F1 2006年第5戦ヨーロッパGP予選結果

 撮影のためにちょいとばかり離れている間に、横浜はなんだかすっかり夏の風情。北にほんの200km程の所なのに桜もこれからという湖南地方から戻ると。季節が一気に3週間ばかり早送りされたかのようである。

 さてさて3日振りにいつもの生活の戻ってみると、なんと昨日からヨーロッパGPが始まっているではないか。SAF1では井出がはずされ、金曜日に走るはずだったモンタニーがこの週末をずっと走ることになったようである。

 案の定、モンタニーは速い。実質的には初めてと言っても良いはずのマシンでフリー走行3では琢磨を上回るタイムを叩きだしている。どうやら2種類のタイヤの特性が著しく違っていることが要因ではあるようだけれど。

<ヨーロッパGP予選結果>
 1位:フェルナンド・アロンソ / ルノー / 1'29"819 MI
 2位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ / 1'30"028 BS
 3位:フェリペ・マッサ フェラーリ フェラーリ / 1'30"407 BS
 4位:ルーベンス・バリチェロ / ホンダ / 1'30"754 MI
 5位:キミ・ライッコネン / マクラーレン / 1'30"933 MI
 6位:ジェンソン・バトン / ホンダ / 1'30"940 M
 7位:ヤルノ・トゥルーリ / トヨタ / 1'31"419 BS
 8位:ジャック・ビルヌーヴ / BMW / 1'31"542 24 MI

 予選の結果を見る限りではフェラーリの復活は本物らしい。予選でコンマ2の差であればミヒャエルにとってはさほど問題にはならないだろう。ポイントは308kmのレースを走り切る戦略だ。ホンダのバリチェロが今シーズン初めてバトンの前のグリッドを獲得したのは特筆に価する。ただし、トップのアロンソから1秒遅れ。60周60秒の差を果たして詰めることができるのか。

 トヨタは地元レースとなるラルフがセッション2でノックアウト。フィジコも2戦続けて最終セッションに残ることのできない悔しい結果となった。ウイリアムズのニコは12番手。ワークスチームの戦力が安定してきた今となっては、ウイリアムズ・コスワースはこの当たりが指定席ということか。

 さて、SAF1。予選ではトラブルがあったようだが初めてのレースとなるモンタニーの走りっぷりに注目である。一方、フリー走行ではモンテイロにコンマ353まで詰め寄った琢磨であったが予選では1.897の差。決勝レースでの健闘を期待したい。
 
今日の一枚は、横浜の八重桜。
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