唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ニコンの良心
Nikon(ニコン)が、F3、F5、New FM2、FM3AおよびS3復刻版、SP復刻版さらにニコノスVの修理対応期間を5年間延長することを発表した。
少なくなったであろうとは云え、フィルム写真の愛好家には朗報である。対応機種の中には郷秋<Gauche>も所有するF3、FM3Aも含まれており、郷秋<Gauche>としても安心してこれらのカメラを使う事が出来ると云うものであるが、F3はホントにF3だけなのか、つまりF3HPやF3T、F3Pが含まれるのかどうか書かれていない。この点がちょっと不安だ。
不安と云えば「補修用性能部品の在庫が払底した場合は、5年未満でも修理をお断りする場合があります」と云う文言も不安な要素ではある。例えばFM3Aの露出計などは、設計時点で既に製造技術が失われつつあったと聞いている。こういった精密なアナログ部品はもはやニーズがないと云うことなのだろうが、これか壊れたときにはもうFM3Aを使う事ができなくなることを意味している。
新しい技術が次々に登場するのはよいとしても、それと引き換えにかつての技術が失われていくのは本当によいことなのかどうか、郷秋<Gauche>は大いに疑問に思うぞ。
ニコンはこの発表の最後に「ニコンでは、販売を終了した製品も永くご愛用いただきたいと考え、フィルムカメラに関連するサービス内容の見直しを行いました。今後もお客様の声に真摯に耳を傾け、お客様のニーズや期待にお応えできる製品の提供、サービスの向上に努めて参ります。」と書いている。5年後にも再び同じ考え方による何某かの発表があることを、「ニコンの良心」に期待したい。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、白山谷戸の青田の向こうの薮萓草(やぶかんぞう)と百日紅(さるすべり)を望む図。
少なくなったであろうとは云え、フィルム写真の愛好家には朗報である。対応機種の中には郷秋<Gauche>も所有するF3、FM3Aも含まれており、郷秋<Gauche>としても安心してこれらのカメラを使う事が出来ると云うものであるが、F3はホントにF3だけなのか、つまりF3HPやF3T、F3Pが含まれるのかどうか書かれていない。この点がちょっと不安だ。
不安と云えば「補修用性能部品の在庫が払底した場合は、5年未満でも修理をお断りする場合があります」と云う文言も不安な要素ではある。例えばFM3Aの露出計などは、設計時点で既に製造技術が失われつつあったと聞いている。こういった精密なアナログ部品はもはやニーズがないと云うことなのだろうが、これか壊れたときにはもうFM3Aを使う事ができなくなることを意味している。
新しい技術が次々に登場するのはよいとしても、それと引き換えにかつての技術が失われていくのは本当によいことなのかどうか、郷秋<Gauche>は大いに疑問に思うぞ。
ニコンはこの発表の最後に「ニコンでは、販売を終了した製品も永くご愛用いただきたいと考え、フィルムカメラに関連するサービス内容の見直しを行いました。今後もお客様の声に真摯に耳を傾け、お客様のニーズや期待にお応えできる製品の提供、サービスの向上に努めて参ります。」と書いている。5年後にも再び同じ考え方による何某かの発表があることを、「ニコンの良心」に期待したい。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、白山谷戸の青田の向こうの薮萓草(やぶかんぞう)と百日紅(さるすべり)を望む図。
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