新しい旅 白馬へ(10)
天候は回復しました。
山には雲がかかっているものの、青空が見えます。
さて、今日ですが、とりあえず、いわさきちひろ美術館でゆっくりしようと思って、
8時すぎに出発です。9時開館ということなので、それに合わせてということで。
白馬の施設からはちょうど45分くらいかかりました。
が、なんと、今日と明日は展示品入れ替えでお休み・・・。あらら・・・。
リサーチ不足でした。
周囲の公園は入れるので、ぐるっと歩いてきました。ちころの黒姫の山荘が再現されて
いたりしました。実際に建物が立っています。
また、古い電車が持ち込まれて、何か新しいモニュメントかなにかがつくられているところでした。
お花畑には青い花がいっぱい。ラベンダーではないです。
結果的にはこの休館がその後の動きをスムーズにすることになりました。
まずは明科の旧篠ノ井線跡のトンネルへ。犀川を渡り、一度R19に出て、少し山の方に行きます。
いや、このトンネルがとてもよかったです。
ここは昭和60年代までは実際に鉄道が走っていたところです。で、踏切などはそのまま残っていますし、
明治時代に作られたトンネルも、レンガもそんなに剥落したりすることなくしっかり残っています。
で、廃線跡が遊歩道になって歩くことができます。
昭和60年代まで鉄道が走っていたということは、今から35年以上も前ですが、私は、大学受験のために
特急「しなの」に乗って確かにこの今立っている場所を通過したということになります。
と思うと、何かしら感慨深いものがありました。
地元の軽トラに乗ったおじさんが話しかけてきてねちょっとお話ししました。
さて、次は池田町の美術館です。アルプスの反対側の高台にあり、常念岳など、アルプスの連山が
一望できる素晴らしいロケーションの場所です。
以前にも一度来ていますが、その時は美術館は休館でした。
今は、なんと、モンスター・マスクというおどろおどろしい企画展をしていました。
なかなか、涼しい気分になりました。公立の美術館として、よくこの企画展をやったなという感じ。
その「勇気」に拍手。
で、美術館のすぐ近くに安曇野翁というお蕎麦屋さんあり。
有名店なのか、11時半には既に満席に近い状態でした。
うん、お蕎麦は細いけどしっかりした感じもあり、のどごしとしっかり感のバランスが絶妙。
で、そばつゆはカツオ系の甘味が強く、濃さは濃すぎることはなく、私としては今回の旅行の中ではベスト。
蕎麦湯でうすめて、飲んでしまいました。塩分過多か・・・・。
で、ここからはシャガールの版画を展示している白馬美術館に向かったのですが、
途中に国宝の社殿がある仁科神明宮への案内をみかけて寄ってみました。
平安時代以来の古い神社で、境内は独特の雰囲気あり。
社殿は伊勢神宮などと似た形式なのかな。
白馬美術館はシャガールの版画を集めた美術館。こちらは八方尾根の下のあたりです。
いや、全体の雰囲気がいいですね。案内の映像もよかったです。大画面でうつして見せてくれます。
で、一度施設へ戻って昼寝。昼寝つきの旅行というのも珍しい、それだけ自由度が高い、日程がゆるいということで、それが今回の旅の特徴ですが。
夕方から、国道を北上し、小谷村へ。道の駅に天然温泉が併設されています。
食事をして、おみやげをちょっと買って、温泉へ。食事をすると温泉が半額になります。
ちょっ硫黄臭や鉄さびのにおいあり。少し濁ってます。ここまで、無色透明のツルツル系の温泉ばかり
でしたが、初めて違うタイプ。個人的にはこういう方が温泉らしくて好きだったりします。
で、白馬の施設に戻る。
いや、今日はなかなかいい日でした。
トンネルのところでは面白い写真がたくさん撮れました。
また、明日以降に紹介します。
さて、明日は北陸回りで、ますのすしでも買って帰ります。
つづく。