佐伯泰英「密命」祥伝社文庫 全22巻(まだまだ続く)
居眠り磐音シリーズをほぼ読み終えたのを、しおに、知人が今度はこれはどうですか、と貸してくれたシリーズ。帯には「密命」を読まずして佐伯泰英は語れない。とある。
このシリーズは、「テロの季節」、「ユダの季節」などスペインを舞台とした現代作家が、時代物を書き始めた、最初の作品らしい。肩のこらないエンターテイメントとして、旅の伴にはもってこいである。
同じ、時代小説を手がける、藤沢周平や池波正太郎に比べ、登場人物の生き方が明快である分、含蓄には欠けるが、一方、剣を交わす場面の描写は仔細で臨場感にあふれる。
しばらく旅にでるので、2,3冊カバンに入れてゆこう。
十日ほどブログはお休み致します。帰ったら又書きますのでよろしく。