


バルセロナと言えば何と言ってもサグラダファミリア。彫刻が散りばめられた外観の特徴ある姿とは対象的に、一歩中に入ると神秘的と言うか清々しい森のなかに足を踏み入れたような感じがする。この対比の素晴らしさはまさにガウディが天才であることを実感させてくれる。彼のライフワークであり、彼の棺もこの地下礼拝所に安置されている。






内部は前回の訪問時よりさらに完成度が高くなっており、見学者も2割ほど増えていたように思う。今年から見学は全面予約制になったとガイドは言う。公的な助成金が出るようになり、入場者も増えたことから建設費が潤沢になり、新鋭の建設機材を使用できるようになって、建設期間がぐっと短縮され、あと100年近くかかると言われていたのが、2026年ごろ完成できるというめどが立ったという。
今やアルハンブラ宮殿、プラド美術館を抜いてスペインでもっとも観光客が訪れる場所となったこの教会はたしかに魅力ある建築物である。私は特に内部が好きだ。

