がんぼのぶらり紀行

北海道オホーツク遠軽で、昭和時代のお茶の間みたいな食堂 やってる おばちゃんです。

息子の未来

2009年05月29日 13時13分41秒 | 娘と息子
親知らずの抜歯手術から1週間、
無事に仕事に行きだした息子。

3日目、昼の3時頃帰ってきた息子に、
「あれ、何故こんなに早い?? まさかクビになった?? 」
と臆面もなくいう母。(笑)

「まさか (笑)」

開店前の下準備で忙しい反面、ある程度を仕込むと調理場の人間の仕事もあとはない。 他のパートさん同様「今日はいいよ」と帰されたという。


すぐ自室へ行くのかと思ったら、
習慣になった歯磨きをしながら、ポソポソと話をしだした。

「契約が2年ごと。 継続契約期間中に調理師免許を取って
それから、自分で今後どうするかを改めて考えてみたい。

 俺、中学の時に お父いなくなって、(訳あって一人親です・・^^; )
 お母頑張って俺たち育ててくれたじゃん。

 お母にお返しがしたいんだ・・・」



あぁ、何という殊勝なことを。
ホロリときました母・・・ (/_;)

離婚して早丸5年過ぎ、
お姉も息子も、母が何をしなくても育ってきたじゃない。(育ちすぎくらい)

離婚騒ぎで、親も子供も仕事仲間さえも巻き込んで、
涙も見せたし鬱にもなったし大騒ぎもしたのに

曲がることなくまっすぐ育ってくれたじゃない。

母はそれだけで十分よ。








そう? 

じゃぁ、三食なんて贅沢言わないから、二食昼寝付き仕事なしで、
お姉と息子からの家に入れる毎月の光熱費と食費はお一人様5万円と、
少なくとも母の月のお小遣いは10万ほどね。 (ウソウソ(笑))


新型インフルエンザとマスク

2009年05月29日 12時56分11秒 | 徒然
先日、娘から頼まれていたことがあって、北見へ行った折に回ってみた。

「行った先でマスクがあったら買っておいて。 大阪の友達に頼まれた。」

日本上陸し、(情報サイドで)猛威を振るっている(?)新型インフルエンザだが、予防にマスク と各地で売り切れ続出。

本州ではどこも見つからず、北海道でなら売っているのでは、とmixi仲間内で頼まれたというのだ。

ドラッグストアへ数件立ち寄ってみたが、当然どこも売り切れ。
終いには棚を見に行くのも「どうせないのでは」と思い、店へ入るなり目に付いた店員さんをつかまえて「マスクは・・」と聞く。
当たり前のように「申し訳ございません、売り切れです。」の繰り返し。



娘にメールでその旨連絡。「ないよ、諦めてちょうだいな」



正直なところ、思うに
今回の騒ぎ、少し異常過ぎないか?

インフルエンザはいつでも「罹れば大変」なのは承知だが、
それにしてもあまりに騒ぎすぎるような気がして仕方がない。

それに、予防措置にしても、うがい・手洗い程度はわかるが、
健康な人が、何で予防にマスク?

マスクというのは普通、「かかった人が他人にうつさないための予防」措置ではないのか?

マスクが売り切れ、新型インフル日本上陸、日本人感染か・・・
あまりにもマスコミが大騒ぎするために、それに左右される人々がさらに恐怖感に煽られ・ の繰り返しのような気がしてならない。


それとも、私も本州に居れば、同様に「マスクがない!」と騒いでいるだろうか。

智歯(親知らず) で大騒ぎ(補足2)

2009年05月28日 19時05分05秒 | 娘と息子
リスク。


やはりそれなりに「リスク」はありますと、術前に説明を受けた。

1.麻酔による全身疲労

2.麻酔が効かなかったときの痛みへの拒否対応

3.上顎洞の感染

  上の親知らずを抜いた後で、鼻とつながりのある上顎洞と呼ばれる空間が歯の抜けた後を通じて口の中とも繋がり、感染を起こすことがある。
 炎症・膿が口へ流れ出すなどの他、長期間慢性炎症(蓄膿症など)を起こすことがある。



4.術後の腫れ

5.下顎にある神経接触の為、周辺の麻痺が残る。



術後、約1週間を経過するが、術後の健康状態は極めて良!

先生、ありがとう!!

