パソコン雑誌が売れていないらしい

 最盛期の2000年には上位9誌合計で150万部を売り上げていたPC雑誌が2005年にはほぼ半分の80万部にまで落ち込んでいるらしい。郷秋<Gauche>はクルマの雑誌は買ってもPC雑誌はほとんど買ったことがないが、出張の機中・車内で読むために2、3度購入したことのある『ASAHIパソコン』も今年2月末発売の号を最後に廃刊になっていたらしい。

 今時ネット上を検索すればまずほとんどの情報を見つけることができる。特にPC関連の情報は山ほどあるから雑誌を買うまでのこともない。PCやInternetを使うこと自体が難しかった前世紀(1995年頃って事だけれど)には人に聞こうにもそうそう詳しい人もいないので、買ってきた雑誌の情報でプロバイダーを選び、PCの設定をしたものだ。

 それからわずか10年でInternetは電気や水道と同様あって当たり前、InternetにつながっていないPCなんて「ただの箱」状態である。だから必要な情報は何でもネット経由で手に入れるのが常識だ。PCだけではなく携帯電話からでも同じことが、歩きながらできる。これじゃPC情報誌が売れなくなるのは当たり前だな。

 『ASAHIパソコン』の勝又ひろし編集長が最終号にこう書いたらしい。「皮肉だが、パソコンの普及でパソコン雑誌が不要になった」と。でもそんなことは最初からわかっていたことだと思うけどな。

今日の一枚は、恩田の森のニャンコ。
コメント ( 6 ) | Trackback (  )