


石垣もいよいよ終盤戦に入ってきた。昨夜も請福(泡盛)をボトルで頼んだが、不思議に2日酔にはならない。
離島ターミナルでいよいよ波照間行きが就航したと聞き、波照間、西表、油布の3島巡りに出かけることにした。


まずは波照間へ、日本最南端の有人島だ。人口520人、周囲14.8kmの小さな島だ。石垣から約60分、港に入ると「ようこそ波照間へ」という看板が目に入る。バスの運転手さんに聞くと、5日ぶりの船だそうで、船が入らねば、観光業は全くお手上げで、「今月は給料は半分くらいだろうな」とぼやくことしきり。まずは学童慰霊の碑へお参り。戦争中に学童を西表に疎開させたが、西表ではマラリアに罹った自動が多く50数名が亡くなったという。



狼煙台を通り過ぎ、波照間空港をみながら、地震跡がのこる高那崎へ出る。断崖絶壁だ。断層がかなり大きく残る。阪神・淡路大地震よりも大きいのでこの揺れは凄かったのだろう。空はあくまでも澄み、星空観測タワーが聳える。天気の良い時この島で一泊し、南十字星や天の川を見たら最高だろうな。




いよいよ日本最南端の標識だ。その手前に青年会議所が47都道府県のJCに呼びかけ、全国の石を埋めた龍が横たわるモニュメントが手前にある。最南端は北海道の最北端の碑に比べると随分小ぶりだ。


そこから岬に出る。水が透き通り岩に穴を開けている。虎の口というそうだが、ハワイ島の南端にそっくりだ。上から覗くと魚が蒸れており、大きな魚が追っかけている。水は青くあくまで透明である。言葉を失うほどに美しい。波照間ブルーと言って多くの人が訪れるのも無理からぬことだ。西浜に立ち寄り、海の色を満喫し昼飯へ。村の民宿食堂で昼食。出汁のよく効いた八重山そば、イカの刺身、麸チャンプルと質素だが美味しい。




近くの郵便局から、姪,姉、孫などにハガキを出す。日本最南端のスタンプにどう反応するかなあ。
昼食後再び波止場から西表へと向かった。