智歯(親知らず) で大騒ぎ(補足)

2009年05月28日 16時51分43秒 | 娘と息子
先の記事で、行われた術式から



○ 切るのも。

 下顎に埋もれてしまっている歯の処置をするために歯茎にメスを入れる。

 下顎左右 1本ずつ。



○ たたくのも。

 露出した歯は横向きですぐ隣の臼歯に隣接・接触して生えているため、
 そのままでは引き抜くことが不可能。
 
 該当臼歯を2片または3片に分断破砕し、取り出す。

 ノミ様のものを目的の臼歯に当て、ハンマーでゴン! ガン!!

 下顎左右 1本ずつ。




○ 縫うのも。

 破砕した臼歯を取り出したのち、切開した歯茎を縫合する。

 下顎左右 1本ずつ。




○ 抜くのも。 (先の記事には記載がなかったが)

 先の2本の臼歯と違い、斜めにはなっているが、
 隣の臼歯には邪魔されず下に向かって生えているため、下向きに抜くことができる。
 
 臼歯に一部アナをあけ、取っ掛かりを作ったあと、
 ペンチ様のものではさみ(あるいは引っ掛け)、臼歯を下へ向かって引き抜く。

 上顎左 1本。


 顔を固定する必要があるため、医師は左手で患者の顔を押さえ、右手にもった道具で抜歯する。






こうして堅っ苦しく専門用語並みの文字だけの羅列だと、そんなに大層には思わないもんだ。

でも、実際には・・・   大変だったねぇ 息子よ。(^_^;)

智歯(親知らず) で大騒ぎ(10) 完

2009年05月28日 15時24分35秒 | 娘と息子
当初、午前中息子を病院へ届けたらすぐに遠軽へ戻るつもりだった。

だが、

「手術が終わるまでいる」

「(麻酔から醒めて)トイレへ行けるのを確認するまでいる」

「夕食が出るまでいる」

と、自分の中でどんどん滞在時間が伸びてしまった。^^;

甘い親なのは百も承知だ。
だがしかし、これまで親らしいこともしてやれなかった思いが交錯し、
「こんな時くらい」と自分勝手に決め付けた。



5時過ぎからようやく言葉が出るようになり、わずかずつ会話を始めた。

6時半過ぎ、夕食が届けられた。

手術のため今日一日食事抜きだった息子は、やっとありつけた食事に感激だったが、
空腹感はあっても、五分がゆの頼りなさと、まだまだ続いている痛みと疲れに
なかなか食が進まず、食べ終わるまでには結構な時間を費やした。

食べ終わり、歯磨きとうがいをするため点滴棒を転がしながら洗面所へ向かう息子と

食器を持って出、運搬台へ載せ、そこで別れた。


あとは一人で大丈夫。  寂しくて泣かなきゃいいが。(笑)



遠軽に着いたのは午後9時半を過ぎていた。
さて、これから仕事だ。 自分がしないからといって、誰かがやってくれるものではない。 頑張らねば。 (日記は5月24日のものです)

智歯(親知らず) で大騒ぎ(9)

2009年05月28日 15時05分11秒 | 娘と息子
術後、病室に戻ってきた息子。
しばらくは眠らせてやらないと、と そっとしておいた。

ところが、入院生活というものはそうそう静かなものではない。

だいたい一時間に1回くらい、誰かがやってくる。


少しでも眠らせてやりたいと思う者にとっては、次から次へと来る『訪問者』には閉口するが、断れるものではない。
何故かというと・・・ 一般の面会とは違い、必要なものばかりだからだ。


1)看護士さん 術後の様子を見に。 

   顔色を見、術後の傷口の確認のため「口開けて~」、
   そして、点滴液の残を確認し、「後でまた来るね」

2)看護士さん 薬を届けに。 

   男性看護士さん。うがい薬と疼痛止め・炎症止め。
   うがい薬の説明と薬の飲み方の説明。

3)介護士さん 掃除。 ミニモップ片手にゴミ箱処理。

   女性看護士さん。見た目、経験が少ないように見えた。
   ベッドそばのロッカーをモップでサササと拭き、
   ベッドの足元のゴミ箱をきれいにしていくのが仕事らしい。

   が、術後、運ばれてきたベッドがゴミ箱に乗り上げた格好になってしまっていて、ゴミ箱を取るのに無理矢理取ろうと「ガン! バキッ! ガタン!」と、ゴミ箱を壊しそうな勢い。^^;

   直接響くベッドに寝ている息子には相当ストレスのかかった音だっただろう。(笑)

4) 介護士さん お茶配り。

   女性介護士さん。 こちらもまだ『この仕事に携わったばかりですぅ♪』を前面に振りまいて歩いているような若い女の子。
   大きなヤカンを両手でヨッコラショと持ち上げながら、

