宇都宮市にある公共施設など二百五十五カ所を対象に、高齢者や障害者向けの設備の有無をまとめた「おでかけガイド 宇都宮・2016」が完成した。市は今後、市のホームページ(HP)と連動させ、施設をより利用しやすくする。
市が二〇一〇年から、二年に一回程度発行する「おでかけマップ」を改訂。地図上に施設の位置を示していた形式から各施設の一覧表に切り替え、車いす用スロープ、車いす用トイレ、誘導用点字ブロックなどがある場合は「○」を付けて分かりやすく示した。
市内各地の地区市民センター、病院、保健センターをはじめ、大型商業施設や金融機関なども掲載。市障がい福祉課は「バリアフリーへの意識が高まればいい。掲載したのは一部だが、小さな施設にも広がれば」と期待する。
ガイドはA4判、三十三ページ。一千部を発行し、地区市民センターなどで配布している。希望者にも提供する。
五月中に完成予定のHPでは、施設の位置が分かるよう地図も載せるという。「宇都宮市 まちかど情報マップ」で検索。問い合わせは、市障がい福祉課=電028(632)2229=へ。
障害者や高齢者向けに発行された「おでかけガイド」
2016年4月19日 東京新聞