早食い競争なんて止めなさい

 ニューヨークで行われたホットドッグの早食い大会の会場で過去に連覇した事のある日本人、小林某氏が公務執行妨害容疑で逮捕されたとの報道があった。今年の優勝者は10分間に54個のホットドッグを食べて優勝した。この大会は1916年に始まった独立記念日の「風物詩」なのだとか。豊かな国の象徴のような催し物だが、普通の食事ならまぁ3つも食べれば十分以上のはずのホットドッグを、何の必要があって54個も食べなければならないのだろうか。

 栄養失調により毎年500万人もの子ども(5歳未満)が死んでいるというのに、一方では遊びの為に54個のホットドッグを食べる(いや、胃の中に捨てる)国がある。その主催者との契約トラブルで逮捕される日本人がいる。何と云う馬鹿げた話だろうか。

 100年前には豊かな国を象徴する催しと持てはやされたのかもしれないが、こんな事を文字通り百年一日のように繰り返している国もどうかと思うが、その片棒を日本人が担いでいる(担ぎたかったのに担げなかったから暴れて逮捕された?)のかと思うと情けない。

 郷秋<Gauche>は以前に「わんこそば大会」についてもこんな馬鹿な事は止めるべきだ、それでもやりたいのならば、参加者全員が、せめて自分が食べた分の代金を食糧支援の為に寄付をしてはどうだと書いたが、その気持ちは今も変わらないぞ。大食い・早食い大会の主催者やその参加者は、生きる為に食べる必要があるのに食べるものがない人々、美味しく楽しく糧としてもらうために丹精した農家の皆さんに対して失礼だとは思わないのだろうか。


 今年も鬱陶しい梅雨から逃れ、昨日、富良野にやって来ました。と云うのはで、例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、ご近所の玄関先のラベンダー。
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