管理人のお隣さんに、Fさんという80歳近い女性の方が住んでいます。高齢でありますが、朝早くから家の周りの掃除をしたりと、よく働いています。Fさんの子供時代の暮らしぶりも、折に触れ聞いたことがあります。戦後の食糧難や、進駐軍による統治からくる苦労話等。その中で、「スゴイなぁ~」と思ったことがいくつかあります。
1つは、当時のお風呂焚きです。薪で焚くのは当たり前ですが、学校から帰るとまずは家の手伝いとして裏山に薪を拾いにいかなければならなかったそうです。今は、ボタン一つで、お風呂が沸く設備も普及してきている中で、想像しづらいことです(管理人宅も小学校時代は、買ってきた薪をナタで細かく切り、オガライトとともに風呂焚きをしていました。沸くのに1時間強かかってた気がします。親の帰りが遅かったので、兄とともに行うお手伝いでした)。
2つ目は、お風呂の水も川に汲みに行かなければならなかったそうです。これが、一番つらかったそうです。小学校時分は、体も小さいく重たいものを持つのも重労働ですが、金バケツに何度も川の水を入れ、運んだそうです。(これは、辛そう)。しかし、それらをしなければ、家庭内での自己存在が肯定されなかったんでしょうね~。本当に今は便利な時代になったもんです。
今の時代、「子供は塾や習い事で忙しいから」、「子供にまかせてやらすと余計に時間がかかってしまうから」と、家庭内で保護者側から子供にお手伝いをさせない風潮が強くなってきてます。我が家もまさに、この状態・・・ いかん。
お手伝いの効用としては、「家庭内で役割分担を担うことで責任感を育ませることができる」や「お手伝いの辛さを知ることで、感謝の気持ちが芽生える」、「辛くやりたくないお手伝いを日課として続けていくことで、忍耐力が身につく」。そして、「お手伝いを如何に効率よく、段取りよくこなせば良いかと考えることから、諸事に対する対応力や調整力が身につく」等、お手伝いを積極的にすること(させること)が子供にとっては大変大事です。
親心から「子供にはできるだけ苦労をさせたくないという思いから」、お手伝いさせないことが実は、子供の大切な能力を育ませることを阻害しているのかもしれません。いやきっとそうでしょう。
お手伝いをさせねば・・・
ところで、五台山カヌークラブ監督のお手伝いをしていただける保護者の方、急募です
一無尽。
たっすいがは、いかん。