ローソンの空揚げに羽根

 今日の神奈川新聞22面の「にゅうすファイル」と云うコーナーに「ローソンの空揚げに羽根」と云う小さな記事が掲載されていた。この記事、どうなんだろうかと、郷秋<Gauche>は思う。

 空揚げと云えばやっぱり「鶏肉の空揚げ」なんだろうか。ジャガイモの空揚げ(フライドポテトあるいはポテトチップスのことだ!)だってあるしタコやマグロ、イカの空揚げだってあるのに、空揚げと云えばやはり「鶏肉」(とりにく)の空揚げを指すのか。だいたいがだ、郷秋<Gauche>は「からあげ」は「唐揚げ」と書くのだとずっと思っていたぞ。

 唐揚げの定義はさて置くとしても、鶏肉の料理ならば時にむしり損ねた羽根が入っている事だってあるだろう。確かに無い方がよいに決まっているが、鳥には羽根が生えているんだから、その肉に羽根が交じっていても不思議ではない。鶏肉に羽根が交じっていたと大騒ぎし新聞ダネにまでなると云うことは、そのうち「□○スーパーで販売された鶏肉に皮がついていた」とか「○△居酒屋でだされた秋刀魚の塩焼きに骨が混入していた」なんて事が新聞に載りかねないな。

 さすがに郷秋<Gauche>が生きているうちに「秋刀魚の塩焼きに骨が混入していた」と云う記事は新聞に載らないかも知れない。でも、暫く前の事だが「生協が販売した冷凍アジフライに骨が混入」「学校給食で出された米飯の中に小さな石が混じっていた」と云う記事を読んだ事はあるぞ。工場で作っているわけじゃないんだから、魚に骨があるのも米に小石が交じっているのも当たりまえ。

 「学校給食で出された米飯の中に小さな石が混じっていた」と云う新聞記事を読んだと気に郷秋<Gauche>は「馬鹿じゃないか」とこのblogに書いた。その内に梅干にも「種抜き梅干」が登場し、「このアジフライは骨混入X線検査をパスしています」みたいなことになるんだろうか。人を小馬鹿にするのはいい加減にしてもらいたいものである。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、紫陽花にやや遅れて咲く始める西洋風蝶草(せいようふうちょうそう。別名クレオメ、花魁花(おいらんばな))。花魁花はツンと伸びた蘂を花魁が挿すかんざしに見立てての命名だろう。
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