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東京で世界を感じる(衣・食・住?)BLOG

ユナイテッド93@試写会

2006-08-04 13:13:10 | FILM/TV



ユナイテッド93の試写会を見に行きました。

2001年9月11日。ハイジャックされた4機の旅客機のうち、唯一目的地に到達しなかった『ユナイテッド93便』の機内で起きた物語を再現した衝撃的な作品。リアリティを出すために、本物の管制官や軍関係者、当日本当に勤務していた方が出演していて"正確さ"追求したそうです。

ユナイテッド93の乗客、犯人たち、地上の管制センター、軍司令部などの動きが同じ時間、同じ目線で描かれドキュメンタリーを見ているような淡々とそこがまたリアルで緊張感があります(24みたい?特に映画館の密閉された暗く、狭い席での鑑賞が機内のようです)。

実際に『ユナイテッド93』と聞いても観る前はピンと来なかったのですが、ユナイテッド93便は目的地へ到達せずに墜落した唯一ハイジャックされた飛行機だった重大さなども改めて考えさせられました。この出来事が映画ではないと改めて実感するのはみんなよく行くアメリカ、ユナイテッドの機体も機内の雰囲気もワールドトレードセンターも自分の目で見たことがあるから。同じような方がたくさんいると思います。私はN.Y.が大好きで毎年行っていた時期もあったので9.11のあのニュースを見た時、本当に信じられませんでした。(N.Y.行く度必ず行く大好きなCentury21がWTCの向かいだったし?!)今までの海外のニュースの"なんとなく遠い国の出来事"から、"自分もそこにいたかもしれない"と思った衝撃的な事件だったのです。

この映画では、テロリストもアメリカもどちらが善でどちらが悪かは語ってはいません。そしてこの飛行機に乗っていた方は誰も生存していないので、起きたであろうと推測されることを描いています。結果を知っていてもテロリストに立ち向かう乗客の勇気に『助かって欲しい!』と願ってしまいます。印象的なのは、乗客たちも、テロリストたちも、神に祈りをささげるシーン。それぞれの神に祈りをささげ、最後を迎える。同じ祈りであるはずなのに、なぜこのような歴史を歩んでしまうのか・・・5年経ってみても色々なことを考えさせられる映画でした


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