ゴエモンのつぶやき

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成人式手話で祝う 聴覚障害者ら 「たくましく」決意新た

2019年03月04日 13時22分14秒 | 障害者の自立

 聴覚障害者を対象とした成人式「手話で祝うはたちの集い」が2日、松本市の社会教育複合施設「なんなんひろば」で行われた。県内各地から振り袖やスーツなどに身を包んだ若者10人が参加し、家族や恩師らとともに新たな門出を祝った。

 式は、一般的な成人式が地域ごとに行われ、広域から集まる特別支援学校の卒業生にとっては知り合いが少ないなど、参加しにくい状況もあるために企画されたもの。同市聴覚障害者協会の主催で2015年から隔年実施され、今回が3回目。3月3日の「耳の日」にちなみ、毎回3月上旬に開催されている。

 今年は、県出身か在住の1997年4月~99年3月生まれが対象。各地から集まった「新成人」は、手話を用いて誓いの言葉を述べたり、クイズを行ったりして、親交を深めた。あいさつに立った県聴覚障害者協会の井出万成理事長(72)は「音声の情報があふれる社会で必要な情報を選びとり、自分らしく生きてほしい。声をあげなければ社会は変わらない。ろう者として頑張ってください」と激励した。

 実行委員兼司会を務めた諏訪市の青木良仁さん(20)は「今まで温かく見守ってくれた家族や友人、先生に感謝している。これからも障害に負けずたくましく生きていくので、見ていてほしい」と、決意を新たにしていた。

手話で誓いのことばを述べた「新成人」(2日、松本市で)

手話で誓いのことばを述べた「新成人」
 
2019/03/03   読売新聞
 
 

障害ある人も、ない人も暮らしやすく...「差別解消」施策強化へ

2019年03月04日 13時16分38秒 | 障害者の自立

 県は新年度、障害者の差別解消や社会参加の促進に向けた取り組みを強化する。差別解消では、障害者の差別行為について相談を受ける専門職員を県障がい福祉課内に配置するほか、相談で解決が図れない場合に備え、助言やあっせんを行う外部機関「障がい者差別解消調整委員会」を設置し、県民生活への知識や意識の普及を図る。

 障害者の差別解消を目的とした「障がいのある人もない人も共に暮らしやすい県づくり条例」が4月に施行されることを踏まえ、県は差別に関する相談体制を充実させる。県障がい福祉課に配置する専門職員は社会福祉士ら専門資格を有する人材を採用する方針。有識者らで組織する同調整委員会では、例えば、盲導犬を同伴した障害者の利用拒否などを続ける事業者に対し、助言やあっせん申し立てを行う。あっせんに応じない場合は勧告や事業者名を公表する。

 また、障害者の社会参加の促進では、新年度、新たに脳梗塞などで言語障害が生じた失語症の人の意思疎通を助ける支援者の養成に乗り出す。具体的には、県言語聴覚士会の専門家が講師を務め、支援者に知識や技術を伝える。2020年度以降は、県が養成した支援者を各地で派遣し、意思疎通を手助けする。

 県条例の制定や障害者差別解消の取り組みを強化する背景には、障害者への偏見に伴う差別事例が全国的に存在する現実がある。県によると、県内では盲導犬同伴でのタクシー乗車を拒まれたり、障害者への対応の不安からスイミングスクールのバス利用を拒否されたりするケースがある。このため県は、障害の有無にかかわらず共生できる社会の実現を目指し、市町村と連携して総合的な施策を推進する。

 県は「意識せずに差別してしまっている場合もある。(健常者と障害者が)互いに理解し合える社会づくりに取り組む」(障がい福祉課)としている。

 また、手話の普及に向けた県手話言語条例も4月に施行され、県が手話通訳士の養成などを進める。

2019年03月03日      福島民友


農福連携シンポジウム 農業分野での障害者の就労 国内外の事例を紹介

2019年03月04日 13時09分40秒 | 障害者の自立

 障害者らが農業分野で就労できるよう支援する「農福連携」が広がっている。農林水産政策研究所は1月、東京都内で農福連携シンポジウムを開いた。国内外の先行事例などが紹介され、収益を生み出す工夫などに関心が集まった。

 農業分野では担い手が減り、かつ高齢化する課題がある。一方で、福祉関係者は、障害者や高齢者が活躍できる働く場を求めており、連携が注目されている。さらに、障害者雇用を促進するための「特例子会社」が農業分野に参入するケースも増えている。

 この日は、同研究所の調査結果なども報告された。

2019年3月3日        毎日新聞


手話で新成人が誓い 県出身の聴覚障害者

2019年03月04日 12時06分48秒 | 障害者の自立

 聴覚障害のある新成人を祝う「手話で祝う はたちの集い」が二日、松本市芳野のなんなんひろばであり、県内出身の十人が出席した。

 市聴覚障害者協会などでつくる実行委員会が開き、三回目。

 同協会によると、一般の成人式は地元ごとに開かれるため、地元以外のろう学校に通った新成人にとっては、出席しにくいと感じることもある。この現状を何とかしたいと三年前、聴覚障害のある当事者たちが企画して始まった。

 式典では、市ノ瀬昌志さん(21)=長野市出身、相沢真衣さん(20)=安曇野市出身=が「聞こえないことに誇りを持ち、仲間や先輩とともによりよい社会をつくることを誓います」と、手話を交えて誓いの言葉を述べた。松本ろう学校の桑島亜紀教諭ら恩師二人も駆けつけ、お祝いの言葉を贈った。

 市ノ瀬さんは、筑波技術大(茨城県つくば市)に在学中で、地元の成人式には都合がつかず、出席できなかった。「久しぶりに友人や先生に会えてうれしかった」と話し、恩師や友人との再会を喜んだ。

手話を交えて誓いの言葉を述べる新成人

2019年3月3日      中日新聞


障害者競泳、木村敬一が100バタで日本新

2019年03月04日 11時59分02秒 | 障害者の自立

 障害者競泳の世界選手権代表選考会を兼ねた春季記録会は最終日の3日、静岡県富士市で行われ、リオデジャネイロ・パラリンピックでメダル4個の木村敬一(東京ガス)が男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)で1分1秒17の日本新を出した。北京パラ金メダルの鈴木孝幸(ゴールドウイン)は同50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)で50秒09をマークし、派遣標準記録を突破した。木村は「世界選手権では世界新で金メダルをとりたい」と話し、鈴木も「派遣標準は自分にとって厳しいタイムではない。世界選手権に向け、(拠点の)英国でトレーニングを積みたい」と抱負を語った。

2019年03月03日        読売新聞