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IPO 9206スターフライヤー 初値予想 訂正

2011-12-20 07:44:35 | 株式投資・資産運用
 さてと、スターフライヤー、いよいよ明日が公開です。

 ヤフーの掲示板は相変わらず盛り上がりに欠けます。掲示板からここへのアクセスもわずか。

 まあ、最近はこんなものみたいです。

 それもそのはず、12月になってIPOで公開になった銘柄は色々ありますが、ほとんどがしょぼい状態ですから。

 10月以降を見てみましょう。

 最初の○×は現在の株価が公募価格を上回っているかどうか。
 次の○×は公募価格が仮条件の上限であったかどうか。

××2011/12/19 6055 東2 ジャパンマテリアル
××2011/12/16 6619 マザ ダブル・スコープ
××2011/12/14 3659 東1 ネクソン
××2011/12/13 3277 JQS サンセイランディック
○○2011/12/07 6054 マザ リブセンス
××2011/11/29 1383 JQS ベルグアース
×○2011/10/28 3444 JQS 菊池製作所
○○2011/10/28 3658 マザ イーブックイニシアティブジャパン
×○2011/10/26 3657 マザ ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス
○○2011/10/24 7777 JQG スリー・ディー・マトリックス
○○2011/10/21 3276 JQS 日本管理センター
×○2011/10/20 4582 JQG シンバイオ製薬

 つまり、公募価格が上限で決まらなかった銘柄の現在の株価は、すべて公募以下。

 で、とりあえず今も健闘していると言えるのは、リブセンスとイーブックぐらい。なぜか日本管理センターは高いですが。

 なお、この少し前に公開になったKLabも含めて、株価が高いのは大和主幹事銘柄。
いずれも株数は少なく、事業内容はネット系。但し、ほぼ同様のポールトゥウィンは、初値こそ堅めだったものの、その後の株価はさえない展開。

 そんなこんなでスターフライヤーですが、やはり、堅くは来るとは思うものの、初値がぶっとぶようなことはないかと思います。

・株数が少なく、既存株主からの売りがどの程度可能なのかはよくわからないものの、需給的に不安感は乏しい。
 公募組とて、いきなり成行でどんどん売ってきたりすることは、まあ、考えられない。そもそも、2300単位しかないですし。
 自分の場合でも、3単位、すぐに成行というような形はとりませんし。

・航空業界の上場は久しぶり。まったく新規の業種ではないにしろ、黒い航空機、独自性のあるサービスなど、それなりの知名度もある。
 今後の路線拡大などによる成長も期待されます。但し、業績のぶれが生じやすく、なかなか見通しが立ちにくい業種ではあります。

・現行制度ではないにしろ、株主優待は設定される可能性が高い
 上場前から株主優待があり、これだと、現行100株で10枚の優待券らしいです。1枚5000円相当の価値とすると、これだけで優待利回りは
対公募価格比では15%。まあ、こんな優待は維持されないし、会社側も現行の優待制度がそのまま継続することはないと言っているとも。
 としても、既に優待があるところに、公開したからといっていきなりこれをなくすという発想はまずないでしょう。
 実際に直接利用しなくても、オークション売却等で実質的にそれなりの配当と同等程度の優待にはなると予想します。

・全体の地合いがだるい・・・。今日もNYは下落。
 IPOバブル期であれば、こういう品薄銘柄は、対公募価格で、すぐに倍とかにはなったかもしれません。
 今はそういう状況ではないので、そこそこ堅く来てくれればそれでよし。
 ただ、初値形成後は需給的にはしまるので、株価は上にふれやすくなるのではないかと思います。
 そういう意味では、初値水準にもよりますが、初値買いもいいかもしれません。

 ここから公開まで極端な相場の急変がないという前提で(北朝鮮情勢にはさほど反応しませんでしたね)、初値予想はとりあえず3950円にしてみましょうか。
 前回比で少し上へ。初値予想なんていい加減なものですけどね。

 さて、この記事のリンクを掲示板にはってみて、アクセスを見てみましょう。
コメント (3)
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