インサイトが・・・

 ホンダインサイトが4月で製造中止になっていたことに昨日気がつきました。残念です。

 インサイトは995ccの水冷直列3気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドカー。トヨタのプリウスから遅れること2年、1999年に登場したインサイトはなんと2ドア2人乗りのスポーツカーだったのです。

 リアフェンダーにスパッツをつけたその姿はまるで宇宙から飛んできたクルマのようでした。途中でわずかな改良が加えられましたが丸7年間、ほとんど同じ姿で販売されましたが、路上でその姿を見かけることはフェラーリよりも少なく、目の前をインサイトが走っている間に願い事をすれば必ず叶えられると言われたほどでした(すんません。たった今、郷秋<Gauche>が思いついた「嘘」です)。

 月に30台売れたとしても年間360台、7年で2,520台、おそらくは2,000~3,000台の間という当たりでしょうが、いずれにしても超希少車です。プリウスのようにモーターだけで走ることはありませんが、5速手動変速機仕様は1Lのガソリンで36Kmも走ると言う超低燃費車でした。

 トヨタが世界初のバイブリッド車を4ドアセダンの形にまとめて登場させたのに対してホンダは車重わずかに820Kg(5速手動変速機仕様)のツーシーターのクーペですからね。40年前にわずか500ccのDOHCエンジンを搭載したツーシーターのオープンスポーツで4輪に進出したホンダの面目躍如といったところでしょう。

 バイブリッドのツーシーター・クーペなんて、ホンダ以外には絶対に考え付かないでしょうね。そんなユニークで夢のあるクルマが新車じゃもう買えないなんてさびしいですね。待てよ、今度はオープンのツーシーターで再登場!だったりして!! ミドシップ・オープン・ツーシーターを作っちゃうような会社だから、可能性ゼロではないかも。


 今日の1枚は、ゼフィランサス。これまで恩田の森では玉簾と紹介していましたが、美しい花姿にしては余りにも気の毒な名前ですのでここではゼフィランサスと紹介しておきますね。「玉簾」の名前は、葉の様子を南京玉簾に見立ててのことでしょう。
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