すぐ近くのゴルフ場でプレーをしていた。
昼休み、阿弥陀岳付近に黒雲がまとわりついて不気味であった。14番をプレー中ゴロゴロと音がして、パラパラと雨が落ちてきた。場内放送は「雷が近づいていますので注意をしてください」と言うもの。どう注意をするのかと思うまもなく、雨が激しくなり、雷も勢いを増してきた。
幸い、自動販売機の売店があったのでそこで雨宿り。前の組も後の組もカートの中で待機をしている。暫く待っても雨脚は弾かず、いっそう激しくなってくる。すぐ後ろの組はとうとう我々の建物まで雨宿りに来る事になった。15分ほどしてようやく空が半分ほど明るくなり、雨も上がった。
早速、プレー再開。15番ティーショット。セカンドを少しミスして左側に外す。カートからそこへ向かう際に、何やらパラパラと落ちてきた。足元の草からピョンピョン飛び上がる白いもの。直径1cmほどの氷粒だ。雹である。稲光がして激しい雷鳴。次の避難所まで一直線に逃げ込んだ。
「カネを払っているのに、生命まで掛ける必要はない」と他のパーティの人が言っていたがまさにその通り。ほんの50mくらいのところへ雷が落ちた。暫くその小屋で退避。30分近く板がようやく空が明るくなり、雷鳴もやんだのでプレーを再開した。
そこからのプレーはなんとなくクラブが手につかない感じで少々乱れ気味であった。腹が座ってないなー。