山本左近は速いのか上手いのか?

 シルバーストンだけかと思ったらホッケンハイムも走り、何故か今日もハンガロリンクを走っている山本左近っていったい・・・。

 まぁ、スーパーライセンスを発給してもらえる程度の経験がある事は確かだけれど、今までのレース結果からはとても速いドライバーとは思えない。もっとも彼がこれまで乗ってきたマシンの程度を考えれば常にテールエンダーであったことに同情の余地はあるけれど、例えば同じマシンにアロンソが乗ったとすれば、今年のポイント圏内のすぐ後ろ程度でのフィニッシュは可能だろうと思う。アロンソと山本を比べるのもなんだけど。

 そんな山本が3戦連続ヒスパニアレーシングのマシンをドライブできる理由は何だ?これはもう資金の持ち込み以外には考えられない。下位のチームはどこだっていつだって資金不足でヒーヒー云っている。そこに多少なりとも資金を持ち込めば、持込ゼロのレギュラードライバーに代って走る事が出来ると云うことだ。一部には山本は数億円の資金を持ち込んだと囁かれている。数億円と云うとおおよそ2~6億円を差すことになるだろうか。

 山本の参戦がハンガロリンクでお終いだとすると1戦当たり1~2億円、もしスパ・フランコルシャンも走るのだとすると1戦当たり1~1.5億円ということになる。つまり2億円程の資金を持ち込む事が出来れば、下位のチームからで良ければF1に出場できるということになる。ただし、スーパーライセンスが発給される程度の経験があることが最低条件ではあるが。

 まっ、山本はルノーチームのテストドライバーになったりもしていたから、何か良いものを持っているのかも知れないけれど・・・、あぁ、フリー2回目もやっぱり最下位。しかもセナから1秒も遅れている。速いのでも上手いのでもなく、チームにとって「美味い」と云うことなんだろう。結局は「カネの切れ目が縁の切れ目」ということになるのだろうな。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、生きるための戦いを繰り広げる昆虫たち。美味い樹液が出ているのだろ。それを巡り4匹の甲虫が競っているが、その後ろからは蝶が虎視眈々と「漁夫の利」のタイミングを窺がっているように見える。
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