ルドゥーテの時代の音楽とチェンバロコンサート
というタイトルのイベントがあって、参加した。
年の若い二人の女性が、チェンバロとフルートを演奏。
チェンバロの製作をしている、男性の話を交えての90分。
「まだ、二人とも若そうだから、・・・・」と期待が少し薄れてきた。
フルート奏者の息継ぎがあまり大きくないのに気付いた。
口で息をしているが、時折、息継ぎの音がしない。
ちょとがっかりしながら、アンコールに入った。
アンコールで、「Ave Maria」と「春の海」の演奏があった。
「Ave Maria」はしっとりと目頭が熱くなった。
「春の海」は琴とチェンバロが尺八っぽく、フルートの味を出しながらの演奏で
心に沁みた。
最後のアンコール曲も、見事だった。
楽器は、同じでも奏者によって音色や、伝わり加減まで変わってしまうことは、以前にも感じていたことだった。
今回は、楽器は人によってこんなに変わってしまう。
この日は「怖いもの」だと思った。