旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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で書いています。 

会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方(4)

2018-07-22 20:54:33 | 株式投資・資産運用
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方(4)

10倍株を探す時のポイントまとめとして書かれていたのが以下の4点。

・成長性が高い=増収率が高い
 ※3期前から今期の増収率平均もしくは来期増収率20%以上
・売上高営業利益率10%以上
・オーナー企業であること
・上場5年以内

株価が10倍になるかどうかとか事前にわかるわけはないです。
まあ、「キャッチコピー」的な意味でしょうけど、上場後あまり期間がたっていない
好業績、高成長の小型株が大きく値上がりする可能性が高いというのは、それは
ある意味、当然で、上記のポイントも、なんら違和感はありません。

が、金科玉条的に上記の条件にあてはまらなければダメかというと、そんなことも
ないでしょう。

自分が見ている、注目している、買っている銘柄について、上記の視点で見直してみて、
さらにその企業の対する理解を深めるというのはよいかもしれないです。
単に数字としては成長性が高いというだけでなく、その理由はなんなのか、
同業他社との比較で利益率が高いとしたら、それはどうしてで、その有利さはどこに由来
し、持続性があるものなのかとかね。

私だったら、例えば最近だったら、MS-Japanはどうか、エスプールは、システムディは、セレスポは?と
見ていったらいいということになれますか。

これとの関連で、四季報はまずは冒頭の「市場別決算業績集計表」を見なさいと本書では書いています。
実際の最新の四季報だとその次に業種別展望というのもありますから、これも参考になりそうです。

つまり、全体及びその業種の平均と比較して、どこまで数字がよいのか悪いのか、そこも確認しま
しょうということですね。

結局、本書で参考になったのは
テンバガーはテンバガーで、テンバーガーではないっ!

っていうことと、

四季報は冒頭のところから見ましょうね

ということでした。

読みやすく、内容的にも「そりゃそうね」というところが多いですが、
全般に書かれている内容も編集も、系統性のようなものがなく、バラバラと恣意的かなという感じがしました。




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会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方(3)

2018-07-22 18:55:58 | 株式投資・資産運用
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方(3)

さて、本文の方ですが。

四季報を読む時の気づきのポイントは3つだそうです。
・世の中や会社が大きく転換するようなコメント
・突然伸びだす売上高などの業績
・チャートの転換

 いずれも、そりゃそうかなと思いますが、コメントについては、後講釈的にはあれこれ
言えますが、実際の投資に活かすには、やはりそれに気がつくだけの眼力というか判断力
が必要です。

 売上が急伸しているのは、よく見ればそれはわかるでしょう。で、それがどうしてそう
なっているかを理解しないと、ただ数字だけ気がついても意味がないです。
 M&Aで売上高は急伸しているけれど、利益率は低下というようなケースもあるでしょう。

 チャートの転換は、形としてはそれは見ればわかるかもしれませんが、では、なんでそう
なったかをこれも判断しないといけません。チャートの転換は個人的には「結果論」であり、
そのこと自体を投資に活かすのはセンスというか好き、嫌いということがあると思います。

 銘柄選びについては、例えば五輪関係だと、建設株が本命だという単純な図式だけでは
ダメだと。
 ダメかどうかはわかりませんが、確かに、ハワードマークスが最初に指摘している「二次的思考」
にはなっていません。連想ゲーム的にあれこれ考えてみるのは有益な場合はありそうです。

  株主優待については「「よく使っている」「身近な」製品やサービスを手がけていて、なおかつ、
「自分が好き」と思う企業がベスト」であり、「株主優待を使わなければ意味がない」と書いています。

 ここはコメントが甘いですね。優待は全く使ったことがなくても、また身近でなくても、それが資金
の活用方法として有利であれば、利用するだけのことです。別に自分で使わなくても換金率の高い優待
というのはあります。オークションで売るとかいうことも「使う」ことに入るということなら、まあ、
間違いではないですが、そういう発想はここの記述には多分ないでしょう。

つづく。






 

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会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方(2)

2018-07-22 12:25:56 | 株式投資・資産運用
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
クリエーター情報なし
東洋経済新報社


会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方(2)

 この本、最初のプロローグのところで衝撃がっ!。

 何かというと、「テンバガー」は「テンバガー」で「テンバーガー」ではなかったということです。
 本書は時々ピーター・リンチの著作にふれられますが、いわゆる10倍株のことをさす「テンバガー」は
野球のベース10個 (「バガー」はbaggerでベースをあらわすbagの複数形)という意味で、間違っても10
個のハンバーガーではないと解説されています。

 「ハンバーガー10個」だと思っていたよー!^^;。って、あなたも思ってませんでした?。まあ、10倍株
という意味は間違ってなかったけど・・・。

 ピーター・リンチの著作は株式投資をはじめた比較的初期に読んで、とても励まされた記憶があります。
身近なことに投資のヒントがあり、それを活用することで個人であってもプロに十分勝てるということで、
いろんな例も示されていました。

