稲田と彼岸花

 田んぼの畦に彼岸花が咲いているのを良く見かけます。美しい花を愛でるために植えられたわけではなく、根に毒素を持つ彼岸花を植えることで野鼠が土手に穴を開けて田の水が漏れることを防ぐための先人の知恵なのです。

 夏の終わり頃になると、稲刈りの作業をし易くするために畦の草を刈ります。そして彼岸が近づくと、草を刈り奇麗になった畦に彼岸花がするすると茎を伸ばしで花を咲かせます。こして金色に輝く稲田をバックにした真っ赤な彼岸花の絵が出来上がるという寸法です。
 

 今日の1枚は、そういう意味ではちょっと手入れの届いていない田んぼの畦に咲く彼岸花。
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