言葉に、指導者から「ほう」は日本語としておかしいと
指摘されていた。
日本語の乱れは、以前から言われている。
不思議な日本語がどんどん浸透してきている。
時には、こちらが戸惑うことも。
言葉の教育は家庭でもあまりしない。
学校でも、ほとんどない。
ほとんど、巷での会話から身に着けていく。
どうなってしまうのか。
バカ丁寧化する日本語
敬語コミュニケーションの行方
野口恵子
光文社新書