唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
第3のビールが売れているらしい
マスメディアが作った言葉、「第3のビール」に違和感を持っていた郷秋<Gauche>であるが(注1)、世の中ではすっかり定着していると見えニュースのタイトルも「ビール出荷、初の50%割れ 第3のビール、発泡酒抜く」である。
注1:第3のビールがあるなら第2のビールがなければならないが、何故かこれは「発泡酒」と呼ばれる。
ご存じの通り「ビール」「発泡酒」「第3のビール(税法上は「その他の雑種」など)」は、税法上の区分であり、税率が一番高いのがビールで安いのが「第3のビール」である。税率が低いと言うことは同時に販売価格そのものも安いということになっており、税法上のビールにかけられる高い税率を避けるために原料に締める麦芽以外の割合(注2)を高めて低い税率の適用されるようにしたのが発泡酒であり、更に他の原料を用い「その他の雑種」に分類されることにより低税率・低価格をしたのが「第3のビール」である。
注2:えんどう、大豆、とうもろこし等が利用されている。
その「第3のビール」のビール類(「ビール」「発泡酒」「第3のビール」)におけるシェアが発泡酒の23.1%を抜き28.7%となり「本家」ビールのシェアが48.2%をついに半分を割り込んだということであるが(注3)、飲食店で提供されるものはほとんどが「本家」ビールであることを考えると、家庭で消費されるものに限ればビールのシェアが更に低いものであることは容易に想像することができる。
注3:数字はビール酒造組合などが発表した大手5社の4月の総出荷量ベース。
消費者はより低価格の「第3のビール」を求め、それにより税収が減少する政府は「第3のビール」の税率を上げる。メーカーは更に低い税率が適用される「第4のビール」を果たして開発するのか。「その他の雑酒」よりも低い税率が適用されるカテゴリーがあるのかどうか知らないけれど、もしあったとするならば、技術者はきっとチャレンジするんだろうな。
今日の一枚は、箱根空木(はこねうつぎ)。咲き始めは白、時間と共にピンクから紅色へと花色が変化します。
[ 撮影 : すみよしの森 ]
注1:第3のビールがあるなら第2のビールがなければならないが、何故かこれは「発泡酒」と呼ばれる。
ご存じの通り「ビール」「発泡酒」「第3のビール(税法上は「その他の雑種」など)」は、税法上の区分であり、税率が一番高いのがビールで安いのが「第3のビール」である。税率が低いと言うことは同時に販売価格そのものも安いということになっており、税法上のビールにかけられる高い税率を避けるために原料に締める麦芽以外の割合(注2)を高めて低い税率の適用されるようにしたのが発泡酒であり、更に他の原料を用い「その他の雑種」に分類されることにより低税率・低価格をしたのが「第3のビール」である。
注2:えんどう、大豆、とうもろこし等が利用されている。
その「第3のビール」のビール類(「ビール」「発泡酒」「第3のビール」)におけるシェアが発泡酒の23.1%を抜き28.7%となり「本家」ビールのシェアが48.2%をついに半分を割り込んだということであるが(注3)、飲食店で提供されるものはほとんどが「本家」ビールであることを考えると、家庭で消費されるものに限ればビールのシェアが更に低いものであることは容易に想像することができる。
注3:数字はビール酒造組合などが発表した大手5社の4月の総出荷量ベース。
消費者はより低価格の「第3のビール」を求め、それにより税収が減少する政府は「第3のビール」の税率を上げる。メーカーは更に低い税率が適用される「第4のビール」を果たして開発するのか。「その他の雑酒」よりも低い税率が適用されるカテゴリーがあるのかどうか知らないけれど、もしあったとするならば、技術者はきっとチャレンジするんだろうな。
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今日の一枚は、箱根空木(はこねうつぎ)。咲き始めは白、時間と共にピンクから紅色へと花色が変化します。
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