海と亀

飼ってるリクガメ(マルギナータ、ヒガシヘルマン)のこと、たまに趣味のダイビング、ちょい釣のこと

ヘルマン♂はび、冬眠断念・・・・

2019年11月15日 23時34分45秒 | 冬眠
まずは、前回の報告で、11/10(日)に冬眠床入りしてもらった2♀のその後。

ヘルマン♀くうは、翌11/11の朝にはそのままじっとしていましたが、
その日の日中に潜っていっておりました。。。

一方のマルギ13♀ふれあは、なかなか潜ってはいかないものの、
冬眠床の一角から動いた形跡がなく、そのまま冬眠床に居てもらいましたが、
昨日11/14(木)の晩には姿が見えず、掘り返した跡もはっきりしないので、
手で探ってみると、意外なほど深いところまで潜っていましたね・・・



そして、問題のヘルマン♂はび・・・

11/4(月)に一度冬眠床入りしてもらったものの、一向に潜ろうとせず、
再び外に出てもらい、先週末11/10(日)にかめ庭に出すと、歩き回って、
結構な量を食べていたのですが、翌日には飼育スペースの寝床で潜り、、、

その後出てきた形跡がない状況が続き、今日11/15(金)朝は結構な冷え込み、
思い付きで、冬眠床に移ってもらおうと状態の確認を。。。






921g


前回よりは減ってはいますが、これまでの体重推移から順当な範囲の減少、
問題なのは・・・







腹甲の擦れて磨り減ったところに、幾つかの潰瘍が、、、







反対側も同じように・・・


屋外で放ったらかしにしていたもので、気付いていませんでしたが、
私自身これまで経験のない事態、深刻な状況に陥りかねない甲羅の潰瘍、、、



今年は例年以上に遅れた冬眠明け、冬眠明けからなかなか戻らない体重、
気になりながら、元気な見た目の様子に、冬眠に踏み切るつもりでしたが、
気温がなかなか下がらないとはいえ、冬眠を拒むかのように食べ続けて、
いつもの年とは違うように感じていました。


というわけで、今シーズンのはびの冬眠を見送ることにしました。。。



そして実は、今日はたまたま有給消化のため、仕事が休みとなっていた日、
予定を入れているわけではなく、昨日まですっかり忘れていたのですが、、、


せっかくですので、急遽、はびを病院に連れて行くことにしました。


事情があって色々と考えた末、ここ何年かの間で通っているところではなく、
橋を渡った隣県のとある動物病院に、約10年ぶりに向かいました。

某大型水棲カメの保護活動団体とも関わっている、名の知られた先生です。



診察の結果・・・

潰瘍の程度は深いものではなく、特に処置の必要はないとのことでした。

一応は、消毒くらいはしたほうが良いのでは??と聞いてみましたが、
今のところは必要ないでしょうと。。。


問題なしとはいえ、半日の移動と診察、しかも今日の日差しの中での車内、
すっかり覚醒してしまっており、そもそも冬眠断念を決めての今日の受診、
帰宅して、他の屋内ケージの清掃を兼ねて、はびのケージの準備を。







その間、かめ庭に出てもらっていましたが、先週末同様歩き回って、
やはり野草を啄んでおりました。。。




それから・・・




19ちゃご24号(画像中央)



せっかくの病院受診、強制給餌にまで至っている19ちゃご24号を
連れて行って診てもらわないという選択はありえません。


上の画像は1週間ほど前のものですが、2週間程で6-7回の強制給餌と、
腸内細菌移植を目論んだ処置を行って、動きが良くなり、食欲も戻ったように見え、
ここ2週間ほどは強制給餌を見送っていますが・・・・

見た目の動きと食欲とは裏腹に、甲良は徐々に柔らかく痩せてきており、
顔も窶れてきています、、、、


食欲が戻ってきているとはいえ、想像するに食事量は通常の数分の1程度??

それ以上に思い当たるのはカルシウムを吸収できていない???

日光浴が難しくなってきたこれからの時期、屋内組には通常でも週に1回程度、
総合ビタミン剤(D入り)を混ぜた桑葉パウダーを、振りかけで与えていますが、
19ちゃご24号には、別メニューでビタミン剤添加を始めています。







状況を伝えて、19ちゃご24号を診てもらったところ、“これはかなり厳しい。
強制給餌とCa摂取を続けて立ち上がってくれることを期待するしかない”と、、、

加えて、ビタミンD添加の継続、UV環境の向上についてもアドバイス頂きました。

折角ですので、昨年の孵化仔たちの体調急変を経験して気に掛かっていたこと、
“先天的にCaを効果的に利用できないことがあるのでは??”と聞いてみましたが、
どちらかというと否定的というか、それ以上に脱水に起因する腎障害のリスクを
教えて頂きました。。。


更に強制給餌の手技等のアドバイスを頂き、今日は特に処置して頂くこともなく、
このような器具を頂いて参りました。






動物用経口カニューレ


画像下は、これまで使用している経口給餌用チューブですが、
繰り返し使用で傷んでくる上に、先端の球がなく食道を傷つけそうで・・・

そろそろ何とか手に入れたいと思っていたアイテムだったのですが、
先端球部分でさえ、これまでのチューブと比べて太くはないくらいで、
これまでより効率良い給餌が可能になりそうです。。。



ついでに、ブリーダーというこちらの立場を明かしていましたので、
最新のマイクロチップを見せて頂きました。

数値として聞いていた以上に、これまでのものとは格段に小さいですね。

とはいえ、我が家の飼育種にマイクロチップが義務づけられないことを、
改めてありがたく感じたことは確かです・・・




コメント
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