 今でもこれと同様の可能性というのは十分にあるとは思います。というのは、リアルタイムで進行している
眼の前の状況、例えば店鋪での商品の販売状況とか、は、まだ決算とかの数字には反映されていないことが多く、
それらを実際に感じる生活感覚から的確にとらえられれば、市場に先行できることがあると思われるから。

 しか、まあ、いつもそんなにうまくいくということはなくて、個人の場合、その判断の視点というのが甘かったり
ずれていたりして、的確な判断にはつながらないことも多い。別に業績にはほとんど関係ないことだったり、
その目の前だけの特殊事情でで他ではないことだったりとか。

 だから、ピーター・リンチの著作の主張というのは、ある意味「危険」だとも思います。

 戻って、四季報を通読、読破すると「最初のうちは、街のいたろところで、知っている会社が光って見えるように
なる」と書いています。
 「ほかの人にとってはどうでもいいような、自分だけが知っている小ネタにちょっとした満足感を覚える。」とも。

 うーん、このあたりに感覚というのはわりとよくわかります。

 私も、銘柄のところだけですが四季報通読はしたことがあります。毎号しているわけではないですが。
 風呂で四季報を読んでいて水没させて、大変な状態になったことも・・・^^;。

 で、例えば、自宅から枚方市のくずはモールの東宝シネマへ映画を見に行く場合ね。
 途中、久御山町を通ります。ここのインターは「踊る大捜査線」のレインボーブリッジ閉鎖できませんっ!のロケで
使われたところですが、大和ハウスの物流施設があったり、大日本スクリーンのビルとか、王将フードのセントラルキッチン
とか上場企業のいろんな建物が多くあります。
 また、一号線には美容室向けのシャンプーのCOTA(コタ)の本社があったりします。
 で、あれこれプチうんちくを披露すると「一々そういうことを言わなくていいっ!」と同乗者に怒られます^^;。

 プロローグの最後のところにはこう書いています。
「私の夢は、四季報を一人一冊、必ず手にしているのが常識、というような未来だ。」
 うーん、四季報好きなのはわかりまずか、それが夢?^^;。

つづく。

 


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きたー! 日本水産優待

2018-07-22 11:57:11 | 株式投資・資産運用
昨日、届きました。これは二人分です。

 写真にうつってないですが、これ以外に飲料やお菓子もちょっと入っていました。

 多分初取得かな。クロスで取っています。サバ缶などが多く、まあ、実用的でいいですね。

 これ以外にも、すでに紹介して注文したカタログギフト関係の品物があれこれ到着しています。
 カタログギフトもネットで注文できるものが多くなり、その分、到着が早くなっているように思います。
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会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方(1)

2018-07-22 11:41:56 | 株式投資・資産運用
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
クリエーター情報なし
東洋経済新報社


図書館本。

 これはリクエストしておいたら図書館が買ってくれたものです。わりと最近に出た本ですね。

 というように、ほぼ新刊に近い本でも、図書館はわりと早く買ってくれることがあります。
 無論、リクエストしたらなんでも買ってくれるということはないですが、そんなに特殊ではない、一般的な書籍であれば
それなりの確率で購入してくれるように思います。
 図書館の本で購入図書選定会議のようなものがあり、それなりにバランスをとって、予算の範囲で、どれを購入するか決定
するということのようです。

 まあ、すぐに購入というほどでもないけれど、ちょっと読んでみたいなという本はリクエストするようにしています。

 日経に投資関連の書籍の広告が載ることがあるので、それを見て面白そうかなと思ったらリクエストするようにしています。

 で、予約している本、リクエストしている本が入ったらメールで連絡がきます。
 ただ、これ、図書館の人が手作業でメール送信をしてくれているので、実際にはすでに本は図書館まで届いているのに、メールの
連絡はまだという場合が結構あり、図書館の窓口に行くと「これはまだ連絡できていない分ですが」と言って、予約で頼んでいた本
を渡してくれることがあります。

 図書館は、市の図書館の本館ではなくて分館ですが、自宅から徒歩10分もかからないところにありますので、これは私にとっては
巨大な書庫が近くにあるような感覚で、とてもありがたいです。

 ということで本の方ですが・・・。

 著者は野村證券に長くおられて、数年前に独立され、今は複眼経済塾という会社を運営しています。
 こちらです。四季報を毎号、すべて通読されているということです。
https://www.millioneyes.jp/

で、四季報オンラインで連載を書いたりもされています。
四季報読破邁進中
https://shikiho.jp/tk/news/list/skhreadthrough

私よりも少し年齢が下になりますが、書籍の内容は基本的にはファンダメンタルズに視点をあてたもので、読みやすいし、「そりゃそうね」
と思うところが多いです。

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