   「水にしますか?お茶がいいですか?」

   「水を持ってきたので今はよろしいです」

5) 看護士さん。血圧測りに。

   女性看護士さん。血圧と、再び口の中の傷の確認と点滴液確認。

以上、2時間の間に病室の訪問を受けた。


私も入院の経験があるが、何が辛いって
「眠りを邪魔されるほど辛いものはない」のだ。

でもまぁ、息子や。 今日は仕方がないわ、我慢なさい。

智歯(親知らず) で大騒ぎ(8)

2009年05月28日 14時43分53秒 | 娘と息子
T村先生から手渡されたふた付シャーレの中に入っていた、
息子のDNA 「歯」

1本は形を保っているが、残りは破片だ。
先の説明でもあったように、2つ或いは3つに分断したからだろう。

T村先生談 --

「ちょっと大変だったね、麻酔も量が追いつかなったようで」

先生の説明を聞きながら、シャーレの中の歯をよく見ると・・・?



形を保って残っている1本の足の部分。



鉤になっている。 
これでは 「一本は何とか切開せずに抜けると思います」の言葉はあったが

・・抜くのも大変だったろう。 (-_-;)


そしてもちろん


・・抜かれるのも大変だったろう。   。・゜・(ノД`)・゜・。痛イョォ~~!!




後に麻酔による痺れが取れた息子の談。

「顔に手を掛けて押さえつけられ、すごい力で引き抜かれた」そうだ。(^_^;)


そして何より『辛かった 泣きたかった』のは、
麻酔が思ったように効いてくれず、追って麻酔剤を追加投与をしたものの、効果が現れるまでは待てず、ほとんど麻酔なしの状況で手術がされたらしい。

息子は人より体が大きいため、病院が先に決定した所定の麻酔剤の量では間に合わなかったようだ。






切るのも。(後述)



たたくのも。(後述)



縫うのも。(後述)



書いているだけで、あぁ、痛い。




しかし、最後に先生が口にした言葉が妙に残った。

「私も・・・人の体を切るのは 痛いです・・・」


そうね、 そうだよね。

先生、ありがとう。m(_ _)m

智歯(親知らず) で大騒ぎ(7)

2009年05月26日 13時29分25秒 | 娘と息子
病室へ戻ると、まだ部屋はガランとしていた。

まだ終わっていないようだ、間に合ってよかった。


窓際にある椅子に座り、午前中ディールームから持ってきたコミック本をパラリと広げた途端、廊下でカラカラという音がし始め、それが次第に大きくなった。

術服に身を包んだ看護士さん二人にベッドを押されながら息子が戻ってきた。



パッと見は、出かけていった時とほとんど変わらず、
だが表情は放心状態だ。
まだ口の周りの麻酔剤が効いているようで、ものも喋ることができず
話したくてもそれは不可能。

急ぐことはない、待ってあげるから。


10分ほどして、担当のT村先生が やはり術服のまま部屋を訪ねてきた。

そして渡されたものは


実物写真はちょっと刺激的♪なので割愛。

ふた付シャーレ。
つい今しがたまで、息子の体の一部として生きていた『歯』

息子に何かあったら、
この歯からDNAを取り出してクローンを作ってもらおう。(^m^)ウヒャ

智歯(親知らず) で大騒ぎ(6)

2009年05月26日 12時15分30秒 | 娘と息子
時計を見ると予定通り午後1時。

さて、術後終了までの1時間半、私はここに居ても仕方がない。
母から頼まれたものと同僚から頼まれたものを買いに出る。

いつの間にか走りなれてしまった北見の街。
病院から夕陽丘通りへ出て中古センターへ行き、母から頼まれた冷風機を購入。
ついで
夕陽丘通りをひたすら端野方面へ走り続け、北見工大通りへ出て国道へ向かい、
また裏通りを走って同僚に頼まれた食材を購入。




ありゃ、もう2時過ぎだ。

普段のんきに買い物している時には、3~4ヶ所回っても時間など気にしたことはなかった。

それぞれ離れている店といっても、2ヶ所で一時間経過してしまうとは計算外。
急いで戻らないと息子のほうが先に帰ってきてしまう。



今度はひたすら国道を留辺蘂方面へ向かって走る。

病院へ到着したのは午後2時20分を過ぎていた。
急げ急げ、廊下は走りましょう・・ あれ、違う?

内容掲示

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