早大野球部も斎藤クン待ってます
夏の甲子園で全国優勝を果たし、今後の進路が注目される早実のエース斎藤に対して、早大・野球部の応武篤良監督(48)は25日、「来るものと、信じています」と入部に期待を込めた。
早大進学が有力とみられていた斎藤だが、21日の決勝戦後に「まだ分からない。ゆっくり考えたい」と発言。進学以外の選択にも「あります」と言ったことで、プロ球界も獲得を検討し始めるなど、決断が注目されている。それでも応武監督は「来てくれ、という説得はしません。信じています」と静観の構えだ。
現在、早実の内部進学率はほぼ100%。02年に共学化した当時の早大総長が「早実を強くすれば早大スポーツは強くなる」と推薦制度拡大など早実野球部強化を図り大学との連携を強化した背景もあり、進学の選択をするものと受け止めているようだ。
主将の宮本投手(4年)も、斎藤が後輩となることを熱望した。早実OBの澤本投手(4年)を交え、斎藤、捕手の白川と食事をするなど、交流もある。「ワセダに来てほしい。グラウンド、寮など環境面もNo.1」とラブコールを送る。
斎藤は米国から帰国後に関係者らと本格的な進路の話し合いを持つ見込み。“待ち”の早大に、弟分が朗報を届けるか-。
(デイリースポーツ) - 8月26日11時6分更新
佑ちゃん父「進学すると思います」
2006年8月28日(月) 11時25分 デイリースポーツ
今夏の甲子園で全国制覇を果たした早実のエース・斎藤佑樹投手(18)の父・寿孝さん(57)が27日、注目の進路について「進学することになると思います」と話した。この日、東京ドームで行われた都市対抗野球大会で、勤務する企業の試合を応援した寿孝さんは、父親として、既定路線の“展望”を口にした。
過熱する一方の“斎藤狂騒曲”の中、父・寿孝さんが本紙の取材に応えた。
「おそらく進学することになると思います」
全国制覇を果たした21日、早大進学と見られていた斎藤が、自らの進路について「まだ分かりません。ゆっくり考えたい」と発言。22日には「最終的な目標は、メジャー」とも語り、進学から一転、プロ入りを視野に入れたと思われる発言に、フロントトップが「獲得」宣言までする球団も現れた。斎藤の周辺は過熱する一方。この事態に父親が“斎藤家の考え”を口にした。
もともと、斎藤が実家のある群馬を離れてまで早実に入学したのは「文武両道」の実現。そして、早大入学のため。親として、初志貫徹を最善の選択と改めて位置付けた。
日米親善野球から帰国後にも“家族会議”が行われる見込みで、本人の意向が尊重されるとはいえ、寿孝さんの言葉で、斎藤の進路も既定路線どおり「進学」に落着する可能性が強くなった。
この日、斎藤さん一家は東京ドームのスタンドにいた。寿孝さんが勤務する企業が都市対抗大会に出場。母・しづ子さん(46)、兄・聡仁さん(20)と応援に駆けつけた。
しかし、とどまるところを知らない“佑ちゃんフィーバー”には当惑している。普通の18歳だった息子が、夏の甲子園で全国区のアイドルとなった。祝福され、愛されることはうれしい。しかし、群馬・太田市の実家にはファンが押し掛け、自由な外出もままならない状態だ。
寿孝さんは「早実は『去華就実』ですから…」と、「華やかなものを去り、実に就く」という早実の校訓になぞらえ、過熱する“騒動”の沈静を切実に望んでいた。
[ 8月28日 11時25分 更新 ]
夏の甲子園で全国優勝を果たし、今後の進路が注目される早実のエース斎藤に対して、早大・野球部の応武篤良監督(48)は25日、「来るものと、信じています」と入部に期待を込めた。
早大進学が有力とみられていた斎藤だが、21日の決勝戦後に「まだ分からない。ゆっくり考えたい」と発言。進学以外の選択にも「あります」と言ったことで、プロ球界も獲得を検討し始めるなど、決断が注目されている。それでも応武監督は「来てくれ、という説得はしません。信じています」と静観の構えだ。
現在、早実の内部進学率はほぼ100%。02年に共学化した当時の早大総長が「早実を強くすれば早大スポーツは強くなる」と推薦制度拡大など早実野球部強化を図り大学との連携を強化した背景もあり、進学の選択をするものと受け止めているようだ。
主将の宮本投手(4年)も、斎藤が後輩となることを熱望した。早実OBの澤本投手(4年)を交え、斎藤、捕手の白川と食事をするなど、交流もある。「ワセダに来てほしい。グラウンド、寮など環境面もNo.1」とラブコールを送る。
斎藤は米国から帰国後に関係者らと本格的な進路の話し合いを持つ見込み。“待ち”の早大に、弟分が朗報を届けるか-。
(デイリースポーツ) - 8月26日11時6分更新
佑ちゃん父「進学すると思います」
2006年8月28日(月) 11時25分 デイリースポーツ
今夏の甲子園で全国制覇を果たした早実のエース・斎藤佑樹投手(18)の父・寿孝さん(57)が27日、注目の進路について「進学することになると思います」と話した。この日、東京ドームで行われた都市対抗野球大会で、勤務する企業の試合を応援した寿孝さんは、父親として、既定路線の“展望”を口にした。
過熱する一方の“斎藤狂騒曲”の中、父・寿孝さんが本紙の取材に応えた。
「おそらく進学することになると思います」
全国制覇を果たした21日、早大進学と見られていた斎藤が、自らの進路について「まだ分かりません。ゆっくり考えたい」と発言。22日には「最終的な目標は、メジャー」とも語り、進学から一転、プロ入りを視野に入れたと思われる発言に、フロントトップが「獲得」宣言までする球団も現れた。斎藤の周辺は過熱する一方。この事態に父親が“斎藤家の考え”を口にした。
もともと、斎藤が実家のある群馬を離れてまで早実に入学したのは「文武両道」の実現。そして、早大入学のため。親として、初志貫徹を最善の選択と改めて位置付けた。
日米親善野球から帰国後にも“家族会議”が行われる見込みで、本人の意向が尊重されるとはいえ、寿孝さんの言葉で、斎藤の進路も既定路線どおり「進学」に落着する可能性が強くなった。
この日、斎藤さん一家は東京ドームのスタンドにいた。寿孝さんが勤務する企業が都市対抗大会に出場。母・しづ子さん(46)、兄・聡仁さん(20)と応援に駆けつけた。
しかし、とどまるところを知らない“佑ちゃんフィーバー”には当惑している。普通の18歳だった息子が、夏の甲子園で全国区のアイドルとなった。祝福され、愛されることはうれしい。しかし、群馬・太田市の実家にはファンが押し掛け、自由な外出もままならない状態だ。
寿孝さんは「早実は『去華就実』ですから…」と、「華やかなものを去り、実に就く」という早実の校訓になぞらえ、過熱する“騒動”の沈静を切実に望んでいた。
[ 8月28日 11時25分 更新 ]