病院で診察を受けると、薬が処方されることがある。
薬神話は、日本だけのことではないよう。
すぐに、薬にたよる。
薬がでるのは当然。
薬を出さない医者は良くない医者とまで、考える人もいるらしい。
薬は、病気を治す補助の役目。
薬には、強い薬、副作用の大きい薬。
危険を伴うことを、軽視している患者は多い。
医療従事者や関係者でも、軽く見ているよう。
高齢者の薬について、問題がクローズアップされた。
飲み合わせや、重複した薬の処方を受けて、気分が悪くなったり、体調をくずして救急搬送されることも多いそう。
薬の怖さ、薬の注意点。薬には副作用があることを、知らせる努力は必要だろう。
「お薬手帳」なるものができ、薬局への需要が増え、処方箋扱いの薬局がこのところ、にょきにゅき増えた。
薬の飲み残し、副作用への警告などが充実するようにとかの意図らしい。
患者の命、薬の怖さについての、手だてにはなんの手当もないらしい。
下記に提起ともいえる問題点を引用。
□ 薬剤師は薬が多すぎると思ったが、「一度体重を測ってみませんか」と助言することしかできなかった。
□ 薬剤師は手帳の記録から、薬の重複がわかっても、薬の整理までは手が及ばない。
□ 患者を待たせないため、処方箋通りに薬を渡せばよい。
□ 「医師と薬剤師が十分情報共有しない、薬剤師だけに薬の調整役を担わせるには無理がある。
□ 医師が出す院外処方箋には通常病名は書かれておらず、薬剤師は薬から推測したり患者に聞いたりするしかない。
□情報がないのに薬剤師から医師に薬を減らすよう求めることは難しい。
「医師同士が連絡を取り、必要なら処方の内容を変えるのが本来の姿。なのだそう。
薬を減らす訓練を受けていない医師が多い。と指摘。
医療の問題点は多い。
弱者の患者は薬屋や医者のいいなり。
連携し、良い医療への担い手のはずの医療関係者に、金儲け主義や、無知、無関心が多いことが問題。
無知は罪。
これは相互に言えること。