「地方で3代続く会社は信頼できる」外山滋比古さん 株投資歴65年、知の巨人が明かす実践術(下)
このインタビュー記事のシリーズはなかなかよかったです。
私自身の感覚、スタンスに合致する感じがします。
「一番いいのは、特別に話題にもなっていないが、将来性のあるものを見つけることです。」
→そうですね。あちこちで取り上げられるようになった
のには、あまり関心が向かないです。
それなりに自分で調べて丁寧に投資していくスタイルがいいと思っていますし、好きです。
「株式投資は、偶然というものの存在を知る上でもいい。実際の経験で偶然の存在を知るには、
一生かかることもある。偶然というのは非常に面白いものです。株式投資なら2~3年やってい
れば、偶然というものがあることが誰にでも分かる。思うようには行かず、理屈通りにも行か
ないから。そして偶然に素直についていけば、偶然の良い面が出てくる。
うまくいけば60%、悪くても30%くらいの勝率があるという形になってくる」
→確かに。ここで「偶然」という言葉を使っていて「運」という言葉を使っていないのがなんか好きです。
「運」とかいうものは存在を実証できません。「偶然」あるいは「たまたま」「まぐれ」という方が
私自身の感覚には合います。
大事なことは、「偶然」あるいは「たまたま」「まぐれ」は、それがありえるような条件を整えている
場合のみありえるということです。確率、可能性が高い方法で、「偶然」がありえるような条件を
整えておくことは極めて重要かと思います。
「──株式投資をされてきた65年の間には、バブル崩壊やリーマン・ショックなど暴落が何度かありました。どう対応されましたか。
「いずれもじっとしていました。そこで慌てて売れば損をする。売らなければ、7割は直に価格
が戻ります。後の3割は諦めるか、さらに上がるのを待つかです。とにかく下がったら売るのは駄目。
そのために売らなくて済むようにしておく。有り金の3分の1以内にとどめることはやはり大事です」
そんな感じでポジジョンをとっています。
総金融資産1.2億程度で日本株は3,000万強です。外国株もありますので、比率は1/3よりはちょっと高めにはなっているかなと思いますが。
基本、暴落は買いです。