記事抜粋ーーーーーーーーーーーーー
「光が当たってほしい。理解してもらうのは難しいかもしれないけど」
ベテラン職員の大庭英樹が、切実な思いを口にした。施設を出た後の子どもたちのことだ。頼れる親がいなくても、原則18歳になれば退所しなければならない。
児童養護施設「尼崎市尼崎学園」(神戸市北区)の子の半数は軽度の知的障害や発達障害、それに似た特性がある。コミュニケーションが苦手だったり、冗談が通じなかったり。「一見、障害があるって分からず、社会では変わった人と見られる」。そんな子たちは、トラブルや壁にぶつかったとき、自分一人で乗り越えることが困難だ。お金の管理など、生活するには大人の支援が必要となる。
児童養護施設 出典 wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E7%AB%A5%E9%A4%8A%E8%AD%B7%E6%96%BD%E8%A8%AD
「環境上養護を要する」児童の定義[編集]
以上のように、「保護者の健康上・経済上の理由などで監護を受けられない児童、または保護者の元で生活させるのが不適当(家庭環境が悪く、保護者のもとで生活させるのは無理)」な状況にある」と児童相談所が判断した児童。
親がいても、ともに住めない事情をもつ児童がいる。
この子どもたちは、一定の年齢になると、施設をでなければならない。
親と住めないから施設に入っているのに、年齢でその施設を追われ、社会に追い出される。