岳 -ガク- DVD通常版 | |
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東宝 |
私のすぐ下の弟の名前は「岳」。まさに「がく君」とよく呼ばれてました。さて、ほんとはなんと読むでしょうか。
おいといて、この作品ですが、原作をそれなりに読んでいただけに、努力は認めるけれど、残念感がかなり強かったです。
長澤まさみさんは、かわいくはあるのだろうけど、女優としての存在感に欠けるという印象が強い。この役も頑張ってるのだろうけど、やはり山岳救助隊の
隊員には私は見えなかった、というか、合ってないと思いました。もうちょっとボーイッシュなイメージの役者さんがよかった。
小栗君の役は難しい。天真爛漫っぽくて、奥の方にはいろんな思いをいっぱい持ってるこの主人公、原作のイメージを壊さずにうまく役をつくるのは、誰でも
難しいとは思います。でも、やはり原作の主人公のキャラクターが映画になるといきてない。
あと、山岳救助云々というわりに、みんな無理しすぎ、無茶しすぎです。おりしも、現実に北アルプスで多くの人が遭難し、亡くなってます・・。
そんな状況、そんな天候で、単独で登るか?。その天候でヘリとぶか?、
そこでナイフで切って降下していいの、それが許されるの?。
最後の場面で喜ぶのはいいけど、全員出動していいの?。全員行く意味あるのか?。
そこは動かないでじっとしとかないと。
と、まあ、リアルに考えると、「ありえんでしょ」の連続で、それだとドラマにならないといえばそうなのだけど、ちょっと荒唐無稽すぎないかという感じがしました。
あと、あまりに山の風景がきれいすぎます。
うーん、残念・・・。